~渋谷side~
*事務所・若頭の部屋*
ノックをして入ってきたのは横山。
こいつが小難しい顔してるときは
なんかあった証拠やったりする。
渋「なんや。なんかあったんか?」
横「実は‥耳に入れとかな あかんことがありまして‥」
俺の目の前には数枚の写真。
二人の会話を耳にしてから
新たに下っ端に調べさせ確信を得たという。
渋「二人の会話 聞いたんは偶然か‥?」
横「いえ‥、最近あいつの様子が
おかしかったんで目ぇ付けてました。」
渋「そうか‥さすがやな。」
横「いや、それが‥張ってたんですけど
ちょっとした隙に行方がわからんようになりまして‥
ほんますいません!」
深々と頭を下げる横山。
渋「まぁ、ええがな。
どないしよるか 暫く泳がせとけ。
本気出したら すぐに見つかる。
姿消すのもそれ相応の覚悟があってのことやろ。」
横山は俺の言葉を受けとると
一礼して部屋を出た。
渋「そろそろ潮時やのぉ‥」
俺はソファーにもたれて目を瞑った。
するとまたドアをノックする音。
「若頭、ちょっとよろしいでっか?」
ノックの後、返事も聞かず
せっかちにドアを開けたのは 亮だった。