妖精のようにかろやかに〜画家・イラストレーター 原島琉理子〜  -17ページ目

妖精のようにかろやかに〜画家・イラストレーター 原島琉理子〜 

妖精や天使、龍やユニコーンたちの世界を描く画家・イラストレーターです。
この地球上で会う約束をしていた、かつて妖精だったあなたとつながりたい!

✨「ルナと光の天使」🌈✨明窓出版


これは2011年初頭に作画を担当させてもらい、

4月に発売となった絵本です。

作者はカナダ在住のヴァンミーター有貴さん。


ここ最近、この絵本が在庫裁断の危機にあると

(とりあえず今は回避されてます)作者のゆきさんがFacebookに投稿されていて、何度もコメントで「るり子先生が私の代わりに号泣しながら描いてくれた」って書いてくださってて…あの頃のことを思い出しました。


ゆきさんの最愛の息子さん、こうきくんは3歳でお空へ還ってしまいました。

みんながハッピーでいることを願っていたこうきくんをモデルに、ゆきさんはこのルナくんのお話を書かれたのです。


しあわせの虹色ハートのクッキーを持って、ルナくんはいろんなところへ飛んでいくの。

私は出版社を通じて作画を依頼されたので、その頃はまだゆきさんのことを知らなかったわけですが、描いた絵を送ると

「このママ、ゆきさんに似てる!」

「背景も実際に住んでるお部屋と似てる!」

と言われて、なんとも不思議な気持ちになりました。


作画は順調に進んでいたと思われましたが、

どういうわけだか途中で、

「どうしちゃったの⁉️」っていうくらい号泣の日々が始まってしまったんです。


もちろん、こんなに優しいこうきくんがわずか3歳でお空へ還ってしまったなんて悲しすぎるし、私も兄を30代で亡くしていて、その癒えてない悲しみも上がってきてたのかもしれません。
泣く理由はいっぱいあるけど、
でもでも、なんかもう、すべての死に対して「やだ!納得いかない!」と激しい感情が次から次へと溢れてきてしまって、どうしても止めることが出来ませんでした。
歩いてても運転してても、うわっと込み上げてくると、しばらく号泣。
クルマの中って、声出しても周りに聞こえないから駐車場ではよく声をあげて泣きました。

連日ちょっとおかしいんじゃないかと思うくらい泣きました。
もう、あんまり激しく泣いて、吐きそうになっちゃうの。
「う、うう、うぇぇっ」ってなるの。

主人も目が腫れてる私を見て変だとは思ってただろうけど「物語への感情移入が激しすぎて毎日泣いております」って言っといたので、放っておいてくれました。

いよいよ作画の後半、キラキラの光の天使さんとの出会いに向かって、もうどうしても描けなくなってしまいました。
「ごめんなさい、もう少し待ってください」と出版社さんとゆきさんにメールしました。

毎日泣いてて悲しくて先へ進めなくなっていることをお伝えすると、ゆきさんは
「私の代わりに泣いてくれたんですね」って。
「私はまだ本当には泣けてない」って。

ああ、ほんとに代わりに泣いてたんだろうか?
もしかしたらほんとにそんなこともあるのかもしれない。
とにかく好きなだけ泣かせてあげよう。

そんな日々を過ごしてたある日の夕方、コンビニへ行った帰りかなぁ、家の近くの細い道を歩いてたら、斜め上の後ろの方から、ふわ〜〜〜っとあったかいものに全身が包まれたんです。

咄嗟に振り返って

「ルナくん‼️」って声出してた。


寒い時期でした。夕方といっても真っ暗な空。

そんな中なんとも優しい、春のあたたかい空気に包まれたみたいになって、しばしぽわーんと立ち尽くして…今度は違う涙が止まりませんでした。


ああ、ルナくんだ。
ルナくん、ほんとに空を旅してる。
✨✨✨✨✨✨

その後、涙の日々が終わったのです。

そして無事に天使さんと会う絵を描くことができたのでした。





明日3月20日がこうきくんがお空へ還った日。

たくさんの優しい気持ちを受け取りました。

ありがとう✨✨✨