妖精たちのささやき〜原島琉理子(柴崎るり子)〜

妖精たちのささやき〜原島琉理子(柴崎るり子)〜

妖精や天使、ユニコーンたちの世界を描くイラストレーターです。この地球上で会う約束をしていた、かつて妖精だったあなたとつながりたい!

Amebaでブログを始めよう!
7月

「煌めく森へ」

森の奥で
虹色の湖を見つけた

この水を飲むと
魔法が使えるんだ

この絵は年に一度、
ワンセルフカードの中本雅子さんの
ご依頼で制作している
ポストカード用のユニコーンのシリーズです。

毎回、マサコさんが感じてらっしゃる
世の中の動きや
その中でどうありたいか、
ワンセルフカードにつながる皆さんへ
どんなメッセージをお伝えしたいか、
などなどお聞きして制作します。

そのイメージを育てて流れを観察し、
「今はこの感じ!」
というところを捉えて仕上げます。



↑ポストカード用の絵は
静かな森に迎えられて
水を飲んでいる場面。

カレンダー用は、それをちょっとだけ
時間を進めた場面にアレンジしました。

静けさの中、
水を飲んでいたユニコーン。
深呼吸するように森の水を
全身に行き渡らせて
ゆっくりと自分自身の中心に立つ。

とてもとても心静かで落ち着く場面。

そこから少しだけ時間を進めると、
緑の中に虹があらわれ、
虹は水面にも映り、
静かに波打ち、大きく広がり
魔法のような瞬間に出会います。

カレンダーには「その瞬間」を使いました。

私たちはこれから魔法を使うのです。

森の奥にやって来たユニコーンは
何か大きな存在が待っていてくれた、
と感じます。

しばらくすると、
そうか、森が待っていてくれたんだ、
とわかります。

たくさんの命が息づいている森。

緑に包まれた静けさの中、
水面に映る自分自身と向き合って、
その澄んだ命の水を飲み、深呼吸。

その時、虹があらわれた。
水面にも虹があらわれ、あちこちへ広がる。
まるで魔法のように。

私たちは祝福を受けて、
次の場所へ向かうのです。

魔法というのは何か特別なことが起こる、
というよりは、
ちょっとした自分の変化で現実が変わる、
そんなふうに捉えています。

例えば窓際に吊るしていたのに
ちっとも光が当たってなかった
サンキャッチャー。
高さを5cm変えただけで
パァーッと部屋中に虹を映してくれる。

「わぁぁ✨✨✨すごい✨🌈✨
ほんの少しのことなのに!」
そんな感じ。

自分の中心に静かに立つ時、
気にかかっていたことや
執着になってしまっていたことが
あっさりとどうでもいいことになる。

そしたらどんどん魔法が使えると思うのです。

そんなユニコーンの姿でした。