いつも閲覧くださりありがとうございます。
さて…
昨日の酷い試合のこととか、
ラウリーの手術後のこととか、
明日またウィザーズと戦うこととか、
メルセデスやマクラーレンのプレテストのこととか・・・
いろいろ書きたいことはあったけれど、今これを書かないでどうするのっていうことがあったので、すべてをそっちのけにして書くことにしました。
昨日(現地の3/1)、先日ラプターズからマジックへトレードされた、うちの可愛い三男、Terrnce Rossが、TORONTOの街とFanに対して、The Players' Tribuneを通じて手紙を送ったという記事が上がっていました。
このThe Players' Tribuneっていつも素敵な記事が上がりますよね。結構お世話になっています。
正直、今すぐ全部読めない(和訳できない)です。長い、長くて難しい。
それでもいつかは全部読みますけど、今すぐすべては難しいかな…口語が多いし。
本当はすべてを和訳してお届けしたいですが、それが叶いそうにないので、抜粋して書こうと思っています。
私は、とりあえず昨日の昼休みに翻訳機にかけてざっと読んだのですが・・・
私、やっぱり全然大丈夫じゃなかった。
トレードの直後、前向きなコメントの記事しか掲載されなかったから、本人は活躍の場が与えられたことを結構喜んでいるんだと思ったし、マジックで活躍して勝ったりしてるのを見て、私も切り替えて平気なつもりでいた。
でも…大丈夫じゃないや。
これを読んでいて、涙が溢れて止まらなくなって、職場で読むのをやめた。
もっと声を上げて思い切り泣ける環境で読むことに決めた。
それで、帰宅してから書きながら何度も泣いて、一晩そんなことを繰り返したから、もう目がパンパンですわ・・・
本当は英語が堪能な人にちゃんと和訳してもらったら、もっと素敵なのでしょうけど・・・
しかも、私が書くのは全文のうちの1/4程度。。。
もし、ちゃんと原文で読みたい方には最後にリンクを貼っておくので読んでくださいね。
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Thank you, Toronto.(抜粋)
(中略)
今月初め、オーランドにトレードされることがわかったとき、嘘はつかないよ:間違いなく精神的に傷ついた。トロントの一員としてのすべて、このチームと一緒に、ファンと一緒に、僕らが一緒に歩んだ長い道のり…それは僕にとってとても大きなものだった。そしてとても大きな意味があった。トロントでの旅は本当に私の大人としての生活の旅だった。
僕がトロントに来た時、僕は子供だった:21歳で、2年だけ大学で経験を積んだ(うん、認めるよ。僕はルーキーの時の映像を見たから)あまり洗練されていなかった。
でも今、26歳で別れを告げて、ラプターズでの時間を振り返ると・・・僕は成長したように感じる。プレイヤーとしては、僕は完全にはなりたい自分にまだなっていない―NBAチャンピオンの影響力の強い貢献者ではない―でも、僕はそこへたどり着くために一生懸命努力している。そして人として・・・まあ・・・僕はただ、みんなにとって誇りに思うことができる男に成長してたらいいなと思う。
この二週間はクレイジーだった。あれこれと思いが廻った。そして、トレードの日以来、僕が最初に感じた失望は徐々に受け入れられるようになり、理解と興奮に変わった。多様な方面で興奮をしている:僕はまだ、興奮していると感じる。トロントのみんながどこへ向かっているかについて。でも、僕もまた自分自身が真新しい道にいることに対してもワクワクしている。自分自身のオーランドでの旅がどこへ辿り着こうとしているのかについてね。
僕がその道のりではるか遠くに行ってしまう前に、いくつかの思いを書いておきたいと思った。これらの思いのほとんどは、短い言葉でまとめることができる:
Thank you, Toronto.
でも、その他にも書きたいこといくつかあるんだ。
(中略・チームメイトに対してのことをここから書いている)
僕はまた、チームメイトに愛をささげることなくチームを離れることはできない。-特にカイルとデマーに。二人とも素晴らしいプレイヤーで、素敵な男たちだ。彼らがフランチャイズを背負ってきたこと、ここ数年の間に指導者として一緒に成し遂げてきたことに対して、どれだけ敬意を払っているかを言い表すことはできない。
僕らは2013年の最初の試合以来、チームとして非常に多くの成功を収めた...時には、人々は時々、それがどのように始まったのか忘れる傾向があると思う。でも僕は決して忘れなかった。僕らはシーズンをディビジョンで34勝で終えて、たくさんのアナリストがチームの再建が必要だと言っていた。ドラフトのためにカイルをトレードしろ、ドラフトのためにデマーをトレードしろって。それが僕らに対してのアドバイスだった。彼らは僕らに再建させたかった。そしてタンク―うん、僕らは彼らの話を聞いた。僕らにタンクさせたかった。彼らはゼロから再び始まることを望んだ。そんなもんだった。
でも、トレードを呼びかけている人たちは、そしてタンクを呼びかけているひとたちは・・・彼らは何を僕らが知っているかを理解していなかった。そう、このリーグではしばしば、それを帳消しにする選手がいる。何度も何度でも―ただチャンスが必要だった。正しいシステム、ふさわしいコーチ、健全なシーズン、彼らの周りにいる良いプレイヤーたち・・・このリーグではよく、それがすべてだ。最後の状態と最初の状態の違いなんて、実際、正しい休憩を取るだけ、ってくらいの単純なものだ。
そして、専門家たちが知らなかったことがもう一つある。カイルとデマーはスーパースターだってこと。マジで。
13年に再契約した彼らもリーグの1位2位の間に定位置をおくための準備はできていた。
彼らが求めたものはチャンスだった。その代わりにみんなはトレードを呼び掛けた。誰にもわからなかったでも、僕らは知っていた。そして今、誰もが知っている。
僕は彼らのことをとても誇りに思っている。そして、オーランドでプレイするために去っても彼らを誇りに思い続ける。僕にとっては、僕らの人間関係は―今やバスケットボールよりも大きい。僕らは兄弟だ。
(中略・昨年のカンファレンスファイナルで2勝4敗でキャブスに敗れた日のことを書いている)
ゲーム終了後、僕はレブロンがコートサイドでインタビューを受けようとした時のことを覚えている。彼にとって素晴らしい夜だったし、キャブスにとって素晴らしい瞬間だった。彼らはイースタンカンファレンスで優勝し、決勝に戻ってきた。しかし彼が最初のインタビューの質問に答える前に...
“LET’S GO, RAPTORS. LET’S GO, RAPTORS. LET’S GO, RAPTORS.”
それは非現実的だった。試合終了後のインタビュー中でさえ、ファンはまだそこにいた。それがとても激しかったので、世界の最高のバスケットボール選手(レブロン)は、自ら途中で止めて、ただ彼らの存在を認めた。
“これが聞こえる?” 彼がドリスに尋ねたのを覚えている。“これが聞こえる?信じられない..
僕は自分の13年間のキャリアの間でこのようなことになったことはなかったよ。”
僕はその試合に負けたことがとても残念だった-何よりも。でも認めなければならない:レブロンとのその瞬間が僕を笑顔にさせた。ほんの少しだけど。ただ、彼らのようにどんな時でも偉大な選手がなんでも...すべてやり終えた... 6回のNBAファイナル、3回オリンピックでプレーしている人、数え切れないほど多くのカンファレンスファイナル...すべての場所に行って、すべてを見てきたような選手...でもその時はトロント - トロントで - 彼は突然のことに停止した。
僕はそれを誇りに思った。そして、僕たちのファンもそうであったと願っている。
(中略)
3月後半、月末になると、実際に Northのチーム相手に対してロードゲームをする予定だ。私たちはそれまでに勝利体質になっており、ポジティブな勢いがあることを願っている。僕らが波にのっていてくれることを願っている。多分、(プレーオフの)第8のシードの扉やそれに近い場所のドアをノックしているよ。僕らはきっとできると思う。
でも、僕らがその日どこにいようとも、自分がロッカールームの男たちに何を言おうとしているのか分かる。
“Hey,” 僕は彼らに言うだろう、 “僕らは集中する必要がある。今僕らの目標はEASTに勝つことだから”
“そしてEAST、” 僕は彼らに告げるだろう。―彼らに約束するだろう。
“It goes through this team. Through this city.”
“It goes through Toronto.”
TERRENCE ROSS / CONTRIBUTOR 2017.3.1
原文:Thank You, TORONTO(リンクから原文が見られます)
※画像もこのリンク先のサイトからお借りしています。
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シャイで口下手な彼が、素敵な手紙を書いてくれた。
きっとオールスター・ブレイク中に書いたんだろうな。
簡単にお礼を述べた後、たくさんの思い出を書いてくれました。
そう、Rossの入団当初ラプターズはまだ勝ち越せない弱小チームだった。
彼が入ったころくらいからチームが変わってきたんだよね。
ラプターズでも数少ないその時代を知っていたRoss。
このチームは、デローザン、JV、Rossが生え抜きのフランチャイズ選手でラウリーはRossが入団するのと同じ年にトレードでラプターズに来た。
今のような順位が定位置になるように頑張ってきたんだよね。
もちろん、ファン歴の浅い私はその頃のことを知らないけど、彼らの努力の上に今のチームの姿がある。今の位置はあたりまえじゃないもんね。
読んでみて感想も、思いも、たくさんある。
でも書くのはやめておこうと思う。だってきっと薄っぺらくなってしまうから。
とてもチームを、ファンを、チームメイトを、トロントの街を愛していたRoss。
それでも切り替えてトレードが決まった直後から前向きなコメントばかりをメディアに出していた。偉いよ。
私ばかりが、なかなかしっかり前を向けずにごめんよ・・・
これからRossがマジックでどう成長するのか・・・
「僕は完全にはなりたい自分にまだなっていない―NBAチャンピオンの影響力の強い貢献者ではない―でも、僕はそこへたどり着くために一生懸命努力している」
そう語っているRossをどうぞ見守ってやってください。