趣味どきっ! 茶の湯 裏千家 第5回[お茶の楽しみ(1)道具] | 人生の旅&リアルな旅を通じて学んだことを呟きます

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2016/08/29(月) 21:30〜21:55
NHKEテレ1大阪
どきっ! 茶の湯 裏千家 第5回「お茶の楽しみ(1)道具」[解][字]

裏千家の「茶の湯」を学ぶシリーズ。第5回は茶の湯で使われる様々な道具から亭主のもてなし心を読み解いていく。
金城アナウンサーは、自宅の道具を使ったお点前にも挑戦!

詳細情報
番組内容
450年以上の間、伝統が受け継がれてきた「茶の湯」。
第5回は亭主の心づかいがこめられた道具を見ていく。
夏ならではの涼しさを感じさせる道具を数々。
棗(なつめ)や水指(みずさし)、茶わんなどの取り合わせに込められた、亭主のもてなしの心とは。
「茶の湯の彩り」のコーナーでは、茶の湯初心者、金城アナウンサーが自宅の道具を使ってお点前に挑戦!
講師の奈良先生に味わってもらう。果たして先生の反応は?
出演者
【講師】茶道家・一般財団法人今日庵業躰教授方…奈良宗久,
        茶道家・一般財団法人今日庵業躰部…庄司宗健,
        茶道家・一般財団法人今日庵業躰部…松井宗豊,
        すみれ会模範…金井宗帆,
【聞き手】金城均ほ

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450年以上の間伝統を守りながら革新を続けてきた…亭主と客が一体となりひとときの時間を楽しみます。
亭主は季節やその日の客に合わせ趣向を凝らします。
客をもてなす一服の茶。
第5回は道具に込められたもてなしの心を読み解きます。
「趣味どきっ!茶の湯裏千家茶の湯を楽しむ」。
今回から2回にわたって「お茶のさまざまな楽しみを知る」をテーマにお伝えしていきます。
今回は道具についてです。
ご指導頂くのは…よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
奈良先生道具といいますと茶碗などさまざまあると思うんですけれども何から何までを指すんでしょうか。
茶室でしたら例えば…茶室で使われる道具にはどんなものがあるか見ていきましょう。
床の間に掛かっている…花を生ける…点前座には…更にお湯を沸かすための…そして茶碗や棗水指など趣向を凝らした多くの道具が使われます。
たくさんの道具がありますがどういう事を大事に選んでらっしゃるんでしょうか。
例えばですねお湯を沸かす風炉であったりそのお湯をためておく釜であったり水を張っておく水指であったりそれぞれなくてはならないもの…取り合わせるというのはどういう事ですか?例えばやはり客を思う客を思ってですね季節感であったりその趣向であったりそういうものをいろいろと考えていくという事につながっていきます。
その中には新しいものを組み合わせるもしくは古いものを組み合わせたりお茶の点前であっても薄茶の道具それから濃茶の道具そういうものをいろいろと考えながら自分自身が…今回のこのお茶室どういう趣向で取り合わせて下さったんでしょうか。
今回はですね8月という事ですから…涼しさを感じてもらうために取り合わせられた道具を見ていきます。
まずは床です。
奈良先生この軸には何と書かれているんでしょうか。
今日はですね「泉聲我心を洗う」と。
「泉の声我が心を洗う」という字になりましてお書きになられたのは十四代目の淡々斎宗匠になりますね。
その言葉を聞くだけでも涼しげな感じがするんですけれども今の時期にこのお軸を掛けるというのはどういう思いからなんでしょうか。
季節感に限ったものではないんですけれど言葉の意味としては泉の声…まあ湧き出ているこんこんと湧き出る泉ですねまず清らかなもの…そういう語句の意味になるんだと思うんですけれど。
泉という字であったり洗うという字であったりそういうものが中に含まれてますので特にこういった時期ですと涼しさを得るというか清らかな気持ちになるという事だと思いますね。
続いては花ですがこれまでにも夏の花について教えて頂きました。
今回はどういう花なんでしょうか。
今日はですね…今日は5種類を入れさせて頂いてます。
色とりどりですけれどもその花はどういう思いから選ばれたんですか?今日はやはり夏ですと木槿あとあるいは芙蓉とかですねそういう一日花というのが重宝いたします。
という事で今日はその中でも真っ白なちょっと涼しさを感じて頂こうという事で白の木槿を中心に今の取り合わせ咲いているもので入れさせて頂いてます。
そして花入は籠になっているんですね。
今日は唐物耳付きの花入という事になりますね。
軸に花に花入この組み合わせトータルで見ていてとっても涼しさを感じるんですけれども。
先ほどのように掛物も水そして洗うという字であったりその水辺に咲いてるようなそういう種類のものを数種類入れさせて頂いて。
唐物のこの籠なんですけれど籠は昔は夏冬問わず入れてる時期もありますが最近ですとこのように夏ですと特に籠ですとちょっと透けたような向こうが見えるような雰囲気もありまして何となく夏に涼しさを感じてもらうという事で今日はそういう事を思いながら少しこうやって花を入れさせて頂いてます。
点前座の道具を見ていきます。
今回は薄茶のために取り合わせたものです。
点前座の道具の中で何と言っても目を引くのがガラスの水指ですね。
現代ではガラスというふうにいうんですがお茶の方ではよく「義山」というふうにいいます。
ガラスというものの古風の言い方でもともとダイヤモンドという言葉の語源が変化して義山というふうにいったというふうにいわれてまして。
今回はですねこのように中の水がまず見えるそして水指の蓋を開けるとまた大きな広口の中に水が見えるという客にそういう事を見て頂くというのが一つの涼しさを感じてもらうという事になると思いますね。
他にもガラスを使った道具というのはあるんでしょうか?例えば花入だったりあとは薄器ですねお茶を入れておく薄器。
あとは茶碗なんかも時々使える場合があります。
ただそれをですね涼しいからと全部そろえてしまうというのもやりすぎという事で一つのものが逆にかえって生きなくなるという事もありますからそういう事も一つの難しいところでもありますね。
ガラスと取り合わせた棗はまき絵が入った漆器です。
こちらは水しぶきが上がる中魚が躍動感ありますけれどもどういうものなんでしょうか。
今日ご用意させて頂きましたのは…打ち寄せる波にですねこのようにコイが躍動感あるコイがですねまき絵されてるという模様になりますね。
やはり暑い時期に使われるものなんですか?そうですねやはり水こういう波というものもありますので見た目にも涼しさを感じるという事ではないでしょうかね。
またガラスの水指とこの棗その取り合わせでより一層涼しさが際立ちますね。
そうですねそのようにお考え頂くとよりいいかもしれませんね。
茶碗には白い刷毛目が美しい口の広い平茶碗を選びました。
こちらの茶碗随分と平たいですけれども平茶碗というんですね。
はい。
夏のこの時期によく使う茶碗ですが平茶碗の中にもいろいろ種類がありますが今日は上が少し底から広がっていくような茶碗になりますね。
中の模様も特徴的ですね。
これは刷毛目といいまして地の茶碗に白地のものをすっと刷毛で一筆今日は内と外両方にしてあります。
刷毛目の茶碗ですね。
涼しさという点で言いますとこの白がすっとこの刷毛目になってるのを見るとまたこの清涼感を感じるんですけれども。
そうですね。
やはりこの白白い色というのが一つのポイントというか涼しさを思うところだと思いますね。
道具一つ一つを見てきましたがまたこれらを取り合わせる事でさまざまな想像力がかきたてられますね。
今日は一つずつこのように涼を感じるという道具を取り合わせをいたしましたんですが……という言葉がありますが何事も客に感じてもらおう感じてもらおうという心だけが先行してそういう取り合わせになってしまうとかえって偏ってしまうと。
客に自然にすっと心の中に溶け込んでいくようなそういう取り合わせというのが大事な事かと思いますね。
では取り合わせられた道具を使ってお茶を頂きましょう。
床に飾られた涼を感じる掛物や花入。
亭主が道具を運び出してきました。
点前を拝見しながら客は道具の取り合わせなど亭主の思いを読み解きます。
波間にコイが躍動する棗そして白い刷毛目が水を連想させる平茶碗。
水指は素材自体が涼やかなガラスです。
薄緑色のお茶が平茶碗と相まって涼やかです。
お点前頂戴いたします。
金城アナウンサーに出されたのは緑が美しい青楓の茶碗。
お相伴いたします。
道具に込められた心遣いを味わいながら一服のお茶を頂きました。
道具一つ一つについて更に取り合わせについて教えて頂いたうえでこうしてお茶を頂くとまた頂く側の気持ちというものも違いますね。
そうですね。
そうした亭主の意向を私のようにまだ詳しくない者がなかなか分からない時はですねどのようにしたらいいんでしょうか。
茶事や茶会の中で亭主それから代表する正客なんかの会話でそれ聞いてると何となく様子は分かるんですけれどただそれ聞くだけではなくて自分自身もその気持ちに近づいていく自分自身も日々努力すると。
それにはやはり日々の稽古というものを積んでそういうものにだんだん近づいていくという気持ちが大事かと思いますね。
毎回茶の湯に初めて触れる方々でも楽しめるさまざまな切り口を「茶の湯の彩り」と題してお伝えしています。
今回は茶室とはちょっと変わってこのような空間に来てみました。
奈良先生もスーツ姿でいらっしゃいますけれども。
今日はこういうフローリングの洋間のお部屋にお呼び頂いたという事でその場所に合わせて。
今日はご亭主もスーツですから私もスーツで今日は来させて頂きました。
今回はちょっと大胆な企画を用意しました。
今回番組前半では道具について学んできました。
ただそうした道具が家に無い方もいらっしゃると思います。
そうした場合にどのようにお茶を楽しむかという事で今回私が考えた道具立てで奈良先生にお茶を差し上げたいと思います。
楽しみにしております。
茶の湯初心者金城アナウンサーが自分なりに趣向を凝らして奈良先生をもてなします。
今回金城アナウンサーが考えた道具立てです。
茶碗は抹茶茶碗ではありませんが白い水玉模様が涼しげです。
棗と茶杓の代わりは爽やかな白い調味料入れと木製のスプーンでまとめました。
釜は無いので湯はやかんで沸かします。
茶筅は代わりになるものが無いので通常のものを用意しました。
このように道具を考えてみたのですが奈良先生いかがでしょうか?
ふだん使われてるような道具をこのように見立てられてよろしいかと思いますね。
これまでにもお茶の点て方を学んでいますのでこのあとしっかりおいしいお茶を点てたいと思います。
はいお願いします。
よろしくお願いいたします。
今回お菓子は洋菓子を用意しました。
自分で考えた道具立てでお茶を点てていきます。
精いっぱいの趣向を凝らした一服の茶を奈良先生に飲んで頂きます。
奈良先生どうぞ。
ありがとうございます。
ではお点前頂戴いたします。
おいしく頂いてます。
あっよかったです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
おいしく頂きました。
先生自分で考えた道具でこうしてお茶を点てておいしいと言って頂けるやっぱりうれしいものですね。
やはり一手間かけるという事が大事だと思うんですが例えば今日でしたら…今回は自分で考えた道具立てそしてこの洋間という場所でお茶を点ててみましたけれども今後こういうふうにお茶を楽しむにあたってどんな事を気をつけたらいいんでしょうか。
決まりというのは別にそんなないと思うんですが……という事とあとはその場その状況例えばその建物であったりそういうところを踏まえながらお茶を点てるという事だと思うんですがそれにはやはり基本をきちっと稽古しておく。
手際よくそのお客様にお茶を出すという事が大事かと。
日々の稽古という事がそこに伝わってくるんだと思います。
今回は道具について見てきましたが取り合わせによって亭主の思いが感じ取れるんだなという事を学びました。
その亭主の心を趣向を組み入れるという事も大事なんですけれどやはり道具そのものを拝見するという事も大事ですね。
例えばどういう方が作られたのか古いもの新しいもの問わずそのものをどういう意向で作られたまたはどういう方が今まで手に取られたとかそういう事をいろいろですね思いをはせて道具そのものを賞玩するという事も大事なことかと思いますね。
道具という点からも茶の湯の奥の深さという事を改めて深く感じました。
また学んでいきたいと思います。
今回もありがとうございました。
ありがとうございました。
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感想:
マイブームの茶道を、TVを見れて楽しかった☆
夏だからとすべてガラスでコーディネートしてもつまらないそうで(笑)
漆塗りを取り合わせ、変化をつけていて、なるほど~となりました。
初心者アナには手持ちの道具でOKと言っていました
最後は、「お道具の作者や意向に思いをはせて鑑賞するのが大事」と締め括られて
結局は金持ちの道楽だなって思った(笑)
庶民はお金持ちの間で流行った真似事をして楽しむ
現代なら「ハリウッドスター愛用」がブームになるのと一緒(笑)
インターネットも美術館もクーラーも無い時代に
利休は商社マンのように活躍していたんですね。