そういうわけで前回の記事を書いてから、羽川翼みたいだなと思ったひろむです。
羽川翼というのは『<物語>シリーズ』の登場人物の1人。
主人公の阿良々木くんの同級生にして、曰く「委員長の中の委員長」「聖人」と言わしめるほどの人物。

シリーズ終盤では一介の高校生でありながら米軍から戦闘機を借り受けるというミラクルを起こした人物。
まぁ、その話はこれから語ることとは関係ないんですけどw
道徳的に正しければ、なんのためらいもなくそれを実行に移すさまを阿良々木くん以外のキャラクターに「怖くて気持ち悪い」と評される始末。
あまりの正しさに「側にいると己の未熟さ、醜さを見せつけられる」とまで言われている。

で、前回の記事を書く前に友達と話していた時に、羽川翼の話を引き合いに出したわけでもなく、同じようなことを言われたんですよね。
「ひろむさんの善性を見ていると、自分の未熟さを見せつけられる気がする」と。
僕はちっとも善じゃないのに、その話を聞いていて「羽川みたいだなー」って思って。
人につけ込まれるリスクを無視して善行に走ると思われてるところも似てるなぁと。
本当によく言われるんですよ「騙されそう」って、昔から。
若い頃に長く付き合っていた彼女にすら言われたことがありますw
幸か不幸か、詐欺とかにあったことはないんですけどね。

さて先月の末にミニ四駆イベントを開催したのです。
もちろん僕はミニ四ファイターとして、登場したんですけどね。
というか僕が単独主催したので、出ないわけにはいかない。
イベントを開催するにあたって。多方面から並々ならぬ支援をしてもらって「持つべきものは友」という言葉の意味を実感しました。
ついでに言うとソリッド・スネークの言っていた「いいか、言葉を信じるな。言葉の持つ意味を信じるんだ」という話にも思いを巡らせたんですが、それはまた別の話。

そのイベント中にボランティアスタッフを買って出てくれた友達が、たくさん写真を撮ってくれていたんですけど、その写真を見ていて、あることに気づいたのです。
というのが今回の話の本筋。
そのあることというのは「ファイター、おっさんじゃん」。
誰に言われるまでもなく、おっさんなんですけどねw
そもそも不惑も過ぎたおっさんがミニ四ファイターのコスチュームに身を包んで、人前に出ていく方がおかしな話で。
でも、それは自分が納得ずくでやっていることだから、別に良いのです。
問題はそこではなくて「一体、僕はいつまでミニ四ファイターとして人前に立てるのか?」という疑問。

自分で言うのもなんですが、僕はわりと若く見られる方なんですよ。
人から言われる見た目年齢の平均値を取ると、概ね30半ばから後半くらい。
オリジナルのミニ四ファイターが初代・二代目ともに20代であったのを考えると、見た目30代でも充分おっさんなんですけど。
見た目の若さに任せて、ミニ四ファイターやってるけど、これから先どうやっても加齢はしていくわけで、まず見た目に無理がいつやって来るのか?と、不安になるんですよね。
僕が子供の頃に見ていたファイターのイメージがあるから白髪が増えたら、さすがに無理だろうと。

実際、白髪が増えてきてはいるんですよ。
いやいやマジで。
僕は髪を派手な色に染めてるから、目立たないけど結構ある。
そうは言っても、まだ自分が気になる程度であって、人から見たら、まだ大丈夫だと思う。
多分。
ただ半分以上、白くなったらミニ四ファイターは、さすがにキツいよなぁって。
体形的なことを言えば、もう最初からキツいんですけどw
しばしば「だいぶぽっちゃりファイターだね」と言われるし。

それと見た目の問題もさることながら、体力的にいつまで保つかも不安。
ファイターをやった次の日は、いつも普段の運動不足がたたって足腰が痛い。
歳を重ねていけば当然体力も落ちていくから、見た目より先にそっちの問題でファイターできなくなっちゃうかもって思うんですよね。
スタミナ的な問題もあるし。
今はエナジードリンクで誤魔化しがきくけど、そのうちイベントを1日切り盛りできなくなったらどうしようって思う。

これが大人相手だったら「あと10年は戦える」と言い放ちますけどね。
なにしろミニ四駆というジャンルの性質上、子供が多いので。
ミニ四ファイターはヒーローに近い立ち位置だと自分では思っているので、子供の前でへばっているのはかっこ悪い。
と言いつつ、去年の屋外イベントの時、熱中症で倒れそうになってたんですけどね(@0@;)
半年後には「目に見えてファイター疲れてるじゃん」と、友達にツッコまれたりしてたんですけどw
元気のないイベントの盛り上げ役って見たくないし、見せたくない。

なら体力をつければ良かろうという話なんですけど、僕はともかく身体を動かすのが嫌いなので。
なにしろ中学で運動部は卒業したので、できるだけ身体を動かすことに関わりたくない。
食べることは好きだけど運動するくらいなら、食事制限した方がマシだと思っているくらいです。
運動しても楽しくないんだもん。

“足利のミニ四ファイター”としてデビューしてから、2年が経つけど、いつまでファイターでいられるか?というのは、ずっと自分の中の課題であり続けているんですよ。
誰もミニ四駆に見向きもしなくなったら、見た目や体力以前の問題で辞めますけど。
昔と違ってタミヤが大人も積極的に取り込んでいることを考えると、僕の見た目や体力の限界が来るのが先だと思っています。
完全に色モノであるのは自覚しているけど、やっぱりミニ四ファイターを引退するのは寂しいんですよ。
子供の頃の憧れであったのもあるけど。
認知度が上がってきたのもあるし。
できることなら、ミニ四ファイターであり続けたい。

ここしばらくファイターの引き際と、引退後のことを考えていたんですけど、その解決策としてミニ四ファイターができなくなったら、白衣を着て“博士”に鞍替えしようと思ってw
ミニ四ファイターより、さらにニッチなキャラクターへ。
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』世代には馴染み深いようですが、我々第1次ブーム世代はキョトン。

『レッツ&ゴー!!』にミニ四ファイターと一緒に、ミニ四駆開発者の博士が出てくるんですよ。
なんなら味方の博士もいるし、敵の博士もいる。
第1次ブーム世代にわかりやすく言うと“田宮の前ちゃん”を、もっと専門職寄りに振ってキャラクターを立たせたと思ってください。
まぁ、博士ならミニ四ファイターほどアクティブじゃなくていいし、白衣を着るだけで、それらしく見えるし。
“足利のミニ四ファイター”を引退したら、その後は“ひろむ博士”として余生を過ごそうかと思案中ですw

これは余談ですが時折「ミニ四駆(よんく)ファイター」と勘違いされるんですが、正しくは「ミニ四(よん)ファイター」。
「く」の部分は必要ありません。
一文字入っただけで、途端に語呂が悪くなるのでビックリします。
それと逆に「ミニ四ファイター」だから、ミニ四駆を略して「ミニ四」と言われることがあるんですけど、そこは略さなくて大丈夫!
「ミニ四駆」と全て発音するのが正解です。
なんだか国語の活用の話みたいですけど。
知らない人には紛らわしいっちゃ、紛らわしい話なんですけどねー。
ファイター的にはミニ四駆の啓蒙活動の一環として、その辺も正していかないとなぁと。