そういうわけで1月の目標は「なにもしない」だった、ひろむです。
前回も書きましたが年明け早々、友だちから「ちゃんと休め!」と言われたので、それもそうかと。
どうせ1月なんて、あっという間に終わるしー、と特になにもせずに過ごしました。

小学生の夏休みなら「日記に書くことが無い!」と青くなること受け合いw
イベントを企画せず、参加もせず、飲み会もひらかず、ブログも書かずと、ボンヤリ過ごしていました。
まぁ、せいぜい時候の挨拶で人と会ったくらいのものです。

そもそも1月って、お正月という大きなイベントがあるから、それ以外特に大きな行事もないですしね。
では2月になったらなにがあるかと言えば、誰しもが口を揃えて「バレンタイン」ということでしょう。
もちろん僕にとっても、ビッグイベント!
ただしチョコレートをもらうとか、想いを告げられるとかのメインのところとは全く関わりが無いので、その意味では有っても無くても、どちらでもいいイベントです。
イベント本筋については「バンアレン帯の、お誕生日ですか?」くらいのものです。

むしろ行為の意味は置いといてチョコレートを贈るという部分が重要。
スイーツが関わるという意味においてのみ。
パティスリーひろむとしては、手を抜けないイベントです。
だからといって繁忙期というわけでもないんですがw 
この世間的にチョコレートを贈るという行為そのものが重要。
あれやこれや言う人も多いし、僕も以前はその口だったのですが、製菓業界よくやった!と、むしろ感謝することさえしょっちゅう。

なぜか?
それはこの季節が1番ラッピング関係の商品が充実するから!
特に100均!!
1年中探しても、この季節しか手に入らないような凝った商品が、たくさん出てくるんですよ。
特に生チョコの入れ物など、普段は置いてないようなお店ですら、簡単に手に入る。

結構ね、入れ物がなくて閉口することが多いんですよ、生チョコは。
パティスリーひろむでは生チョコのリクエストを受けることも多いので、普段から見つけたら買うようにしてるんですけどね。
この時期が1番、楽。
よりどりみどりで、いろんな物が選べますもん。

さらに生チョコの入れ物以外にも、気の利いた箱であるとか、ジップ袋であるとか、この時期を逃すと買えない、というのが結構ある。
黙っていれば100均とは思えないような物も多いんですよ!
僕にとっては、まさにおいしい季節なのです。
同時にどのようなパッケージを選ぶかによって、僕の女子力が試されていると言っても過言ではありません。
そこで1月の下旬くらいから100均を見て回って、ラッピング商品を買い集めています。

女の人が固まっているところに、おっさんが単身乗りこんでいくわけですから、それなりにハードルは高いわけですが、そこは無で乗り切ります。
はたまた「これはスニーキングミッションなんだ」と、自分自身を洗脳して乗り越えます。
「使命感だけでは潜入任務(スニーキング・ミッション)は達成できない」と『メタルギアソリッド2』の主人公・雷電も言ってるし。
単にラッピング商品を手に入れるという使命感だけではないんだ、と。

ラッピングも含めて、プレゼントなんだという信念。
それがなければただの自分用のプレゼントを物色している怪しいおっさんに成り下がってしまう。
はたまた「可愛い文通相手がいる」と言って、後に引けなくなった小学生みたいな感じになってしまう。
・・・という壮大なストーリーを自分の中で展開することで、自分を奮い立たせていますw 
文通相手云々は、壮大さのかけらもありませんが。

ホワイトデーでも、引き続きラッピングが充実してくれているなら良いんですけどね。
そうであったら、こんなに楽なことはない。
ア・バオア・クーから脱出したアムロばりに喜ぶところです。
バレンタインデーまでの2〜3週間、恥を忍んで女性が集まっているところに割って入らずに済むから。
ただホワイトデーは、あからさまに手作りコーナーみたいなのが消えるじゃないですか。
それを見ていると、製菓業界の苦しまぎれ感を感じずにはいられません。

逆に言えば、世の男性の誰も彼もがこぞってお菓子作りに励んでいたら、僕のアドバンテージが消えてなくなってしまうので、それはそれで困るんですけど。
まぁ、男性の場合、バレンタインデーのチョコレートみたいに贈り物の定番の物があるわけでもなく、友達同士で何かを贈るということもないから、市場規模の小ささは否めないですけどね。
なにを贈った物か頭をひねらなければいけないというのは、パティスリーひろむとしても、毎年の難問です。
むしろ自分からムーブメントをおこすというか、仕掛けていかないといけないのか?
いやいや、ラッピングを探すというところから話が大きくなりすぎているw

話を戻すと今年はだいぶ豊作でした!
なにか100均業界も、こなれてきているのを感じます!
大人が贈っても恥ずかしくないようなデザインの物も多いし。
玉石混交な部分は否めないんですけどねー。
長方形の箱にリボンをかけるというデザインでさえ、ちょっとした差でセンスの善し悪しが出ますもん。
どことは言いませんが、お互い似たようなデザインなのに、雲泥の差の物があったんですよ。
とりあえず向こう1年は、ラッピングに不自由することはなさそうです!
来年はもっとセンスの良い物が増えると良いなぁ。