諦めなきゃいけないようなことなんてまだ何も起きてないよ」

(鹿目まどか/『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON』)

そういうわけで最近、老眼の兆候を感じつつあるひろむです。
本当は書きたくないんですけどね。
老眼だなんて。

「老いは誰にでも来る。止めることも逃げる事もできない」とは
『メタルギアソリッド4』におけるビッグ・ボスの言葉ですが、まさにこれ。
さすがビッグ・ボス、正鵠を射た言葉です。

なにか細かい文字が読みづらかったり、小さい物がよく見えなかったりする。
40代前半にして、老眼の兆候がやって来るだなんて。
辛い(ノД`)
特にミニ四駆を扱っていると、細かいパーツに苦戦することがあるんですよ。
子供の頃は苦も無く扱えたのに。

いや、元来不器用なので苦も無くというのは誇張した表現なんですけど。
不器用なところに持ってきて、老眼てダブルパンチですよ。
老眼になる前に、結婚くらいしてみたかった。

さて、今回の名言。
『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝作品から、本編の主人公・鹿目(かなめ)まどかの言葉を
チョイスしてみました。
あくまで外伝作品なので、こちらでは主人公じゃないんですけどね。

ただ『魔法少女まどか☆マギカ』本編では見られなかった姿を見られて、
「まどか、すげー!」ってなります。
なにが「すげー!」なのかは本編のネタバレになってしまうので、
クラスのみんなには内緒だよ!

それはさておき、僕は元来ペシミストなので、なにかにつけて物事を
悲観的に捉える傾向があるんですよ。
“あきらめる”という行為は、人間に備わった大事な能力だとさえ思っています。
子供の頃から、なにかというと「そういう星の下に産まれたと思ってあきらめろ」と言われて
育ってきたことも影響しているのかもしれません。
不惑も過ぎたおっさんの言い訳としては見苦しい気もしますが、
三つ子の魂百まで、というやつですね。

だいたい“あきらめないのが美徳”のように言われることがよくありますが
大抵、あきらめないと往生際が悪くなって、ロクな目に遭わないということが多いように思います。
あきらめる、というか落としどころを見つけると言い換えてもいいのかもしれませんが、
適度なところであきらめないと、坂道を転げ落ちるように状況が悪化するのが
よくある話で(陽水風)。
夢の中へ行っている場合ではないと。

ところで僕の新年の抱負は「自分を認める」だったわけですが、
自己肯定感の低さをひっくり返すのが目標です。
転じて僕が自分自身をあきらめているのを、ひっくり返す作業でもあります。
その作業の一環として、年明けから続けている『褒め日記』の影響か、
最近少し考え方が変わってきたんですよ。

あきらめるのは人間に備わった大事な能力であると書きましたが、
『サマーウォーズ』の栄おばあちゃんに言わせると「あきらめないことが肝心だよ」とのことで、
僕は見るたびにこのシーンで泣いてるんですけどねw
他にも人間に倒された経験がある某吸血鬼は「あきらめが人を殺す」とも言っています。

なにが言いたいのかというと、ここで今回の名言に繋がるわけですが、
いままでの僕は物事が起こる前から、あきらめていたということ。
まさしく「あきらめが人を殺す」です。
これに気付いたのは年が明けてから、パラダイムシフトになる出来事があったからなんですけど。
なんだ、まだなにも起きていないではないかと。
一人で塹壕にこもっていて、顔を出したら争いが終わっていた、くらいのインパクトがありました。
その時に、今回の名言が頭をよぎったのです。

起きても無いことで、がんじがらめになるのは止めようと。
転ばぬ先の杖、とは言いますが、僕はそれ以前の石橋を叩いて渡らない。
それどころか落ちる可能性があるなら石橋を叩きもしない。
でも、まぁ、極論すると杖がいるかどうかは、その時になってから考えようと。
杖がいらないように、行く道を整備しておくのが1番だとは思いますが。

事が起こってから考えても遅くはなかろうと。
大抵、個人の身に起こる事なんて、それで対処できると思えてきたんですよ。
もっとマクロな視点で考えたら、手を打っておかなきゃいけないことは、
たくさんあるんですけどね。
組織として動かないといけない時とか。
でも幸か不幸か、僕はそんなに大きな人間ではないですからね。
幸いなことに、自分ひとりの身の振り方さえ考えていれば良い、身軽な立場ですし。

なにより困ったことになったらなったで、頼れる人たちはたくさんいるし。
だから、事が起きてから考えれば良いやと。
少しふてぶてしく、でーんと構えてみる気持ちになってきたのです。
これが自分を認める事になるのかどうかは、わかりませんがw

まぁ、少し変わってきたよと。
年末にダラダラと暗い記事を書いたことから考えると、多少の進歩です。
ちなみにですが相変わらず「諦めたらそこで試合終了だよ」に対しては、
「別に試合終了にならないからね。時間来るまで」と反論する気満々です。
『最高の離婚』に出てきた、このセリフがとても好きw