そういうわけで、念願のライターデビューを果たした、ひろむです。

えぇ、しばらく匂わせていた、あの話です。

僕も長くブログ書いているので、いずれはライターという仕事をしてみたいと

思っていたんですよ。

 

なにしろブログに関しては「この道、16年のベテランだ」って、

言い張れるくらいやってますからね。

話の前に、もう一つ知っておいてもらいたい事があります。

私は、かつて文芸部「部長」という名で呼ばれた事もある男だ。

そうなんですよ。

今は映画部「部長」の肩書きで売っていこうとしていますが、

実は高校時代は文芸部の部長だったのです。

まぁ、部員が僕しかいなかったから、必然的に僕が部長になったんですけどね。

 

そんなこんなで四半世紀以上、だらだらと駄文を垂れ流しているのですよ。

「苦節十年。もしくは挫折」という森見登美彦氏のような目標を掲げるでもなくw

ブログを書き始めた当初は、そりゃあ書けなかったですね。

文芸部に所属していながら、小説を書くでもなく、詩をしたためるでもなく、

まして俳句や短歌もたしなまず、僕がせっせと主戦場にしていたのはエッセイ。

その当時、感じたことを県下の高校の集まった同人誌に載っけて

1人、コップの中の嵐を巻き起こしていました。

 

高校を卒業してから、特に発表するところもないので、しばらくの間

なにも書いてなかったんですけど20代後半になって、なにか書きたい!という

気持ちが湧き上がってきて。

振り返ってみると、ちょうど1人の時間を持て余してた時期だったんですよね。

そこで当時勃興しつつあった今は亡き某SNSで、日記として書き始めたのが、

このブログの最初の一歩です。

 

記事を書くのに最初期の記事を読み返してみたんですけど、

なにか基本のところが変わってなくて、我ながら驚きました(@0@;)

ボリュームは少ないけど、骨格が一緒というか。

いざ最初の数本を書いたときは、どう書いたら良いのか、勝手がわからなくて、

欲求不満に陥っていたのを思い出しましたよ。

 

とはいえ、やはり長く続けていると知らず自分のスタイルみたいなものが確立されてきて

今では、ある程度自由に書けるようになりました。

それに長く続けていたおかげで友達が「ひろむさんのブログ、面白いから!」と

声をかけてくれて今回のライターの話に繋がったというわけです。

 

もっとも実際はライターというほど大層な話でもないんですけどね。

地元で自営業を営んでいる友達が組織している商店会の“足利ミッドタウン”という

ウェブサイトのブログ記者の1人として記事を書かせてもらうというのが、その実際です。

もちろん僕は自営業ではない単なるサラリーマンなので、サポートメンバーみたいな感じです。

でも、あえて名乗りたいのでライターとうそぶいて回っています(笑)

 

僕の担当記事は【探検!趣味の街】という僕の趣味の視点で街を紹介していくという

スタイルになっています。

タイトルは僕と同世代の方は、覚えがあるであろう『たんけんぼくのまち』から拝借しました。

いや、子供の頃すごく好きだったんですよ!

いまだに主題歌覚えてるよ!と、声をかけてくれた友達に熱弁したところ、

相手が僕より年下なので、ばっちりジェネレーションギャップで、

冷ややかな目で「ふーん」と言われましたw


まぁ、まずはタイトルが決まらなくて、かなり頭使いましたね。

自分のブログなら、適当につけても自分に返ってくるだけだけど

依頼を受けて書いてるから、あんまり変なことも書けないし。

あまりネット上に個人情報を晒したくないので伏せてましたが

僕の地元は足利市というところなので村上春樹の【かえるくん、東京を救う】をもじって

【ひろむくん、足利を救う】とかも考えたんですけど、さすがに壮大すぎるので止めましたw

地下で“みみず”と戦うとかいう話でもないですし。

あと村上春樹繋がりで【そうだ、部長に聞いてみよう】というのもあったんですけど、

意味不明なのでボツにw

 

話を戻して依頼された記事を書くのに、初めて取材に行ったり、掲載許可をもらいに行ったりと

いろいろと面白い体験をする事ができました。

そもそも依頼を受けて文章を書くということが、ほぼ経験無いので

「ライターっぽいことしてる!」とw

このブログを書くときは、僕の頭の中だけで完結しちゃうので、足を使うということが、

滅多にないんですよ。

犬も歩けば棒に当たるじゃないですけど、取材に出かけるというより、

歩かずに棒に当たったことを記事化しちゃうので。

なんなら今この記事も、休日の昼盛りに友達のやっているカフェで、優雅に書いていますw

カバー写真は、優雅な休日感を醸し出そうかと思って。

 

このあいだブログの書き方について、先述とは別の友達と話す機会があって気づいたんですけど、

わりと僕はパッションで書いちゃうんですよね。

あれこれと文章をこねくり回してはいますけど、その時の思いつきで書いてる。

だからネタが降りてきたときパッと書かないと、ほとばしる熱いパトスが無くなって、

お蔵入りということがよくあります。

パッションがないと、自分でも何が書きたいのかわからなくなって、

着地点が行方不明になっちゃうんですよ。

だいたい、いつでも結論が行方不明になってますけどw

寝かせておけば、ある程度形になることも、たまにあるんですけどね。

文章化できないときは、ネタ帳にキーワードだけ書いておいて、

それをマインドマップにして改めて見直したりもしています。

 

ないものねだりなのはわかってるけど、ちゃんと丁寧に文章を考えて書ける人って、

羨ましいな、と思うんですよね。

僕は近頃、文章って指紋みたいなもので、その人のクセというか、

個性が必ずどこかに出るものだと思うんですよ。

例えそれがデジタルで書かれたものであっても、筆跡みたいにわかる。

友達が書いた文章であれば、なんとなく「これは誰が書いたなぁー」って、

わかるようになってきました。

やっぱり丁寧に編み上げられた文章は、本人がそれと意識していなくても、わかりますもん。

僕と同じようにパッションで書く人も、それはわかりますしw

 

さて、初めてライターとして書かせてもらったわけですが、

オーダーは「自由に書いて」だったので、かなり伸び伸びと書かせてもらいましたw

というか、ほぼこのブログのノリで書いてしまったという。

ほとんど出張版です(@0@;)

 

あとライターとしてやってみたかったというか、記事を書くにあたって参考にしたのは

ロケットニュース24w

リンクを張るのが、ちょっと躊躇われたので気になる方はググってみて下さい。

好きなんですよ、この絶妙な脱力感というか、無意義を精一杯エンジョイする感じ。

写真の加工にロケットニュースらしさを感じ取っていただけたら幸いですw

 

あと注意したことは、読み物としての面白さ。

どんなに内容が有益であっても読み物として面白くないと、読んでもらえない。

これは僕が高校生の頃からのポリシーで、まずは「読んでみよう!」というフックがないと

ダメだと思っていて。

高校3年生の時に進路指導の手引きというか、先輩の体験談みたいなものに寄稿せよと言われて、

まじめ臭くて読む気がしないという理由で、益があるかどうかは別として読み物としての面白さを

優先した文章を載せました。

今思うと、よくボツにならなかったものだと思います。

タイトルからして『朝日のようにさわやかに』ですからね。

この時はジャズの名曲から拝借しました。

当時から、自分でタイトル考えないというのは一貫しているw

他の人達は『今までを振り返って』とか、『受験を終えて』とかなのに。

読んだ結果「面白くない」は仕方ないけど、そもそもそのリングにすら上がれないんじゃ、

寂しいじゃないですか。

「いいよ、1回読んでやるよ。未読スルーは寂しいもんな」という

優しい人の目に留まるかもしれないし。

 

ちなみに、このブログでは読者を想定するということに注意しています。

具体的な読者層を設定するというのではなしに、画面の向こうにいる読者に語りかける、

という感じ。

イメージで言うとラジオのパーソナリティみたいな。

誰かがいて、この文章を読んでくれているから、その人にダイレクトに話をするという

イメージです。

性別も年齢も、こういう人って特定のイメージはないんですけど、読んでくれるからには

この文章を面白いと思ってくれているわけだから、その人に語りかけてる。

僕は僕で楽しむから、そっちはそっちで楽しんでくれ、という

割と投げやりなコミュニケーションですけどw

 

そんなこんなで長くなってしまいましたが、僕が書いた記事が掲載されているのは、

こちらのブログ。

 

足利ミッドタウン [読むまち]

 

繰り返しになるけど【探検!趣味の街】が僕の担当した記事です。

僕は隔月で書く予定なので、ぜひ気にかけていただけると嬉しいです!

他の記者も色んな視点で書いてるので、市内の方も、市外の方も、新しい足利を発見する

手がかりになるんじゃないかなって思います。

毎月1日と14日が更新なので、読んでみてください!!

ちなみに偶数月14日が僕の担当予定です。

以上、足利ミッドタウン【まちを紹介し隊】の新人隊員、ひろむでした。