そういうわけで念願の“1年で映画100本観る”を達成した、ひろむです。

ほとんど滑り込みでしたけど、なんとかかんとか100本観ることができました!

まあね、100本も観ると当然あるわけですよ、ガッカリ映画。

 

というわけで2021年最もガッカリした映画を選出していきたいと思います。

ちなみに選出基準は面白いかどうかではなく、ガッカリしたかどうか。

期待値が高かっただけにガッカリとかいうのもあります。

当然の事ながら面白くなかったんですけどねw

いずれも

「頼むよ、神様。こんなガッカリ映画だったんだ。せめて一度くらい、面白い展開を見させて」

と佐倉杏子ばりに呟きたくなる作品ばかりです(@0@;)

 

2021年のエントリーは以下の5本。

 

エントリーNo.1 『GODZILLA』3部作(アニメ)

 

 

「嫌な予感がする」とハン・ソロばりに思っていたら的中してしまった作品。

『ゴジラS.P』と『魔法少女まどか☆マギカ』(以下:『まどマギ』)から
僕を遠ざけたという意味において罪深い作品です。
虚淵玄の脚本って、大抵1人は僕が全く受入れられないキャラクターが出てくるんですよ。

『PSYCHO-PASS』でいうとヒロイン?主人公?の常守朱(つねもりあかね)。

正論を振りかざす姿勢がどうにも好きになれません。

『まどマギ』は最初、佐倉杏子がその枠かと思ったんですけど、

最終的に受入れられなかったのは主人公のまどかw

最後までフラフラしている姿勢が、好きになれませんでした。

みんなが嫌いなキュウベぇは、言わずもがなです。

 

この作品で言うと登場人物全員が受入れられない(@0@;)

特に主人公の支離滅裂ぶりが無理。

佐倉杏子の筋の通りっぷりとは、真逆です。

これでは杏子に「食うかい?」は言ってもらえません。

 

怪獣にしてもゴジラ以外がまともに出てこないの、なんだかなぁという感じです。

別に怪獣プロレスが良いというわけじゃないんですけど。

全てが中途半端なのが、どうにも。

 

正直、虚淵玄脚本なのか疑いたくなるレベルの酷さ。

それが1本だけならともかく、3部作だから余計に始末が悪い。

途中で放り投げるのも嫌なので、結局最後まで観たけど正直辛かった。

 

エントリーNo.2 『劇場版 マジンガーZ/INFINITY』

 

 

「嫌な予感がする」が的中してしまった作品。、その2。

今はロボットアニメといえども、そこそこのリアル描写が必要なのはわかるんですけどね。

「なにも70年代ロボットアニメの雄『マジンガーZ』で、それやらんでも」と。

『マジンガーZ』はノリと勢いで、全部解決してしまっていいと思うんですよ。

『ガンダム』以降では当たり前の量産型のヤラレメカが出てくるとか。

最近の作品では当たり前とはいえ、なんのためなのか美少女キャラが出てくるとか。

悪役が単純に世界征服を企んでいるわけじゃないとか。

バシバシ出てくるスポンサー企業の商品とか。

主役機がマジンガーZであるという以外は、最近のロボットアニメのフォーマットを

ぶち込んでしまったのでコレジャナイ感ばかりが漂う。

 

パッケージにはバッチリ出ている、グレートマジンガーが全然活躍しないのも・・・。

まぁタイトルが『マジンガーZ』だからしょうがないとはいえ、

ちょっと扱いが雑すぎると思うんですよ。

ほとんどヤラレメカ扱いですからね。

グレートの名が、むなしく響いてきます。

ダブルマジンガーの揃い踏みを期待していたのに。

 

同じように時間が経ってから新作を作った『シティーハンター』は、

ちゃんと『シティーハンター』だったのに。

ゲスト出演だった『キャッツ・アイ』も良いスパイスだったし。

そういうのを期待していたんですけどね。

 

エントリーNo.3 『人狼』 (実写版:Netflix配信作品)

 

『人狼』

 

Netflixが配信権持ってる映画なので、画像が張れなくて(;´Д`)

リンクから公式サイトに跳べます。

押井守の『ケルベロスサーガ』の一作、『人狼 JIN-ROH』の実写版。

ちなみにオリジナルにあたる『人狼 JIN-ROH』の監督は押井守ではありません。

監督は有名な人だし、Netflixがお金出してるようだし、期待してたんですけどね。

主演じゃないけど、僕の好きなチョン・ウソンも出てたし。

いろいろガッカリ。

特にエンディングがガッカリ。

わかるんですよ、そういう演出にした意図は。

オリジナルを知ってたら、やりたくなる気持ちはわかる。

でもなぁ・・・と。

二次創作レベルになってしまってるのが残念極まりない。

 

そもそも時代背景を近未来にしちゃったのがどうにも。

この作品を象徴するプロテクトギアという装甲服が、趣味全開。

第二次世界大戦期のドイツ軍風丸出しなので、なんで近未来に、

こんな物着てるのか?という謎がつきまとう。

あと日本でないなら、普通に軍隊投入すれば良いじゃんとなってしまう。

原作における“首都警”という組織が、自衛隊の出動を回避するための

いわば警察軍的な立ち位置なので。

素直に舞台を日本から朝鮮半島に移すだけで良かったと思う。

 

あとヒロインの人が『ビューティー・インサイド』のヒロインと同じ人でビックリ!

『ビューティー・インサイド』の方が後で観たんですけど、同じ人だと気づかなくて。

だいぶ印象が違いました。

 

エントリーNo.4 『ゴジラ 対 メガロ』

 

 

正直、ゴジラ映画を2本もエントリーしてしまっているのが、

不本意でなりません。

しかしガッカリしてしまったんだから、しょうがない。

もうこのパッケージだけで漂ってくる不穏な匂い。

なぜか70年代のロボットアニメって、主役機同士で握手してることが多い気がする。

ダブルマジンガーとか。

あれは、なぜなんだろう?

『ゴジラS.P』に出てくるジェットジャガーが気に入ったので、ちゃんと観てなかった

オリジナルを観てみたんですけどね・・・。

ロボットアニメとか、特撮ヒーローに押される『ゴジラ』という悲しい現実を

目の当たりにしました。

このパッケージ写真から、ありありと伝わってきます。

確かに僕が子供の頃見てたゴジラは、こっちなんですけどね。

ゴジラがヒーローになっちゃったらダメだろうと。

敵怪獣のメガロも羽のデザインが昆虫っぽくて、気持ち悪いし。

 

ロボットアニメと、特撮ヒーローと、スパイアクションと、プロレスという、

観てないと「何を言っているのかわからねーと思うが」というポルナレフ状態に陥る

ごった煮ぶりについていけませんでした。

 

 

 

ちなみに、こちらが1作目のゴジラ。

だいぶイメージが違います。

85年版『ゴジラ』とか、『シン・ゴジラ』を観てると思うけど、

ゴジラは恐怖の象徴であるべきだよなと言うのが僕のスタンスです。

 

エントリーNo.5 『おんなのこきらい』

 

 

なにがきっかけで観ようと思ったのか、忘れてしまったんですけど、

観たい物リストの解消のために観た作品。

たまにこの手の作品にクリーンヒットがあるので、観てみたらガッカリ。

例えば『放課後ソーダ日和』は、クリーンヒットしたパターンです。

この作品は主演の森川葵を受入れられるかどうかで、作品の評価が決まると思います。

モテモテ女子の設定なんですけど、そんなに可愛いか?と。

個人的にガリガリの女性が好みでないので。

あと顔の作りが若干、僕の友達を連想させるので、なんか嫌だw

物語の設定上仕方がないとはいえ、チヤホヤされてるのに違和感が拭えない。

全体的に俳優陣の演技が今ひとつなのも、評価が下がった原因です。

 

これもまた登場人物の誰にも共感できなかったパターン。

僕が男であるから、共感できないのかもしれないんですけど。

そんなに長い映画ではなかったんですけど、ある意味苦行。

ふぇのたすの音楽だけは嫌いじゃなかったんですけど、

物語に組み込めてないので、めちゃくちゃ浮いてる。

 

番外編:『ザ・フォーリナー/復讐者』

 

 

作品的な話ではないので、今回のエントリーからは外したんですけど、

ガッカリした部分があったので、番外編で。

主演がジャッキー・チェンで、敵役が5代目『007』ピアース・ブロスナン。

ブロスナン目当てで観てみました。

僕の中でベストのジェームズ・ボンドといえば、5代目のブロスナンなんですよ。

どうしてもブロスナン=ボンドのイメージで観てしまうんですよね。

それだけに小悪党ぶりにガッカリ。

そもそも敵役なのが「ちょっとなぁ」なんですけどね。

ヨーロッパ資本の映画会社の制作だけど、内容は普通にジャッキー映画w

変わったことといえば、ジャッキーが終始ニコリともしないことと、

珍しく銃火器をぶっ放していること。

香港映画ではないけど、高い所から落ちる、椅子や机をぶっ壊す、

変なトレーニングをするという、お約束展開はあります。

 

では2021年最もガッカリした映画は、エントリーNo.1『GODZILLA』アニメ3部作に決定です!
どれも本当に「頼むよ、神様」って言いたくなるので、1位を選出しづらかったんですけど、

3部作だったのが決定打です。

他は1本だから、まだその作品単体ですむけど、3部作だとそれだけ時間を

とられるのが辛い。

さらに冒頭に書いたとおり『ゴジラS.P』と『まどマギ』から僕を遠ざけたのが罪深い作品。

『ゴジラS.P』→アニメの『ゴジラ』だしなぁ・・・。

『まどマギ』→虚淵玄脚本だしなぁ・・・。

となってしまって。

結果、両方とも面白かったんですけど。

 

ほんと『まどマギ』、特に劇場版『叛逆の物語』ほどの脚本を書く人間が、

どうしてこんなポンコツ脚本を書いてしまったのか。

『叛逆の物語』は度肝を抜かれましたよ。

エンディングかと思ったところからのドンデン返しが、凄まじかった。

 

一応、こちらの『GODZILLA』にも、同じようなドンデン返しはあるんですけどね。

それまで支離滅裂な行動をしてた人間がやってるから、余計に意味不明というか。

物語に対して、なんのプラスの効果ももたらさない。

なんというか結論ありきで、やってるようにしか見えなくて。

『叛逆の物語』みたいにエンディングで鳥肌立つ感じにはならないし。

正直、「はぁ?(゚Д゚)」にしかならない。

 

一応、フォローというか、補足だけしておくと、ワースト『ゴジラ』映画かというと

そんなことはなくて。

僕の中のぶっちぎりワースト『ゴジラ』映画は『ゴジラ FINAL WARS』なので

そこまではいきませんでした。

 

今年も100本の映画を観られるように頑張ろうと意気をこめて、この言葉を残しておきます。

“これからもガッカリする映画、たくさん観ると思うけど、

 もう少しこのまま頑張ってみようと思います。”

そして最後は、この言葉で〆たいと思います。
“完璧なガッカリ映画などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね”
(村上春樹風)