そういうわけで『アンタッチャブル』のディスクを買い直そうか本気で検討している、ひろむです。

いや、メディアに問題があるわけじゃないんですよ。

ブルーレイだからキレイに再生できるし、何回観ても面白いし。

ただ1点、吹き替えが気に入らない。

僕は基本、洋画は字幕派なんですけどね。

 

洋画を吹き替えで観るとき、この役者の吹き替えは、この人じゃないと!ってありません?

例えばシュワルツェネッガーの吹き替えは玄田哲章でなければ!とか。

スティーブン・セガールは大塚明夫でなければ!とか。

アントニオ・バンデラスは大塚明夫でなければ!とか。

デンゼル・ワシントンは大塚明夫でなければ!とか。

すみません、明夫さんが好きなんです。

 

僕の場合はベネディクト・カンバーバッチは三上哲でなければ!って思ってます。

『SHERLOCK』の吹き替えが、この人だったので、完全に刷り込まれてますw

とりあえずベネディクト・カンバーバッチが出てたら、基本吹き替えで観ます。

本人の声より吹き替えの方が、しっくりくる。

『ドクター・ストレンジ』も、樋口可南子が嫌だったけど、しぶしぶ吹き替えで観ました。

 

『アンタッチャブル』に関していうと、かつての『ゴールデン洋画劇場』の吹き替え版を

文字通りテープがすり切れるほど観たので、それじゃないと違和感があるんですよね。

なんでショーン・コネリーの吹き替えが若山弦蔵じゃねえんだよ!と。

正直なところ、字幕でオリジナルの音声を聞いても違和感があるw

基本的にショーン・コネリーの吹き替えは若山元蔵であって欲しいんですよ。

僕の持ってる『007』は、全部そうだし。

もっとも若山弦蔵というと、僕の中では『暴れん坊将軍』のナレーションの

イメージの方が強いんですけどw

 

『ゴールデン〜』版は、今思うと吹き替えキャストも豪華だったんですよ。

ショーン・コネリーは言うに及ばず、アンディ・ガルシアが江原正士。

ロバート・デ・ニーロの吹き替えは小林清志だし。

わかりやすく言うと『ルパン三世』の次元です。

ケビン・コスナーは基本僕の中では津嘉山正種なんですけど、

この『ゴールデン〜』版は根津甚八。

これは当時から違和感があったんですけどね。

なぜか『ゴールデン〜』は、固定の吹き替えの人を使わないオリジナル路線だったので

致し方ない。

根津甚八は『パトレイバー2 The Movie』の柘植行人のイメージの方が強いんですけど、

それはまた別の話。

 

で、僕の持ってるソフト版のケビン・コスナーの吹き替えは誰かというと大塚芳忠。

ベテランの声優だし、決して嫌いなわけじゃないんですけど、芳忠さんではないと。

どうも僕は、この人の声を聞くと『Zガンダム』の敵役のヤザン・ゲーブルを

思い出してしまって。

僕は、このヤザンというキャラクターが好きではないんですよ。

『アンタッチャブル』のケビン・コスナーって、わりと正統派のヒーローなので、

余計に気になる。

他のキャストも気になるので、多少高いけど『ゴールデン〜』版の吹き替えの入ってる

ソフトに買い換えようかと思うんですよね。

 

そもそも、なんで吹き替えキャストが一定じゃないんだよ!って、

思うところがなきにしもあらず。

まぁ、いろいろ大人の事情なんでしょうけど。

前述の大塚明夫が、お父さんの周夫さんが存命の頃に一緒にラジオに出演したときに、

若い頃に予算の少ない機内上映用の『荒野の七人』の吹き替えにお父さんの代役で、

呼ばれたことがあるって言ってましたし。

それも「息子がやれば、周夫さんも文句言わないだろう」って理由でw

明夫さん曰く「いないはずの親父のダメ出しが聞こえた」って、冗談めかして言ってました。

しかし、お父さんが“ねずみ男”で、息子が“スネーク”っていうのも、すごい話ですけどね。

まぁ、ある意味、周夫さんも“スネーク”やってたけど。

 

吹き替えキャストが一定じゃないというところでいうと僕の持ってる

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のブルーレイボックスはソフト版の山寺宏一と、

テレビ版の三ツ矢雄二の両方が入ってるし。

ぶっちゃけ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に関しては、

吹き替えで観なかったので、特に思い入れはないんですよね。

 

ちなみに『ダイ・ハード』は樋浦勉版、野沢那智版、村野武範版の3バージョンの吹き替えが

入ってるのを見たことがあります。

やっぱりみんな吹き替えはこの人でなければ!っていうのがあるんだなって思います。

なんだか吹き替えキャストのために、ディスク買い直すって言うのも、

二の足を踏むところがあるし、どうしようかな〜?って、しばらく考えようと思います。