バースデーカード [DVD]
 
そういうわけで、早速プロジェクターを使ってみた、ひろむです。
中央と端でピントが合わないとか、画質が荒いとか、細かい不満点は、いくつかありますが、
率直に言って良いです、これ!
文字通り家が映画館に!!
感動しました(T-T)
画質の荒ささえ、逆に映画館っぽくて良いと思えました。
 
動画配信サービスの関係で、結局デスクトップPC のケーブル引っ張って繋げて
またしても『ルビー・スパークス』のラストシーンだけ観たんですけどね。
感動して、またしても泣いてしまいました。
人の表情が、よく見えるので感情が、より伝わってくるんですよね。
それ以前に、ちゃんと全編見直せよ!という話ではあるんでけどw
 
さてプロジェクターで観たわけじゃないんですけど、最近観た映画で久しぶりに、
のけぞりました。
宮崎あおいの出てた映画で『バースデーカード』という作品なんですけどね。
あらすじを、ざっくり解説してしまうと、小さい子供を遺して亡くなってしまった母親から、
20歳になるまでバースデーカードが届くという物語です。
母親と娘の関係を中心にした物語です。
映画館でやっているのは知ってて、宮崎あおいが出てたので「観ようかなー」とは
思ったものの、どうもお涙ちょうだいの物語が好きでない僕としては、
そのまま観ないで終わってしまったんですよ。
 
で、たまたま動画配信サービスの見放題に入ってるのを発見して、
見放題ならいいかと観てみたんですけど。
結果、のけぞりましたw
もう『ラブストーリーは突然に』のジャケットの小田和正くらい、のけぞりました。
 
先に良かった点を書いてしまうと、ワンシーンだけ30手前の
宮崎あおいのセーラー服姿を観られたこと。
これは眼福でしたね!
宮崎あおいが童顔であることは、議論の余地のないことだと思いますが、
30手前なのにセーラー服姿に、まるで違和感が無い(@0@;)
10代半ばの頃の『害虫』と比しても、ほとんど変わらない。
この人はすさまじいな!と思いました。
うすうす、まだセーラー服イケるだろうなと思ってはいたんですけど、
まさかここまで違和感が無いとは・・・。
そこだけ二階堂ふみと入れ替えたわけではなさそうだし、驚きです。
そのシーンだけは、一見の価値ありです。
いやいや、マジで。
もっとも宮崎あおいは母親役なので、開始20分くらいで退場しちゃうんですけどね。
 
お目当ての宮崎あおいが退場したあとの、ストーリーが魅力的であれば、
じっくり観られたんですけどね・・・。
特に魅力的ではないというか、のけぞりポイントは、まさにそこ!
なんと物語の1/4くらいを占めてるのが、まさかの『アタック25』。
皆さんご存じ『パネルクイズ アタック25』ですよ。
あの「アタックチャーンス!」で、お馴染みの『アタック25』です。
衝撃的な事なので、3回言いました。
 
もし、この映画が40周年記念とかであったなら、僕も「そういうことか」と
納得するんですけどね。
映画の解説のどこを見ても『アタック25』などと、どこにも書いてない。
まさに不意打ち、ステルスアタックですよ。
もう、俗に言うポルナレフ状態です。
階段を上っているつもりが、いつの間にか降りていたという。
宮崎あおいの出演シーンから予兆はあったんですよ。
児玉清時代の『アタック25』が流れるというシーンがあって。
その時は「おぉ!児玉清だ!(@0@)」と目を丸くしていたんですけどね。
物語が進むと、本筋に絡んでくる、絡んでくる。
 
最終的にガチンコの『アタック25』のセットに、司会の谷原章介(本人)、
本物の出題者のアナウンサーと、異常なまでの再現度。
そもそも再現というのかどうか。
わざわざ番宣のシーンとか、入れる理由がないでしょう。
いつの間に『アタック25』に、主題がすり替わっていたんだろう?って思うレベルですよ。
応援者席にいるユースケ・サンタマリアと、中村蒼がとってもシュール。
番宣のためだけに出てくる田中圭も、相当ですけど。
僕は終盤には「アタックチャンス!も、エーゲ海クルーズも、もういいよ・・・」って
なってました。
だって『アタック25』に興味ないもの。
 
宮崎あおいが出ている映画は、大半フォローしてると思うんですけど、
ここまでのけぞる映画は、なかなか無いですよ。
オススメできない作品は、いくつかありますけど、久しぶりにリストに追加されました。
ちなみに個人的に、宮崎あおいが10代の頃に出てる作品は、軒並みオススメしません。
のけぞるというより、形而上学的に転げ回る作品が多くて。
冒頭の『害虫』は、その最右翼です。
珍しく宮崎あおいと、蒼井優が共演してはいるけど。
だんだん視線が下がっていきます、辛くて。
そしてロリコンの変態との戦いが、ここから始まったと言っても過言ではありません。
なぜか10代の頃の作品には、ロリコンの変態が出てくる率が高い。
最近はそんなことないけど、油断してると『アタック25』でのけぞったりするからなぁ。
 
ただレビューを見ていると、軒並み高評価なんですよね。
やっぱり、僕の場合自分と重ねることができないからだろうか?
子供がいるとか、家庭を持ったりしてないのかな?と思います。
だから『アタック25』が目に付いてしまうのかもしれません。
『おおかみこどもの雨と雪』とかも、実はピンと来なくて。
子供のいる人は、刺さるんでしょうけど。
宮崎あおいも、黒木華も、すごいなーで止まっちゃうんですよね。
あと西井幸人売れないなぁ、ってw
『鈴木先生』大好きな人間としては、少々辛いけど、それはまた別の話。
 
きっと立場が違えば、見方も変わると思うので、お子さんのいらっしゃる方とかは、
いいかもしれないです。
ただ、これだけは言っておきます。
思ってる以上に『アタック25』!!
あとは『アタック25』好きな方には、オススメです。
どれくらい需要があるかは、甚だ疑問ではありますけど。