そういうわけでひさしぶりの続き記事で、若干戸惑っている、ひろむです。

しばらく続きもの記事書いてなかったから、どうやって接続すれば良いんだっけ?と

思って(^0^;)

いまいち勘が戻ってこない。

さてさて、今回は高校時代から話を始めましょう。

 

③高校時代

 

 

 

最前線中の最前線!地獄の激戦区 『エリア88』!!

さあ、年齢と連載時期が乖離し始めましたw
連載終了が86年で、僕が出会ったのが97年頃だから、軽く10年はズレてます。
でも、この作品との出会いは僕に大きな影響を与えました。
 
これで僕がパイロットになったとかいうなら「僕の人生を決定づけた」とか
言えるんですけどね。
なにしろ僕、先天的な問題でパイロットになれないもので。
パイロットどころか、航空業界に関わる仕事は軒並み駄目です。
運転士とか、潜水艦の乗組員とかも駄目なんですけど。
あ、別に強度の障害とかじゃなく、かなり軽度の色覚異常です

 

高校時代の友達が「面白いから」って貸してくれたんですけど、

以来ずっと僕の心をわしづかみにし続けています。

自分の中で「困ったときの『88』」と言うくらいの人生の指南書になっています。

僕にとってのバイブルですね。

88魂が僕の中に灯ってるといっても過言ではありません。

 

ともかく『エリア88』って、最前線基地なのもあって、作中ずっと常に困難な状況に

置かれ続けてるんですよ。

「不利な状況など通り越して最悪だ」という台詞が、その惨状を端的に

表わしている気がします。

主人公・風間真も最初から最後まで困難の連続。

なにせ序盤から友達に裏切られて、中東の外人部隊に売られるという困難真っ只中。

ここから得た教訓は「酔っ払って外泊証明書にサインするな」。

話を戻して具体的に、何かの教訓があるわけではないけど困難にぶつかったときの

心構えというか、立ち向かい方、戦い方を僕に示唆してくれます。

 

もう40年以上前の作品だから今の感覚でいうと色々古いとは思うんですよ。

ベトナム戦争の影響が色濃かったり、戦闘機マンガだから出てくる機体が軒並み

1世代以上前だったり。

僕の中ではF-14・トムキャットといえば『トップガン』より、こちらの方が馴染みがあります。

でも何度読み返しても、やっぱり面白いし、ついつい読みふけってしまう。

 

主人公の乗るF-20・タイガーシャークの情報が、全然見つからなかったのも今となっては

良い思い出です。

『CITY HUNTER』の時と同様、ネットが無いので本を広げても載ってない!

子供の頃買った『飛行機・ロケット・船』という学研の図鑑にも載ってない。

最終的に主人公が乗っていたX-29は出てたのに。

それもそのはず、どこの国も採用していない幻の機体だったので。

世界で、たったの3機試作機が作られただけの機体だから出てるわけはないんですよ。

日本でだけ抜群の知名度を誇っているらしいですが、世界的には無名のようです。

という情報を手にできたのも、ウィキペディアが出てきてからなんですけど。

 

それと僕の好きなシュタインベルガーというワインとの出会いも、この作品。

“鋼鉄の撃墜王” “空戦の神様”の異名をもつドイツ人の凄腕パイロットが

好きなワインとして、作中2回出てくるんですけどね。

初めて読んだときは、まだお酒飲めない歳だったから、本当にあると思わなくて。

お酒飲めるようになってから探してみたら、本当にあるから、

びっくりしましたよ(@0@)

実際飲んでみたら甘口なので、甘党の僕にぴったり!

“鋼鉄の撃墜王”気分を手軽に味わえます。

しかし“空戦の神様”って、“バントの神様”みたいw

 

古い作品だからアラが目立つ部分もないではないんですけど。

特にラスボスにあたる神崎。

主人公をエリア88に売り飛ばした張本人です。

8年に及ぶ長期連載だったので、現場であるエリア88以上に展開が凄まじいw

はじめは単なる嫉妬心からの犯行だったものが、いつの間にか世界をひっくり返すほどの

悪の大物になってしまうという。

いつの間にかチートの固まりになっちゃうし。

悪役なのに一番、連載長期化の割を食った人物であると言えると思います。

 

それでも影響を受けている作品は多いですよ。

『エースコンバット』はいうに及ばず、『ガンダムSEED』の制作陣も、

きっとこのマンガ好きだと思うんですよね。

あとコミケ88のポスターに載ってたときは、思わず二度見しましたw

コミケに興味は無いけど、たまたまその時だけ地元の本屋にポスターが

貼ってあったんですよ。

 

うーん、語り出したら止まらない(@0@;)

 

ちなみに、この時代ランキング2位は『究極超人あ~る』。

まさかの師弟コンビw

『エリア88』のラストのスタッフロールにも、しっかり「ゆうきまさみ」の文字がありますよ!

 

④大学時代

 

 

 

『エリア88』の話を書いていると止まらなくなるので、切り上げます。

正直、この時代に影響を受けたマンガが何か悩みました。

この当時に買ったマンガって、実家に帰ってくるにあたって軒並み処分してしまって(__;)

ちなみに『エリア88』も間違えて処分してしまったんですが、全巻買い直しました。

で、悩んだ挙げ句出てきたのが、この『仮面ライダーSPIRITS』。

すでに連載が足かけ20年に及ぶ、長寿マンガです。

張ってある画像は仮面ライダー1号ですが、実質的な主役は10号ライダーにあたる

仮面ライダーZX(ゼクロス)。

でも1号~スーパー1(9号)までの各ライダーも、ちゃんと見せ場が用意されています。

ただ月刊誌での連載なので、まぁ話が進まないんですよwww

わりと休載も多いし(´ヘ`;)ハァ

 

しかし面白さは折り紙付き。

昭和・平成・令和を問わず仮面ライダー好きには、一度手に取ってもらいたい。

もうね、名言の宝庫!

僕は1話目の1号ライダーの「今夜はお前と俺でダブルライダーだからな」に、

早々に胸を打ち抜かれました。

この作品だけで仮面ライダーのなんたるかがわかるというものです。

 

書き始めて気づいたのは、この当時大きかったのは、石ノ森(石森)章太郎との

出会いですね。

『サイボーグ009』とかを読み始めたのは、この頃です。

萬画版『仮面ライダー』とか、『人造人間キカイダー』とか、そりゃあもう、

すさまじいインパクトでした。

12人の仮面ライダーと『キカイダー』の最終回はショッキングですらあります。

もう『キカイダー』と『009』の“地下帝国ヨミ編”のラストシーンは、涙なくして語れません。

そんな時期に連載開始しているだけあって『仮面ライダーSPIRITS』は、

影響が大きかったですね。

仮面ライダーは、その誕生の経緯たるや、まんま『サイボーグ009』と一緒ですし。

 

ちょうど僕の世代って、仮面ライダーも、ウルトラマンも空白期で、どっちもリアルタイムで

観てないんですよね。

ほぼ単発で『仮面ライダーBLACK』と『RX』やってましたけど。

「特撮ヒーローは?」って問われれば、「宇宙刑事」って即答します。

だから存在は知ってても、仮面ライダーって馴染みがなかったんですけど、

この『仮面ライダーSPIRITS』で昭和ライダーには、詳しくなりました。

 

作者の仮面ライダー愛が凄まじくて、むせかえるほどですよ。

なにせマンガであるにもかかわらず、ちゃんと特撮と同様ジッパーまで漏らさず

描いてあるんですもん。

特撮では、しょぼかった必殺技も、マンガの特性を活かして、とてもダイナミックに

表現されてます。

あえて『ガンダム』風に表現するなら

「オリジナルのライダー車輪を知ったときは、さすがに笑ったよ」という感じです。

シャアに「お笑いになった?」って聞き返されること請けあいです。

マンガだと、ライダー達のあまりのスピードに竜巻がおきちゃうレベルなのに、

オリジナルだと採石場での追いかけっこにしか見えないw

 まぁ、実際そういう技(?)なんですけどね。

虎がぐるぐる回ってバターになる的な。

オーソドックスなキック以外は、かなり派手に表現されてます。

 

この作品に関しては、いまだ連載が続いているから、当時のことというより、

今の気持ちが強すぎて、単なるおすすめマンガになってしまいそうw 

おすすめついでに書いておくと、めったやたらに仮面ライダー1号が強いです。

主役のZXを食う勢いで強い!

長い連載で、ほぼ苦戦していた描写がないという。

ともかく大人の視点で、子供の頃と同じ熱量でヒーローに

触れられる稀有な作品ですよ!

 

このまま社会人まで書き上げるつもりだったのに、案の定『エリア88』で

かなりボリュームを割いてしまった(´ヘ`;)ハァ

仕方ないので、社会人以降は別記事で。

もう一回続きます!