相続バトル -365ページ目

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ある方からメッセージがありました。
22歳の女性、一人っ子の方です。そして母子家庭。
彼女は一人っ子という立場であるために、それなりにプレッシャーを感じながら生きてきたと思います。
そして彼女の母は不動産収入を得ながら自分でもパートで働いています。
でもそんな母との関係はうまくいっていない。
私と状況は違うのだけど、自分の置かれた立場が似ていると思った。


「どうしてそんなに家を守りたいのですか?」


私は答えました。


「自分が守る立場に生まれたせいかもしれない」
「あと長男として運命(宿命?)と感じているのかも」
「そして、私利私欲のために生きているレッドの好きにはさせたくない」


あと答えなかったのだけど、私を可愛がってくれた祖父なので、彼が始めた仕事を続けたいと思ったのもあるかもしれない。
それとこれが一番問題なのだけど、いま自分が住んでいる場所と店が建っている土地は借地なのです。
借地の場合は最短で20年毎に更新がある。更新料の目安としては評価額の5~10%(更新時期も間近)
自分名義の土地(130㎡)で商売を新たに始めることも可能といえば可能なのだけど、奥まった場所なので人通りが少ない。店売りは激減する。よってほぼ不可能。
だから実際には今現在の借地の場所で商売を続けるしかない。ここなら人通りはある。


私の希望としては、商売はこの借地の上で続けたい。
そして続けるにはある程度の財産(土地130㎡)は必要です。
経営上でもし何かあった場合、財産がないと融資を受けられないからです。これが現実です。


前回の『42』で、部長が土地(130㎡)を処分せずに話を進めようとしていたのはこのためです。
土地を処分して分割してしまうと、商売に支障をきたすためです。
さすが80年以上生きてきた人の経験であると思いました。
そしてレッドのことを子供のときから知っている人の圧力(笑)


というか、この部長と我が祖父は昔から知り合いだったようで、私は祖父の人脈に感謝しました。
祖父の人柄があったからこそ、その部長はわが店を守ろうとしているようです。
そしてその部長もレッドの人柄(浪費癖)を熟知しているようで、レッドを納得させるように話を進めてくれたようです。



というわけで本題へ。



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レッド
「あの…、現金と預貯金というところなんですけど、前にブルー2君が300万の現金、「おじいさんのが…」っていう話をしてたことがあるのですが、それが載ってないようなのですけど」



「預金から下ろしてきたお金」
「それだけ他にあったの?」


ブルー2
「・・・ちょっと覚えてないですね」


税理士
「おじいさんが変な話、まぁ・・・」


レッド
「あの潰れちゃった信用金庫」


税理士
「C信用金庫?」


レッド
「そうそう。C信用金庫に預金してたお金を300万、ブルー2君が持ってたのを私見たことあるんですよ。潰れちゃったんで(潰れそうなので)、下ろしてきたって話なんですけど。それが載ってないなと今思ったんですけど」


税理士
「C信用金庫か。もう合併されて何年になる?」


部長
「もう何年経つから。そうするとおじいさんそれで下ろしてきて、もうそれは現金300万で残ってないでしょ」


税理士
「多分会社で借りちゃったか…」


部長
「それでおじいさんから資金繰りで借りちゃってないんだと思う」


ブルー2
「またはこの預金のどこかに入れたかもしれないし…」


レッド
「ブルー2君、ごめんね。それ覚えてない?」


ブルー2
「それは親に任せてたと思うので」


レッド
「ブルー2君が300万持ってたのを私見せてもらったことあるんですけど」



私はここでハッと思い出した。
祖父の介護や葬儀、そして法事で忙しかったために、その時の記憶が飛んでいたのだけど、ここで思い出した。
C信用金庫の経営状態が良くないと噂があり、定期預金の300万円を下ろして自宅の金庫に入れていたのだった。
そして同時に、介護から逃げてきた人はそういう記憶がしっかりしていて気楽でいいなと思った。



ブルー2
「あぁ…(金庫にあったのを母がレッドに見せたのを思い出して)」

「俺が持ってたんじゃなく 一応あの金庫の中に入れてたってことで」


レッド
「ブルー2君が持ってたのを私見せてもらったの。これはおじいさんのだから手をつけられないからって。それがこれを見たら書いてないから、どうしたのかなと思って聞いたんですけど」



確かに見せた記憶がある。
過去にレッドから「C信用金庫の定期預金はどうしたの?」と聞かれたことがあるからだ。
というか、そのときからすでに『じいさんはまだ生きてるのに、レッドはなぜこんなにまでお金にこだわるのか…』と思ったことを思い出した。
私はただ、C信用金庫の経営状態を心配して下ろしただけなのです。



ブルー2
「あとおじいさんのほうから、レッド叔母さんに110万貸してるので、それも」



レッドは「え、ここでそれを言う?」というような表情をした。

でも…、



税理士
「まぁ貸し借りはね、親子の仲だからさ。300万はおそらく会社の貸し金に使って。まぁ古い資料を見てみないとわからないですけどね」



じいさんが入院しているときを狙って借りた110万円は関係ない?
でも「今はその話をしないほうがいい」という空気だったので流した。
この税理士も部長も、レッドがどれだけお金が大事かという人か知っているはず。
私は彼らに任すしかなく、110万円の件は黙った。



部長
「普通預金はどうなの?(会社への貸し金として記帳されてる?)」


税理士
「普通預金の通帳で来てるのは…」


部長
「なんでもそうよね。大分経っちゃってる話だから、B信用金庫とか。どこの銀行に入れたとしてもわからないね。
B信用金庫か。
大体入れるとすれば」


ブルー2
「大体そうですね」


部長
「大体B信用金庫だね」


社員(うちの店の担当者)
「ブルー2さん、お母さんに確認は取れないの?」


ブルー2
「自宅のほうなら」


社員
「何番だっけ?」


ブルー2
「***-****です」



そういってうちの担当者は300万円の行方を確認しました。




部長
「他に何かございますか?」




~~~ しばし沈黙 ~~~




レッド
「疑問に思ったのはそれだけ、はい」




~~~ しばし沈黙 ~~~




レッド
「で、差し引いた(足した)現金というのは…。出てきた数字は…」



部長
「それはもう債務?
総体から債務を引いた残り…、だから全部で…。
これとこれとやぶきん(?)6,600万くらいから引いてるから2,400万?(←声の小さい部長なので聞き取れず)
だから2,400万で、あとこれのお金を一人ずつあれにして100万ずつ?
あれにしてもちょうど約700万。
それでレッドさんのほうは、その三分の一の権利があるから、まぁそこんところを300万か、現金。
あとお孫さん、代襲相続人の方はあれ。
ブルーさんのほうはあれじゃないと。お店をやってくとすればそれだけ出せなくなるよね。
だからそれを考えながら分けたらどうかしら」




部長がレッドを諭すような交渉が続きました。