Hi,hechima desu!
ちょっとDEADシリーズ読んで、アメリカナイズされたヘチマです。

さて、DEADも最終巻です。
最後まで気を抜けないストーリー展開、
そして大エンディングを迎えますよー。

『DEADSHOT』英田サキ 徳間書店 2007年




毎巻ですが、表紙がかっこよすぎる!
LOCKでは、2人とも受刑者の格好、
HEATでは、ユウトはスーツに銃、ディックはビジネスマン、
最後は、ユウトは血を流しながら銃をかまえ、
ディックは迷彩服に機関銃ですよ!
た、たまらん~素敵~~~。
表紙は購買意欲にかかわるから大事ですな!

「敵はホワイトハウスにいる」というディックからの情報を
もとに、ユウトとロブは、スミス社とつながりがある
ジェネラル・マーズ社の社長の娘の婿で、次期副大統領候補の
マニングに目をとめ、調べ始める。
しかしFBIの上層部から捜査を打ち切れとの圧力が…。
どうもマニングとなにがしかの取引をしたようだ。

納得できないユウトはFBIとは別にマニングに
ついて探りはじめる。
ロブの働きでジェネラル・マーズ社のパーティーへ
参加できることになった2人。パーティーの前日にNYのホテル
に泊まることにした2人の前に、ディックとジェシカの姿が!

前に「必要ならジェシカとも寝る」といった言葉通り、
ディックとジェシカの間にはいっそう親密な雰囲気が漂っていた。
頭ではその意図を理解していても、やはりショックをうけるユウト。
そんなディックのことで揺れ動くユウトをずっと見てきたロブ。
ユウトを抱き締め、

「俺なら君を悲しませたりしない」

「いつもそばにいて、君が辛い時は励ましてあげる。
悲しい時は慰めてあげる。どんな時でも、君をひとりにはしない」

「俺を拒まないでくれ。君を思いきり愛したいんだ…」

と熱く口説く。ユウトがディックだけを思っていることを
前々からわかってはいるが、

「報われない恋だとわかっていても、一度くらい幸せな夜を
過ごしてみたい。そう願うことを許して欲しい」

ロ、ロブ~~~!!!かっこいい…。
どうです、この情熱的なしかも切ない口説き文句。

ぐっときませんか?

グラグラきませんか?

私はだいぶ

キターーーーーーー!


やっちまえよ、ロブ。

抱かれちまえよ、ユウト。

寂しく傷ついた心をロブに優しく癒してもらったらいいよ!


でもやっぱりユウトはロブの手をとれない。
自分の心にはディックしかいない。
友人としてのロブをなくしたくない。
切ない思いに身をこがすユウトだった。

そしてロブもまた友人の立ち位置に戻る。
いい奴だ。ユウトのことが好きで、
でも振られ、でも友人でいてくれる。
こんないい奴いませんで。

パーティー当日。
マニングやイーガン達の密談を盗み聞くユウト。
そこでコルブスを裏で操っているのはマニングであることを知る。
そこにコルブスがやってきて、「最後の花火」をNYであげると言う。
花火をやめろというマニングを置いて、部屋を出ていくコルブス。
その後をユウトが追う!

屋上で対峙する2人。コルブスの手には銃が握られていた。
そこにディックもやって来る。
刑務所以来の再会。
あの偽りでも仲間だった3人の状況が
あまりにも変わりすぎているのが悲しい…。

ディックは銃をコルブスに向ける。
突然響く銃声。

撃たれたのは…ディックだった。
右腕を負傷したディック。

そこにコルブスの仲間のヘリがやってきて、
ユウトを連れ去るコルブス。
ディックはそれを阻止しようとして、
コルブスの仲間に足を撃ち抜かれる。
傷ついたディックを残し、ヘリは飛び立っていく。

コロンビアにあるコルブスのアジトで監禁されるユウト。
そこでコルブスは幼い頃にマニングに拾われ、
戦士として育てられたことを知り驚愕する。
これまでコルブスはマニングの命じるままに動いてきたが、
政治の表舞台に立とうとして保身に走るマニングは
コルブスを無用として飼殺しにしようとしていた。
それを許せないコルブスは、ゲームを始め、
最後にサミットの会場を爆破しようと計画していた。

仮病を使って脱出を試みたユウト。
するとアジトはマニングからの襲撃を受けていた。
コルブスに連れられ、アジトを後にするユウト。
その前にディックが現れる。戦闘態勢に入る3人だが、
マニングの兵が追いかけてくるのをうけ、
ひとまずCIAのヘリで逃げることにする。

乗り遅れたディックをなんとかぶら下げながら浮上するヘリ。
ディックに手を貸し、機内に上がるのを手伝うコルブス。
しかし、機体をめがけて撃ってくる兵の弾に、心臓を撃ち抜かれてしまう。

コルブス、死す。

ええ!ちょっとあっけなくない?
びっくりした~。そんな流れ弾に当たってだなんて…あらら。

でも、めちゃ泣けます。
コルブスの、

「ああ…シェルガ―刑務所での、暮らしが…とても、懐かしいな…」

って言葉に、目頭が熱くなりました。
たぶんムショ内の日々は、血と死にまみれたコルブスの人生の中で、
穏やかで楽しい日々だったんやろうね…。
最後にネイサンと呼んでくれ、とユウトに言うところなんか、
涙腺崩壊。

私も呼んじゃう、

ネイサン~~~~~~!!


気を失ったユウトが目覚めるとそこは病院だった。
ディックの消息は不明。
リハビリを経て退院したユウトは、ネトの家でディックの行き先を知る。

ディックの住む海辺の街へ、ひとり向かうユウト。
2人は再会するが、会話は友達同士のうわっつらな感じ…。
ディックの行きつけの店に行き、友人に会い、
もうディックは新しい街で新しい暮らしを始め、
自分はもう必要のない人間になったんだと覚悟を決めるユウト。

ディックに別れを告げ、背を向け歩き出すユウト。

と、その背中に向かって

「…行くな、ユウト」

「お前なしで、俺は幸せになんてなれない」

「ここに戻ってきて欲しい。俺のそばに…」

やっとです!やっとディックが本音を言いました。
その言葉を待ってた!

でも遅っせーよっ!!!
男なら再会した時にガツンと言えよ!

なんてヘタレなディックにやきもきさせられましたが、
きっと迷ってたんやろうなぁ。
このあとはめくるめくラブシーンに突入。
ハリウッド映画のように、素敵に終わります。

は~。
2人の出会いから別れ、再会、敵対、エンドまで見届け、
充実感に満たされました。
壮大でいい話やった~。

なんか読み終わってさみしいなぁ…。



なんて思ってたら、出るじゃないですか!!

外伝が!


『SIMPLEX DEADLOCK外伝』


どうも、あのいい奴代表、ロブがメイン(?)のよう。
きっと2人も出てくるやろね。表紙も楽しみ。

11月27日発売、もうすぐですな!

走らなきゃ、書店へ。
こりゃあ、残業してる場合じゃないっす!