こんばんは、昨晩に引き続きヘチマです。

お盆らしきこともせず、夏の大イベントにもいけず、
本日もたんたんと仕事をしておりました。
休みのオフィス街って、なぜにあんなに人がいないのですかね。
会社の周辺、ゴーストタウンのようでした…。

さて、心をわしづかみにされた「聞こえない声」に引き続き、
その続編を。不細工スキーがさらに大スキーになりました。

『見えない星』京山あつき 大洋図書 2008年

見えない星 (ミリオンコミックス Hertz Series 38)/京山 あつき


↑イメージつかみやすいかな、と前回から表紙見れるようにしてみたのですが、
どうも携帯からだと見えないようです。すみません。


これは読む前からあらすじ↓だけでもドキドキでした。

『先輩として尊敬し憧れていた今井に、くどき落とされた引田。
部活の練習後、キスを繰り返すうちに互いの「好き」という
気持ちが深くなっていくのだが…』

きゃ~期待が高まります。
そして、表紙を開いたグラビアイラストで、がつんとやられました。

薄暗い夜の用具室。扉は開いたまま。遠くには校舎の明かり。
ラックに手をつき、かがみながら引田にキスをする今井…。
めっちゃ雰囲気のある絵。
もうこれだけでごはん3杯いけます!

本編は…

野球部にも1年が入部し、先輩になった引田。
部活の後に居残り練習をした後、用具をかたずけながら、
1年のことについて今井とたわいもない話をしていた。
その時、今井は頭の中があることでいっぱいだった。

『このへんに座らせて――キスくらい…』

このへんなら座れそう、とか用具室内を探る今井がおかしくもかわいい。
一生懸命に話しかける引田への返事も気がそぞろになりながら。
そうこうするうちに、引田がボールケースに腰を下ろしたら、
やったとばかりに引田の後ろから座り、キスをする。
静かな用具室の中で、長いキスをしながら、
今井の手はユニフォームをたくしあげる。

このシーン、めっちゃ子宮にきます。
ぎゅっと絞られるほど、萌えました。
そして、もう引田の不細工かげんは全然気にならない。
むしろ、かわいい。なんだこのかわいさは!
今井に後ろから抱かれてびくっとする引田。
きょろきょろと周囲を気にする引田。
おしりをもまれて、ぼうっとする引田。

か、かわええ…。

まあ結局2人はキスどまりなんですが。
その後も今井はことあるごとにキスをするのです。
更衣室で、また用具室で、またまた用具室で…。
用具室の比率が大きいのですが、野球道具にかこまれた夜の用具室って、
すごくいいですね。いけない雰囲気満載というか…。

居残り練習後にいつもキスを交わすようになる2人。
初めは今井から仕掛けられるキスにとまどっていた引田も、
今井にふれられて色っぽい顔をするようになります。
ほほをなでられて、気持ち良さそうな顔をする引田が、
猛烈にかわいい!不細工やけど、かわいいんですよ~。

そして、今井の「好きだ」という気持ちがキスから伝わってくるのがわかり、
今井の気持ちに、キスに、なにもかもに感動した引田は、
『幸せ――』と今をかみしめる。

ここまでで、まだキスしかしてない2人。
けど、こんなにキスシーンが胸にくる漫画も珍しい。
お互いの気持ちを伝えあう最良のコミュニケーション。
そこから先に進みたい気持ちはあっても、進めないもどかしさ。
それが、イイ!!
そう簡単にからだをゆるしちゃあだめですよね。
高校生だし、規律の厳しい野球部だし、先輩後輩だし。
2人の初?はまだ少し先です。

野球をして、勉強して、今井とキスをして。
引田の毎日は輝き、未来は無限に広がっているように思えた。
深まっていく今井への思い。

そして、3年の今井にとって最後となる夏の地区大会がはじまる。
準々決勝で今井のさよならホームランで勝った野球部。
それを応援席で見ていた引田は、今井に会いたいという気持ちをつのらせる。

ひとり学校のグラウンドを訪れ、
今井との間にあったことが夢のようだと思う引田。
その時今井が現れる。
ホームランに興奮し、眠れそうにないという今井。
今井の気持ちが痛いほどわかり、今井に付き合う引田。

そして、初えっち。

星空の下。

グラウンドの片隅で。

性急に。

立ったまま。

無言で。

このシーン、けっこうリアルな描写で、
モロ出し(節度のある)なんですけど、
すっごく切ない。
高ぶった気持ちで引田を抱く今井、そんな今井を思う引田の行動。

エロシーンなのに、泣けます!!

ここまで、じらしてじらしてじらして、
ためてためてためてためたからこそ、最高にぐっときます。


夏大が終わり、野球部を引退した今井。
寮生だった今井は一度実家に戻ることにする。
今井を駅まで送っていった引田は、
会えない時間を思い、離れがたい気持ちに。
それは今井も同じで、結局引田の家に泊まることに。

玄関にちらばる荷物、廊下に点々と散乱する服。

会話もなく、浴室で抱きあう2人。

互いを思い合う熱い気持ちを物語る素敵なシーンです。
目をつむった引田の表情も色っぽい。

そして、今井は大学でも野球を続けることにしたことを
引田に告げる。

今井は大学の野球部の練習に参加するようになり、
学校で会う時間がどんどん減っていく。
それでも、今井が引田の家を訪れたり、一緒に初日の出を見に行ったり。
会える時間を大切にする2人。
そして、今井は大学の寮に引っ越していくってところで終わり。

その後はきっと明るい未来が待っているんだろうって、
さわやかなエンディングでした。

野球部、先輩後輩、揺れ動く気持ち。

青春です。
思いっきり青春です。
じれったいほどの青春でした。

この作品読めて、ほんとよかった。
不細工受けという新境地も開拓できたし。
大満足。思い残すことはない。

と思ってたら、

続編があるんだって!
「枯れない花」っていうタイトルで、雑誌「HertZ」で連載中だそうです。
枯れない花…花って引田のことか!?
この情報をキャッチした時、
大学いった今井は~?3年になった引田は~?
離れ離れになった2人はどうなるんだ!!

って思い残すことはいっぱいあったことに気付きました。
希望としては、2人の熱々、ラブラブっぷりを読みたいんですけどね~。

この作品、なぜか読みおわったらまた読みたくなるんですよ。
不思議。それほどまでに不細工受けが魅力的なのかも。
さて、もう4回読んだけど、もう1回読んできます。