こんばんは。りったんです。


ここ数日、気付いたら寝てるという生活。


昨晩もいつ寝たかは、全く知らず、部屋でゴロゴロ漫画を読んでいたら、いつのまにか睡魔に襲われ寝ていた。
(おそらく9時~10時の間ぐらいで爆睡していたと思われる。)


母が朝方まで、私の部屋に電気がついてるのを不信に思い、覗いたら思いっきり寝ていたらしい。
「電気代もったいないやろ!」
と怒られた。
そりゃそうだ!!


そんなわけで、更新ができず。
今日は起きてるので、ちゃんとします。






『木曜日の恋人』 村上左知 光文社 2007年



読み切りが何作か入ったこの作品。あいかわらずの村上左知作品って感じがして楽しめた。
私は村上左知が何気に好き。




表題作は、年の離れた幼馴染みで従兄弟同士のお話。


歯科医の耀司(ようじ)は、10歳も年の離れた幼馴染みで従兄弟で、まだ高校生の誠(せい)が初恋の相手。


自分の汚い気持ちがバレるのが怖くて、実家から出てきた耀司。



そんな耀司の勤める診療所に、誠が現れたところからお話は始まる。



実家が老舗和菓子屋の耀司は、誠が家族から頼まれて、自分を家に呼び戻すために来たのだと思う。



せっかく来たのだからと、検診をすると、治療が必要な箇所があり通院することになった誠。
耀司は、家の近くに通うことをすすめるが、誠が休診日の木曜日に治療しに来ると言って、帰っていく。



姿を見ると、気持ちが強くなり、やっぱり好きだということを自覚する耀司。




ある日の診療中、
「なんで帰って来ないのか・・・なんとなくわかってる」
と誠に言われ、指を甘咬みされた耀司は、勢いのまま、診療台の上で誠を犯してしまう(笑)。


ちなみにこの場面、
「どこのAVやねん!」
っとつっこみを入れたくなるが、さすがは村上左知なので大丈夫。
変ないやらしさはなく、いい感じの色っぽさがあった。


このお話、耀司×誠なので、年上攻×年下受なんで、基本的にそんなに私の好みの掛け合わせじゃなかったが、ヘタレ攻と、気の強い男前受がいい感じだったため、これがなかなか楽しめた。





あと良かったのが、

【隣りのあの人】

という作品。


ノーマル有間くんと、リーマン眼鏡でゲイの佐伯さんのお話。


マンションに越してきたばかりの有間くんが、隣りの部屋から聞こえてくる、悩ましい声に
「色っぽい声だな」
と思っているところから、話は始まる。


その悩ましい声の主が佐伯さんという人で、どうやら隣人タナカから酷いプレイ(セックス中に殴る的な)を強要されていることを知る。

有間くんが、隣人タナカが居ぬ間に、佐伯さんを奪い取るというお話。
ちなみに隣人タナカは、後ろ姿程度にしか出てこない(笑)。



くっつくまでのお話と、蜜月期のお話があり、たいへん楽しめた。



有間くんの佐伯さんに対する甘やかしさ加減や、愛の表現や、妙にエロいところなどが、私のツボをついてくれた!!


名ゼリフがこちら。

「大事にしたい・・・なんでもする。大事にさせて」
とか、

「匂いとかしちゃう?どんな匂い?かがせてよ」

とか、

「誰にも渡さないでよ。誰にも渡さないから」

とか、

良いセリフを言ってくれるんだな~有間くん!!



そして、佐伯さんの妙に薫る色気と健気さ、顔を赤らめる表情など、グッとくるところが多かった。
あと、佐伯さんの内に秘めた情熱。これが良かった!



村上左知の描く受の多くに共通してる部分が、

《内に秘めた情熱》

これだと思う。

おそらくこの部分が、私のツボをいい感じに押してくれるようだ。





村上左知は、名前買いするほど、好きな作家のひとりだ。

この作家の、素晴らしいところは色々ある。
上記に書いたように、うまい具合に私のツボをついてくるところもそのひとつ。
でもやっぱり一番は、読み返すほど、作品に味わいと良さを感じるところだと思う。


だいたいパターン的に、
一度目の読後は、
「まあ良かったな」
程度で終わる。
が、日にちをあけて、再度読み返したときに、
「あれ?こんなに良かったっけ?」
といつもなる。不思議だ。


今回のこの作品も、最近出た村上左知の新刊を読み終わったあとに、久々に読み返してみようと思い手にしたところ、
「あれ?いいやん!」
ということで、今に至っている。


これからも楽しませてくれることを大いに期待する。