こんばんは、週末のXdayがとっても楽しみなヘチマです。
『ジャジャ馬ならし』門地かおり リブレ出版 2008
日曜に久々に本屋に行ったら、旧ビブロスから出てたこの本が、
リブレから愛蔵版として出てたので、買ってみた。旧ビブロス本持ってるけど、
大量書き下ろしとか書いてあるし!
門地かおりは、絵がものすごくかわいい。
線は細いのに、画力が素晴らしく、話も最高。
山田ユギとちょっと通じるけど、
ギャグとシリアスが絶妙のバランスで盛り込まれてて、
文字通り、笑って泣ける。
舞台は男子校の体育科専用の寮。
かわいい顔が自慢の馬場は、不純異性交遊のバツとして寮に入れられる。
そこで出会ったのがテニス部の三木とその親友黒沢。
馬場は三木と同室になり、
マイペースでかたぶつでちょっとずれてる三木と、
かっこいいのにちょっとへたれな黒沢の間に挟まれて、寮生活がスタート。
馬場が気になりなにかとかまってしまう黒沢、
黒沢と三木の尋常じゃない仲のよさに嫉妬する馬場、
そんな馬場に恋心を抱いてしまう三木。
このトライアングル・ラブが絶妙の味付けで、
抱腹絶倒、なのに胸きゅんしちゃうユーモア・ラブストーリーに仕上がってます。
とにかく馬場がかわいい!
といっても、よくあるなよなよ系じゃなくって、
元気いっぱいのちびっちょ男子高生。
黒沢や三木の言動にくるくる舞い、心の中でつっこみまくり。
何度も吹き出すほど笑える。
紆余曲折を経て馬場(受)は黒沢(攻)とくっつくけど、
初エッチまでがこれまたたいへん。
いろんな場所でやっちゃおうとしても、邪魔が入ったり、
黒沢の留守中に、馬場と三木が熱に浮かされておさわりしあっちゃったり。
その現場をまた黒沢がまた見ちゃうし…。タイミング悪すぎ。かわいそうな男だ。
でも、最後はついに合体!おめでとう!
何年もじらしじらされ、連載中ははがゆかったよ。
この話はテンポがすごくいい。ぐいぐい引っ張られて読んでしまう。
読後感もすっきり、さわやかです。面白かった~って満足できる。
高校生の日常生活も細かく入っていて、読んでて楽しい。
門地かおりは、そのあたりがものすごくうまい。
ここは依田沙江美的かも。絵は全然ちがうけど。
キャラもしっかり立ってて、そのどれもが魅力的です。
収録は表題作と、まだ単行本になってなかった高校生同士の連作。
ここにもちょびっと黒沢と三木がでてきて、
馬場とのラブラブっぷりがほんのちょっと垣間みれます。
きっとサービスだね。ちなみに大量書き下ろしではなく、少量書き下ろしだった。
あんまりうまく伝わらなかったかもしれないけど、
これはほんとに秀作です。