ブルネイ滞在5日目にもなると移動は慣れたもの。
私は毎朝、ホテル前のバス停からまずは市内の中心地、ショッピングセンターやバス発着所がある辺りに向かいます。バスは途中で必ず丘の上にある美しい建物前に泊まります。
上の写真がその建物なのですが、最後まで私はなんの建物かわかりませんでした。たくさんのお勤めのような人が乗降するのですが、日本人のようにサラリーマンの格好をした人は皆無だからです、お役所だとは思ったのですが、みなさん格好が普段着なので定かではありません。
さて、この日は下の地図上の下部の細い砂州のような場所に行きたいと思いバスを中心地で乗り換えました。
バス停は赤い印の場所。
縮尺から想像するにバス停から2キロくらい。
私は歩ける、と思ったの。歩けなかったらタクシーを拾えば、と漠然とした考えもあったの。
ブルネイに来てからずっと、美しいビーチを見ていなかったのでどうしてもビーチが見たかったのです。
バスは小さな街に着きました。
バスから降りるとすぐにこの子がお迎えしてくれましたが、それも束の間でなんとこの子は横から来た車に轢かれてペシャンコになってしまいました。
地元の人たちはトカゲを「ドラゴン」と呼びます。ドラゴンはそこらじゅうにたくさんいます。日本人がハエを叩く感覚で潰せるのかもしれませんね。
ひゃーっ、と思った後、私はバスターミナルの周囲を見回してタクシーを探しました。けれどもタクシーはいません。少し歩いてみました。公共の建物に見える建物がありました。やはりタクシーはいません。
そこで駐車中の車に乗ろうとした男性に声をかけました。
How do I call a taxi? すると男性は There are no taxis in this town. と答えました。 いやあ、まいったな。
困った顔をした私を見た男性が優しそうだったので次に私は地図を示し
Can I walk here?
(以下、会話は日本語で書きますね)
と尋ねました。
いやいや、とても歩いては行けないよ、がお返事でした。
私の泣き出しそうな顔を見て察したのか男性が「連れて行ってあげるよ」と言い出しました。えええええ? いくらなんでもなあ、とは思ったものの、どうしても行きたかった私はつい、助手席に乗ってしまいました。
男性は韓国人だと言いました。
ブルネイに働きに来て韓国人の女性と出会い結婚して離婚したシングル。
いまは夜勤の帰りでひとり住まいのアパートに帰宅途中。
「タクシー代をお払いします」と言う私に「財布は見知らぬ男の前で出したらいけない」とお説教してきました。
「だったらランチをご馳走させてください」と言うと「そんな余計な心配はいらない。韓国人にそんな気遣いはいらない。困っているときはお互い様だ」と。
男性はヒョロ長い半島に行く前に地元の人で賑わう公園を案内してくれました。
後頭部は薄くなっているけどなかなかの紳士でしたよ。それとも私がかわい子ちゃんだからでしょうか。すっかり親切にしていただきました。
そして念願の砂州の半島です。
当たり前のことだけれど護岸工事がなされていて中央にはアスファルトの一本道があって完全に砂州ではありませんでしたが、やっと来れたビーチに大満足。
写真の橋は、ツアーでツリーウォークに申し込めば通るみたいです。高所恐怖症なのでツアーには申し込みませんでした。
ビーチを堪能して、バスターミナル(といってもしょぼい)まで送っていただいて、see you! と言って男性とお別れしました。
良い人は世の中にはたくさんいますね。この話をすると「あぶないなあ」と言われますが危ない人と危なくない人の見分けはつきます。長年生きているからね。
さて、市内中心部に戻ってきてからランチとお散歩です。
ランチはバスに乗車前に食堂で食べようとしたらバスが来てしまったので食べかけを持ち帰り用にしてもらいました。
その後、博物館を見学
ロイヤル・レガリア博物館 (Royal Regalia Museum): 市内中心部にあり、王室の宝物や贈呈品を展示する博物館。
大名行列の展示が見事でした。
ホテルに帰ってからは近所を散策。
ブルネイはお金持ちの国で平均所得は日本人よりも高い、とはいえこれは円安のせいだと思うし、こうしたアパートや店舗の室外機を見るたびに、やはりそんなには庶民は豊かではないと思うし、インフラも高層ビルもないのだから語るほど豊かではないのだと思う。もっとも国土も人口も少ない国に高層ビルはいらないが。
日本っていう国の重税はインフラの整備だけを見ると、重税が生きていますね。
どこの国よりも清潔で便利です。
でも、個人の幸福感を蔑ろにした結果ですが。
壁の落書きがアートでした。
夕飯はいつものナイトマーケットで買って隣の遊園地でいただきました。






































