9月8日(水)から9月13日(月)までの
ローカル線を乗り継いだ旅の3日目は
岐阜県大垣市と本巣市樽見を結ぶ『樽見線』に乗った。
この旅に出ようと思ったとき
行きは太平洋側を通り、
帰りは日本海側を通ってやろう、とざっくり考えていた。
この逆回りでも良かったのだけれど
そうすると
1泊目の宿「川根温泉ホテル」が週末になってしまい
1人での宿泊ができなかったため
太平洋川からスタートの左回りのコースになった。
本当にざっくりそれだけを考えていて
どうしても行きたかった「奥湖上大井駅」以外は
どこでもいいや、ないい加減さだったので
1泊目の後のコースを
金谷〜豊橋〜松本〜糸魚川の飯田線と大糸線経由にするか
金谷〜美濃太田〜富山の高山線経由にするか
とーっても迷った末に
樽見線という可愛い路線を発見したので
結局、2泊目を大垣に決めたの。
さて、3日目のスタートは大垣駅から。
時刻表をロクに確かめもせず
ます、8時32分発の列車に乗車。
感動ものの可愛らしい車両。
2両編成だったかな。
しかし、この列車は終点の樽見までは行かなかった。
途中の本巣駅止まり。
次の樽見行きはとほほの約1時間後。
無情にも、乗ってきた車両は引き込み線へと消えた。
仕方がないので大垣で買っていたパンと缶コーヒーで
朝ごはん。
時間がたっぷりあるので
可愛い駅舎とその周辺の写真を撮った。
(切符は途中下車前途無効だから駅からは出られないからね)
樽見線の車両は皆、ペイントが違っていて楽しい。
これはやはり本巣止まりの「CCNET」号。
大垣行きの列車はなんと「プラレール号」だった。
さて本巣駅で2本の電車を見送って
やっと来た樽見行きに乗車。
優先席のシートデザインが可愛い。
樽見線は予想通り景色の綺麗な場所を通る。
途中で「渓谷の美しい場所を通ります」なアナウンスが流れる。
やっと、終点『樽見』に到着。
実は樽見へは、とりあえず終点まで乗ってみるか
な感じで乗っているので
樽見線の主目的地『日当(ひなた)』駅に向かうために
乗って来た列車の折り返し運転にすぐに乗車。
10:12 樽見着
10:33 樽見発
10:43 日当着
乗っていた大垣行きの列車を見送り
次の12:33 発の日当発大垣行きの列車まで
1時間半を
この、何もない駅で過ごす。
日当駅周辺は本当に何もない。
駅にはトイレも自動販売機もない。
人もいない。
民家もなければ当然、お店もない。
そんな「秘境」駅に降りたのは
駅の上の道から駅を見下ろして
ホームに止まる列車の写真を撮りたかったから。
私はその写真を撮る目的だけで
1時間半をたった1人でこの駅の周辺で過ごしたの。
駅から大垣方面へ歩くとすぐに鉄橋があったので
河原に下りられる場所を探す。
野生の勘を働かせて
下流方面に向かう道を歩き
川のほとりに出られそうな道を発見。
草に覆われていて看板も何もなかったけれど
絶対に下りられるはず、と信じて下った。
ありました。
綺麗な堰。
この堰をしばらく眺めて
撮影スポットに戻り
縁石に腰掛けて待つこと30分。
自分のことがかなりの物好きだとは思ったけれど
でも、待って良かった。
11:40 発の樽見行きの列車を撮りました。
プラレールの車両だった。
まるで絵本の中の風景のようで
私はこの1枚を撮れたのだから
3日目はもう何もなくてもいい、と思ったよ。
列車の写真を撮ってからは大垣行きが来るまでの
30分間の待ち時間は待合室でのんびり過ごした。
こんな誰もこない鄙びた山の中の駅にまで
マスクの着用の旗はいる?
そう思っていたら
素顔のお兄さんが待合室にポスターを貼りにやってきた。
私はオフ会のみんな以外で
素顔の人と喋るのが
本当に本当に本当に久しぶりだったから
うれしくてたまらなくなった。
樽見鉄道の社員のお兄さん
素顔だと会社に叱られる、って
私に対してマスクを着けようとしたけれど
「いいんですよ、山の中なんだから気にしないで」
と言ったら遠慮がちにだけれど
素顔で会話を続けてくれて
その当たり前のことが本当に嬉しかった。
さらに、
大垣行きの列車は写真に納めたプラレール号だったから
嬉しさも倍になった。
まるで子供な私だけれど
プラレール号も樽見線の半日旅もとても楽しかった。
















































