湯川が男体山の噴火で堰き止められた堰止湖であったのが、堆積によって湿原化したもの。名前の由来は「戦場ヶ原神戦譚」による。アカギの神(赤城山)とニッコウの神(男体山)がそれぞれ大ムカデ(赤城山)と大蛇(男体山)に化けて戦った場であるという伝説に基づくもの。なお、この伝説で勝ったのはニッコウの神(男体山)である。 高層湿原、低層湿原、中間湿原の3つが揃っており、高山植物の宝庫。ワタスゲやズミ、レンゲツツジ、ホザキシモツケなどが6~8月頃に楽しめる。また、野鳥の種類が多いことでも有名。
戦場ヶ原は過去に1度、眺めたことがある。
2016年4月
私にとっては珍しい、日光への女子旅で
6〜7名ほどの女性たちと一緒に
宿泊先の『日光アストリアホテル』から出発して
まず『湯滝』を眺め
それからたぶん、バスで三本松茶屋に行き
三本松の戦場ヶ原展望台から戦場ヶ原を眺めたのだった。
その後、どのようなルートを歩いたのかは記憶にないが
林の中を歩き『竜頭の滝』を見た記憶は残っている。
竜頭の滝に行く際には木道は一切歩いていないことから
きっと赤沼茶屋付近から遊歩道に入った、と思われる。
三本松茶屋から赤沼茶屋までは国道を歩いたのかなあ?
その部分だけが、どうしても思い出せない。
昔のブログを読めば記録してあるかもしれないけれど
まあ、いいや。
それを思い出してもどうにもなることでもないし。
でも
2016年に私が見た戦場ヶ原の写真は探した。
そうそう!
思い出した。
戦場ヶ原が真っ茶色だったんだ。
だから、いつかは緑色に染まる戦場ヶ原が見たい
ってあのとき思ったんだ。
さて、戦場ヶ原の木道へは
泉門池から来た道を少しだけ戻る。
木道が見えたら、湿原には立ち入れないから
あとは赤沼茶屋まで延々歩くだけ。
一昨日の投稿で犬胡麻の花が満開、と書いたのは
どうやら間違い。
上の写真の花が満開だった。
この花は『ホザキシモツケ』と言うらしい。
上の写真で一面に咲いているのがホザキシモツケの花。
木道が湯川を横切る。
木道の幅はけっこう広いから
立ち止まって写真を撮っていても
特にハイカーの邪魔にはならない。
三脚は論外だ。
もちろんそんなマナー違反者はどこにもいない。
以下の写真は
残念なことにレンズが曇っていたらしく
写真全体がモヤってしまった。
本当はとても澄んだ景色だったのに、残念。
途中で木道は湯川と並ぶ。
赤い川を横切る。
この川の水はこの少し先で湯川に合流する。
酸性の強い湿地帯のため、ところどころで
大木が根こそぎ倒れている。
根が地中深くまで張らないのがわかる。
緑一色の戦場ヶ原を死ぬまでに一度は見たかった。
残念だったのは、こんな自然豊かな場所でさえも
マスクの怪物たちがたくさんいたこと。
サマースクールなのか
小学6年生と思われる団体とすれ違った。
6クラスがクラスごとに列を作って歩いていた。
全員がマスク着用。
素顔の子は一人もいない。
全員が黙々とおしゃべりもしないで歩いている。
立ち止まれるのは
ガイドさんが立ち止まった場所だけ。
自由がないのね。
だから私は学校が嫌いだった。
学校教育ってこんなだったなあ。
木道から離れなければ安全な場所でも
教師の指示に従って歩くだけで自由は許されない。
途中、フォトスポットで最後の6列目と鉢合わせ。
集合写真を撮るために並ばされた彼ら。
「マスクを外してはいチーズ!」
カメラマンの掛け声に黙って従う子どもたちの姿に泣けた。
なんでそんなに素直なの?
そこで素直に笑えるの?
マスクして黙って歩いていても楽しいんだよね。
やっぱり楽しいよね、みんなと一緒だもの。
彼らが大人になったときに
このことが
笑い話になっていればいい、と切に願う。







































