ずっと行ってみたかった小田代ヶ原と
 
一度は歩いてみたかった戦場ヶ原に行って来た。
 
小田代ヶ原は奥日光、戦場ヶ原の奥にある。
 
戦場ヶ原は中禅寺湖畔から続く国道120号線に面していて
 
以前、一度、展望台から眺めたことはあるけれど
 
眺めただけで、歩いてはいないからどうしても木道を歩きたかった。
 
 
 
 
 
一昨日の日帰りドライブとハイキングは
 
まずは小田代ヶ原からスタート。
 
 
 
 
 

 

 
 
日帰りの強行軍のため
 
体力を温存したくもあったから
 
小田代ヶ原までは赤沼バス停から低公害バスを利用。
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 
バスはマイカー規制のある狭い林道を走る。
 
国道から林道に入るには門があり許可のあるバスしか入れない。
 
この林道をバスの車内から眺めるのも
 
徒歩で歩くよりも視点が高くなるので楽しい。
 
 
 
 
 

 

 
 
赤沼バス停から15分ほどで小田代ヶ原バス停に着く。
 
低公害バスは30分間隔。
 
終点は中禅寺湖畔の北側・千手ヶ浜。
 
千手ヶ浜まではおおよそ30分だ。
 
バスの料金はどこで降りても500円。
 
どこから乗っても500円だ。
 
 
 
小田代ヶ原のバス停で降りて
 
小田代ヶ原が奥日光の湿原の中でも特に保護されていることに
 
気付く。
 
周囲3キロほどのこのちいさな湿原はぐるりフェンスで囲まれていた。
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ミラーレスカメラと望遠レンズを持っていかなかったために
 
まったくよくわからないが
 
上の写真の上部中央に「貴婦人」と呼ばれる白樺の木が
 
写っている。
 
肉眼でははっきり見えた。
 
美しい白樺の一本木は貴婦人と呼ばれるのにふさわしい
 
気高さと美しさで他の木を凌駕していた。
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

白樺の木の足元は笹で覆われ

 

木の生えない湿地には犬胡麻のピンクの可憐な花が

 

満開に咲いていた。

 

 

 

8月になったばかりの奥日光は

 

直射日光の下でも高地のため気温は22度程度で涼しい。

 

空気がおいしい。

 

なのに、残念なことに

 

木道を歩くハイカーの多くはマスク着用だ。

 

こんなにおいしい空気を吸わないでどうする?

 

しかし、人はひと

 

自分は自分で気にしないで歩こうと思ったが

 

たまにいる素顔のハイカーが

 

私たちとすれ違う度に、ハンカチで口を塞ぐ。

 

素顔のハイカーの7割は、すれ違い時にハンカチで

 

口を塞ぐのだ。

 

これが実に不愉快で

 

ふーんだ、ばーか、と思うのだけれど

 

それ以上に不愉快さが先に立ってしまう。

 

 

こんなに広い緑多い自然の中を

 

見えないお化けのコロナウィルスなんぞを怖がりながら

 

歩くなんて、人生、損しているね

 

というか、バカなんじゃ? と思うのだけれども。

 

こんなに気持ちの良い場所にいるときくらい

 

マスク民の存在を忘れたいのに

 

もう彼らから逃れることはできないことを知る。

 

 

 

悲しかった。