昨年の1月に(入籍前の)夫と北鎌倉に行った。
 
 
当時はまだ世の中が2019年の余韻を残していたから
 
誰にも何も臆することなく
 
北鎌倉の散策を存分に楽しめた。
 
「紫陽花が咲く頃にまた来ようね」
 
世の中がこんなことになるとは思ってもみなかったから
 
枯れた紫陽花の枝ばかり目に付く紫陽花寺・明月院を
 
訪れた際に私は夫に言った。
 
夫は頷いて、そして言った。
 
「梅の花が咲く頃にも来ましょう」
 
 
 
けれど、梅の花も桜の花でさえも
 
紫陽花の花も
 
それからは、北鎌倉には見に行かなかった。
 
 
 
去年の3月4月、そして紫陽花の咲く6月は
 
私はいったい何をしていたのだろう?
 
 
 
 
そうだ
 
思い出した。
 
3月4月は普通に怖がっていた。
 
普通に、というのは
 
怖くて電車に乗れないほどに怖がっていた
 
ということだ。
 
 
 
人が多いかもしれない北鎌倉の春を
 
愛でる気持ちには到底なれなかった。
 
 
 
6月は少し前向きになっていたけれど
 
出かけるのは近所か
 
あるいは車で、人の少なそうな場所土地を選んで
 
行っていた。
 
人の多そうな鎌倉は論外だったのだ。
 
 
 
 
 
 

 

 

「今年こそは紫陽花寺に行きませんか」

 

 

すでに昨秋には怖さから完全に抜け出した私は

 

夫の誘いにすぐに乗った。

 

出かけたのは先週の火曜日・6月15日。

 

 

 

 

 

幸手の権現堂堤に紫陽花を見に行ってから

 

2日しか経っていない。

 

随分と元気なものだ。

 

 

 

 

 

 
 
 
しかし、神奈川県はマンボウ発令中だというのに
 
やはりこの季節の紫陽花寺は
 
めちゃくちゃに混んでいた。
 
 
 
紫陽花は満開の一歩手前、というところ。
 
この日に行かなければ枯れる花が出てしまうだろうから
 
ちょうどよかった。
 
 
 
人は皆、同じことを考えるから
 
平日なのに、すごい人出で
 
人の映らない紫陽花の小径の写真を撮るのは
 
まったくもって無理だった。
 
 
 
なお
 
明月院は6月30日まで土日は終日閉門なので
 
出かける際にはご注意を。
 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
明月院は紫陽花寺の別名通り
 
ひと山が紫陽花で埋まり、その数は半端ない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このお寺の紫陽花を見たら
 
他所では見なくてもいいや、な気持ちにさせられる。
 
 
 
言うなれば
 
紫陽花でお腹いっぱいな状態になってしまうほどだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
北鎌倉明月院の紫陽花は
 
西洋の品種ではなく
 
日本原産の紫陽花のような気がする。
 
花には詳しくないため分からないけれど
 
昔から見慣れた紫陽花ばかりで
 
それが風情があって北鎌倉にはとても似合う。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて
 
今回は北鎌倉で見物したのは紫陽花寺だけ。
 
 
 
北鎌倉からJRで鎌倉に行き
 
江ノ電に乗って夫のオススメのレストランのある
 
七里ガ浜に向かった。
 
 
 
 
 
 
最後尾車両の特等席に座れた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
窓から見える景色が楽しい。
 
まるで子供だ。
 
歳をとっても、私はこんなことがとても好きだ。