BBCに、デヴィッド・ボウイが、いかに日本のカルチャースタイルに夢中だったかっていう
ナイスな記事が載ってた。
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↓詳しくはこちらで。
http://www.bbc.com/news/world-asia-35278488

ボウイは山本寛斎デザインのステージ衣装を着てたので有名だけど、寛斎さん自身は、
なんでこんなに二人の間に親密さがあったのかわからないけれど、
国籍や性別を超えて共鳴するものが、二人の間にはあったってBBCのインタビューに答えてる。

ボウイは、若い時にLindsay Kempっていう、イギリスのパフォーマーにダンスを習ってた。
Lindsayさんは、歌舞伎の誇張されたジェスチャーや印象的なメイクや男性が女性を演じる
女形にとっても影響されたのだという。
ボウイは、生まれながらの変身できる人で、彼とのトレーニングがボウイの男らしさや異国情緒
へのアイディア探索をヘルプしたらしい。

ボウイは、玉三郎にも習ったことがあって、早がわりをマスターしたんだって。
そしてそれをShowにも取り入れた。

ボウイは単純に女形をそのまま取り入れようとしたんじゃなくて、むしろその性別不明さに
刺激されて、もっとパワフルで刺激的なものにしたということだ。

ボウイは究極の外交官だったと、ボウイを長年研究している人が言ってて、
”彼は東洋と西洋の壁を取り払って、戦後の世界に癒しをもたらした。そしてそれは日本文化への
オマージュ(敬意みたいなこと)で、日本人もそれを愛した。ボウイは、西洋のファッションと
アジアのスタイルをまとめたオリエンタリズムという流れに挑戦した。”

つまり、ボウイって、西洋と東洋の融合にも、性別の垣根を無くしたユニセックスの流れにも
ものすごく影響してて、文化的アイコンだったというわけよね。
ゲイだって言ってたけど、女性と結婚して子供もつくった。かなりユニバーサルな行動。

子供の頃ボウイにあったことがある、坂本龍一と矢野顕子の娘さんのツイートがいい。↓
綺麗な男の人だったってことしか覚えてないっていうのは、やはり見た目の印象が強かったんだろう。

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こっちのデイヴィッドは、綺麗っていうよりカッコイイっていうか。↓
こっちのデイヴィッドさんも、クラシックとポップ・ロックの垣根を無くそうとしている点では
同じ。
これは、ドイツのテレビ局RTLの番宣みたいなものだけれど、最後に見せるスマイルが
とってもいいと思うわ。すごくいいメンタリティで生きてる感じがする。
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