
あらすじ
妊娠中のベッキーと、その兄のカルは車でサンディエゴへと向かう途中、ベッキーがつわりで吐き気を訴えたために道端で停車した。
すると、目の前に広がる大きな草むらの中から、「助けて!」という少年の叫び声が聞こえてきた。
ふたりは急いで車を近くの教会に置き、草むらに入っていく。
すぐに少年を見つけられると思っていたのに、いつの間にか道に迷ってしまったふたりは、気付くと離ればなれになってしまっていた。
この草むらの異様さに気付きはじめたふたりは、脱出を試みるも…。
登場人物&キャスト
★ベッキー
妊娠6ヶ月目の妊婦。兄のカルとサンディエゴに向かう途中、草むらに迷い込む。
演じているのは、ライズラ・デ・オリヴェイラさん。
Netflixで配信されている『ロック&キー』にも出演されているブラジル出身の女優さんです。
★カル
ベッキーの兄。妊娠中の妹を乗せてサンディエゴへと車を走らせていたが、その途中で草むらに迷い込む。
演じているのは、エイヴリー・ホワイテッドさん。
★トラヴィス
ベッキーのお腹の子の父親。
いなくなってしまったベッキーを探している途中、教会に停められた車とベッキーの持ち物を発見し、草むらに迷い込む。
演じているのは、ハリソン・ギルバートンさん。
『バージニア その町の秘密』、『ニード・フォー・スピード』などに出演されているオーストラリアの俳優さんです。
★トビン
飼い犬を追いかけて、両親とともに草むらに迷い込んだ少年。
彼の助けを呼ぶ声によって、ベッキーたちは草むらに迷い込む。
演じているのは、ウィル・ビュイエ・Jrさん。
★ロス
トビンの父親。ごく普通のサラリーマンだったが、草むらに入った後豹変してしまう。
演じているのは、パトリック・ウィルソンさん。
『アクアマン』、『死霊館 シリーズ』、『トレイン・ミッション』などに出演されている俳優さんです。
★ナタリー
トビンの母親でロスの妻。
演じているのは、レイチェル・ウィルソンさん。
感想
スティーブン・キング原作、『CUBE』の監督。
ホラーといえば夜や暗闇が多いけど、この作品は真昼間の明るい時間でも不気味で恐かったです。
霧の中、草むらの中…スティーヴン・キングは発想がすごいですね。
たしかに子どもの頃、夜に風で揺れる草を見て恐かったな…と思い出しました。
気持ち悪い映像も一応あるのですが、ゴリゴリのCGで恐がらせてくる感じではなく、ほとんどの映像が草でした。
視界が遮られる圧迫感。五感が遮られるのはかなり恐いです。
自分がどこにいるのか、ここから出られるのか、いつ誰が草むらから飛び出してくるか…。
草だけで恐いのは、さすがだなという感じでした。
賛否は別れると思いますが、説明がなくて訳が分からない展開も、お下品なセリフも、THE・スティーヴン・キングって感じでした。
予測不能で異様な雰囲気と、圧迫感を是非お楽しみください!