骨髄検査ってどうするの? | 「今のこの瞬間…」ギフトとともに

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みなさん、こんばんは。

 

ジャカビを毎日2錠服用していますが、血小板の数値が110万台を保ったまま最高値を更新中なのと、病気の進行具合を確認するため、先日、3年ぶりに骨髄検査をしました。

今回は、骨髄穿刺と骨髄生検の両方を行いました。

麻酔をしていますが、生検が加わるとちょっと痛かったです。

 

さて、骨髄検査と言うけれど、正直、うつ伏せのままだとどのようにされているのかわからなかったので、いろいろと調べてみました。

 

どんな時に骨髄検査をするのか

・血液検査で白血球数、赤血球数、血小板数が多いもしくは少ない、あるいは通常見られないような細胞が血液に存在する場合など血液の病気が疑われる時

・骨髄に腫瘍細胞が入り込んでいないかなど、腫瘍が体の中でどれくらい広がっているか調べる時

抗がん剤がどれくらい治療効果があったかを確認する時

 

そもそも骨髄とは?

・骨の内部にあるスポンジ状の組織。

・骨髄は、骨髄液が満たされていて、その液体の中には、赤血球、白血球、血小板などの血液成分のもとになる造血幹細胞(骨髄幹細胞)が含まれています。

・骨髄内部には、いろいろな成熟(成長)段階の血液細胞が認められ、十分に成熟した血液細胞のみが骨髄から血液中に出ていきます。通常、未熟な細胞は、骨髄から血液中には出ていきません。 

※注意 脊髄(せきずい)とは、脳から延びて背骨(脊椎管)の中を通っている中枢神経のことをいいます。骨髄移植とはまったく関係ありません。

 

骨髄検査には、骨髄穿刺と骨髄生検があります。

それぞれの検査については下記になります。

 

骨髄穿刺(こつずいせんし)[マルク]

・医療業界では、マルクと呼ばれ、マルクはドイツ語のKnochenmark(クノッヘンマルク:骨髄)に由来します。

・腰の骨盤を構成する骨のひとつである腸骨(ちょうこつ)で検査するのが一般的です。胸の真ん中にある胸骨(きょうこつ)で検査することもあります。

検体:骨髄液

調べること:骨髄細胞の形がおかしくないか、骨髄細胞の染色体に異常がないか。

【手順】

皮膚消毒 → 麻酔注射 → 骨髄穿刺針で骨に穴を開ける → 骨髄液を注射器で吸引 → 針を抜いて傷口を圧迫止血 → 腸骨の場合、仰向けの状態で30分〜1時間安静

 

よく言われる「引っ張られる感じ」は注射器で骨髄液を吸引しているからなんですね。動画を見ることで骨髄検査への理解が深まりました。

 

※年齢制限がされていますので閲覧にはご注意ください。

 

※胸骨の骨髄検査はこちらをご覧ください。

 

骨髄生検(こつずいせいけん)

・骨髄穿刺で麻酔した同じ場所で、骨髄液が吸引できない場合や骨髄穿刺のみで診断が困難な場合に骨髄穿刺よりも少し太い針で骨髄組織を採取します。

・骨髄生検は骨が薄い胸骨ではなく、腸骨のみで行います。

検体:骨髄のかたまり(骨髄組織片)

調べること:骨髄細胞の密度、線維化の確認、鉄の貯蔵量、他の異常細胞の存在など。

【手順】

骨髄穿刺と同じ場所に骨髄生検針を刺す → 骨髄組織の採取 → 針を抜いて傷口を圧迫止血 → 仰向けの状態で30分〜1時間安静

 

※骨髄生検はこちらの動画を見ると理解できると思います。

 

その他

・検査時間は15〜30分ほど。

・検査後、24時間以内はシャワー、入浴ができません。

・検査当日は、運動は控える必要があります。

 

参考サイト:

お医者さんオンライン

がんと希少な病気の情報サイト