書籍:ママが非常事態?! NHKスペシャル取材班著 | 「ママ解放区」気持ち・時間・場所からの解放しませんか?

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北新宿を中心に、親子英語コミュニケーション教室を主宰しています。
子育て英語で、ママも英語を学びなおしませんか? お子様とのコミュニケーションも更に楽しくなる♪ 自然と英語を喋っている!とママ達が驚くハッピーレッスンです。

大反響を呼んだ、このNHKスペシャル。

ママ達の悲鳴を、科学的に浮き彫りにしてくれたのが、この番組だった。

(2016年に放送)

 

ブルーミング・マムも、取材に協力をさせてもらったのがキッカケで、今回の書籍を届けていただいた。

 

シリアスな表情が印象的な、この本。

 

もちろん、番組を観た。

そして、改めてこの本を読んだ。

 

ちょうど、この本を読む時間が出来たのは、

皮肉にも息子(小2)が体調を崩して寝込んでいる時だった。

あどけない寝顔を眺めながら、幸せを感じていた。

 

この「幸せ」を感じる、オキシトシンが私の中で分泌されていたことを、

この本を読みながら理解する。

 

あぁ、母親になったんだと実感するひと時。

当時のことを思い出す。

(現在、長女が11歳。長男が8歳)

何故、出産して幸福感に満たされているのに、感情がコントロール出来ないんだろう。今まで知らなかった自分の攻撃性に驚いたのだ。

夫に対しての不満を感じるのは、私だけが違っていた訳ではないのだという理解。

 

第一子が乳幼児のころ。

私に出来ることは、夫にも出来るはずだと思わずには居られなかった。

この大変さを理解して欲しかった。

生んだのは私だけど、親には変わりない。

父親としてどう考えているのか詰問したいくらいだった。

 

それくらい追いつめられているのに、体力が持たなくて、やることがありすぎて、自由が利かなくて、どこか諦めていたりして、自分の感覚の鋭すぎる部分と、鈍くなりすぎている部分のバランスが狂ってしまったようで、思い通りに行かないことのもどかしさに、今度は涙が流れた。ハラハラと。

 

今振り返っても、よく頑張った。

だから、現在もこうして育児をしているママ達をサポートすることをしている。

 

もともと、ブルーミング・マムが、コミュニティとして必要なのではないかと感じたのは、自分の経験談を伝えることで、本当に大勢の母親に共感してもらったことが始まりだった。

 

私は、自分の負のスパイラルをどうにかしたかったし、それを自分で克服するしかなかったという経緯がある。

育児に追いつめられたからこそ、私は人間を育てることに対して「覚悟」を持った。

自分の信念を持ち、この子を育てるのだと。

 

誰かに救ってもらうのではなく、

自分の軸が通ってなければ、我が子まで途方に暮れさせてしまう。

そんなことなど、出来ない。という覚悟。

 

この子を、自分で判断して決断しながら生きていけるようにしなければ。

ずっと、後をついて本人に代わってジャッジ出来ることなど出来ないのだから。

 

そういう決意が出来たのは、出産したから。

 

私は育児を「地獄」とは思わずに、「修行」と表現していた。

修行の先には、達観した自分になれると思っていたんだろう。

 

それにしても、なんという試練だと思った。

今まで好き放題に生きて来た業を思い知れと言わんばかりの修行。

 

 

そして知ることになる。

私もそうして育ててもらったのだと。

 

母親になったことで、私は世間が広がり、社会を感じるようになり、

自分の役割を考えるようになった。

 

 

誰かが声を上げること。

苦しいということ。

助けてと言えること。

手を差し伸べて欲しいと願うこと。

それを、素直に伝えること。

 

私は、それをしただけだ。

 

そして、この本を読みながら、妊娠する前から知っておいて欲しいと思った。

男性にも、周りで支えてくれるじじばばにも。

 

ママはイライラしてるねー。と冷やかすのではなく。

何故、そういう状況なのか理解してくれたら、逆鱗に触れることもない。

 

出産することで、動物的本能として理性では抑えることの出来ない「母」としての役割を果たしているのだ。

 

だからこそ。

知っておいて欲しい。

 

社会が、子どもを受け入れる環境を。

将来を担う子ども達を。

ただ、憂えるだけでなく。

 

一度、手に取って読んで欲しい。

 

もし、活字尽くしが苦手という人には、こちらの本がオススメ。

 

ほぼ、同じ内容なのに、大笑いしながら読んだ。

この「あるある!」感は、育児をしているママに共通するだろう。

 

我が子達が乳幼児だったころを思い出し、大笑いした。

あー、私もこんな風に育児してた!と。

大変だったけど、ツラかったけど。

それだから、今があると思っている。

 

だからと言って、この知識があったらもう少し気持ちが楽だったと思うと

やはり、わざわざ無知でいる必要もない。

 

だから、一度、読んでおくといい。

そんな、ママだけじゃなくて誰もがママが大変だということを

科学的な根拠から理解してもらいたい。

 

そんな本です。

 

1冊目

ママ達が非常事態!?最新科学で読み解くニッポンの子育て

NHKスペシャル取材班 著

 

2冊目

ママは悪くない!子育ては’科学の智恵’でラクになる

NHKスペシャル取材班 監修

ふじいまさこ 著

 

 

 

ブルーミング・マム

代表

前田カオリコ

 

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長

登録商標 魅話力