札幌市内の公立中学校では、定期テストの社会科で「時事問題」が100点満点中の5~10点ほどの配点で出題されることがほとんどです。その出題傾向を見てみると………

よく出題される分野①: 「首相名」と自治体の「首長名」

 テストの時期に関係なく、「内閣総理大臣」「北海道知事」「札幌市長」の氏名を書かせる問題がよく出されます。常に3者のフルネームを漢字で書けるようにしておく必要があります。
 また、選挙後の最初の試験では出題可能性がさらに上がり、与野党の「政党名」も国政選挙後にはよく出題されます。

よく出題される分野②: 「事故」「天災」

 国内外の公共交通機関の事故(例:中国の高速鉄道)、「地震」(例:新潟中越地震)、「台風」(例:近年、アメリカで毎年のように発生する巨大ハリケーン)、「洪水」(例:アメリカのニューオーリンズ)といった災害が起った場所を問う出題が多いです。また、国内では特に地震に関しての出題頻度が高く、その名称を問われる出題が増えます。

よく出題される分野③: スポーツ、文化に関連する国際的な「イベント」や「会議」「条約・協定」

 スポーツからは「オリンピック」「ワールドカップ」など、国際会議では「サミット」が特によく出題されます。やはり、開催された場所(国)を問う出題が最も多いです。また、オリンピックについては次の開催国名、国債会議についてはその参加国名も出題可能性があります。

よく出題される分野③; 経済的な諸問題

 「為替相場」「国債」に関する数字は要注意です。対ドル相場や国債の発行残高が大台を超えたときは特に出題の確率が上がります。

よく出題される分野④: 「国連」関連

 ユネスコに登録される「世界遺産」のうち、日本に関するものはかなりの確率で出題されます。入試でも関連する事柄が出題されることがあるので、学習しておくと”二度おいしい”分野です。「自然遺産」「文化遺産」の区別もつくようにしましょう。また、環境に関連する協定も押さえておきましょう。

良く出題される分野⑤: 科学技術関連

 最もよく出題されるのは日本人の「ノーベル賞」受賞者名です。中学入試では、理科でもそれに関連する事項が出題されます。