人の表情を見て、瞬間的に『やっぱり嫌われているんだ』、『私をハメようとしている!』など相手のネガティブな考えを読み取ってしまうことがありませんか?
日常でよくある事かもしれませんが、それって本当に合っているのでしょうか??
抑うつ気分の時には、相手の表情が無表情であっても、自分を拒否している等とネガティブに読み取ってしまうことが心理学や脳科学の研究で明らかにされています。
気分や感情は思考に影響を与えます。
人は今の気分と合致する情報に注目するので、抑うつ気分の時には、相手の無表情を見て眉間の皺、目元の影、一文字の口等を見つけてネガティブに解釈し『不機嫌だ』、『嫌われている』、『怒っている』と判断してしまいます。
関心は自身の内面にある心配事や不安に向くため、周りにポジティブな情報があっても見過ごしてしまうことが多々あります。
相手の表情だけで判断し『怒っている』と捉えていたが、よくよく話を聞いてみると単に『疲れていた』だけだったということもあるかと思います。
感情を司る脳の扁桃体(へんとうたい)は、恐怖や不安などの危険を察知するセンサーのような役割を果たしています。
気分が普通な時や元気な時は、相手が無表情であっても「疲れているのかな」「考え事をしているのかな」とセンサーは反応せず柔軟な考え方が出来ます。
しかし、抑うつ気分の時にはこのセンサーが超敏感モードになっているので、無表情であっても目眉間の皺などの少しの情報に反応して拒絶されていると警報を鳴らしてしまいます。
また扁桃体のすぐ近くに前頭前野(ぜんとうぜんや)という部位があり、思考や理性、感情のコントロールを司る脳の冷静なブレーキの役なのですが、抑うつ気分の時にはこのブレーキも利きにくくなるのです。
抑うつ気分だけでなく、イライラしている時や心に余裕のない時にも注意が必要です。
気分が平常でない時に相手の気持ちをネガティブに読んだら、一度立ち止まり「今日の気分がそう考えさせたのかな」と思うことで、自身の考えを事実と捉えず、曖昧なままにしておくことができます。
気分が安定している時でも、読心術などの超能力がない限り、相手の気持ちを正確に読み取ることは不可能です。
もし可能であれば、周りにいる人にどう思うか聞いてみたり、相手に直接聞いてみるなどして情報を集めてみましょう。
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