過去のことを書けるようになったのがいい兆候なのか、最近はだいぶ心が落ち着いてきた。



そして、少しずつ、ひとりでいるのもいいけれど、ときどき誰かを好きになって、また違う人生が待っているんじゃないか?って、考えたりもする。友達からの、「近いうちにきっとこの離婚騒動の悲しみから乗り越えられる」との言葉を信じて、前向きに生きようと思い始めた今日この頃。



でも、もう前みたいな恋愛はしたくない。



自分で言うのもなんだけど、わたしはとても一途。好きな人ができたら、その人しか見えず、とことん依存する。そして、その人との将来を妄想し、その幸せを早く自分のものにしようと、そればかりに必死で、彼を失ったら、わたしに残るものは何もない状態になる。



もちろん、相思相愛が理想的だけど、恋がはじまるのなら、今度は誰かに強く思われたい。できれば、わたしが相手を思う以上に。

わたしが彼の国へ嫁ぐことを、父に告げた。


あの時は、頭ごなしに反対はしなかった。若いふたりがその気なら、娘の幸せを願って、遠くから応援しているよ、と。

母も反対はしていない、と父は言っていたが、わたしの行動は、母が母なりに描いていたわたしを送り出すイメージとはまったく違っていたと思う。


表面上は祝福されてた。

もう何も心残すことはない。彼と一緒に幸せになろう…。


昔から、海外で暮らすことに憧れていた。

その気持ちは徐々に強くなり、憧れや夢なんかじゃなく、絶対に外国で暮らすんだ、と自分の中で誓った。


じゃあ、外国で暮らすためにはどうしたらいい?

簡単なのは、現地の人と恋に落ちればいいんだ。


そんな方程式が、常にわたしの頭を駆け巡り、いつしか相手を探すようになった。そして、わたしという檻に捕らえられたryo


「幸せ」になるためには、好きな人だけいればいい、という考えが甘かった。でも、あの頃はそれだけでよかった。



出会ってから約1年後、わたしたちは彼の国で結婚した。

ryoと出会ったのは4年前。あのときも、きっと今と同じ気持ちだった。



「寂しい。」



彼も同じだったから、そんなふたりが惹かれあうのは簡単。



知り合ってすぐ、彼はわたしの住んでいる近くの町まで引っ越してきた。若いが故、行動力も半端ではなかった。というか、失うものがなかったから、今を必死に暮らせればそれでよかった。



急にやって来た彼に合わせるため、わたしも家を出た。親には内緒で。話そうとはしたけれど、わたしの両親は、わたしが男と付き合うとか、わたしに女の部分があることをいつまでも認めたくなかったように思う。(今もそうだけど。)



一緒に暮らし始めて、わたしは自分の居場所を見つけた気がした。彼の隣がわたしの居場所。



「いつでもどこでも、この先ずっと、死ぬまで一緒に…。」



きっと、同じ国の人間だったら、何も焦って結婚せず、ずっとこのまま同棲生活を続けていただろう。

最初はワーホリも考えた。だけど、ビザが切れた後、わたしたちの関係はまったく前進せず、「ハイ、さよなら。」で終わってしまったらどうする?


そんなことはないって、彼は言ったけど、わたしは信じられなかった。自信がなかった。

今までに何度もブログを開設した。幸せな日常をいろいろ残しておきたくて。



あの頃は、まさか今の自分がこうなってしまうなんて予想すらできなかった。

彼の隣がわたしの居場所。彼に依存し、すべてを捨ててでも、彼についていこうと必死だった3年間。



とにかく今は苦しくて、明るい未来なんて見えないけど、わたしの心の記憶を残しておくためにも、こうやって書くことはいいことだって思うから、ときどき心の内を綴ることにした。



一年後のわたしが、今より少しでも成長していますように。