ロマーニャ側にある古都フェラーラとラヴェンナについては、既にこのブログで紹介しましたが、エミリア側にもルネサンス時代に繁栄した都を中心に、古い街並みが数多くあります。
パルマ公国の首都だったパルマの見どころの一つは、ロマネスク後期の名建築、八角形6階建ての「洗礼堂」。その隣にある「ドゥオーモ(大聖堂)」は、ロマネスクのままの外観にゴシックの鐘楼を持ち、内部はルネサンスからバロックにかけてのフレスコ画で埋め尽くされ、さしずめ中世文化史博物館のよう。
ヨーロッパ最古の大学があるエミリア・ロマーニャの州都ボローニャは、ローマ時代から中世・現代にかけて自治都市として繁栄し続ける「芸術と美食の都」。街の中心部「マッジョーレ広場」を取り巻くように、ゴシックの時代から建設が始まり今だ未完成の「サン・ペテロニオ聖堂」、13世紀に神聖ローマ帝国との戦いに勝利し、その皇子を23年間幽閉した「エンツォ王宮」など、歴史的建造物がひしめいています。
こんなに魅力のある街が、ミラノとフィレンツェの間にあるというのに、多くの日本の旅行会社が全く見向きもしないことが、不思議でなりません。


