給与の手紙 | 「幸せの花を咲かせるBlog」ブルームダイニングサービス創業者 加藤弘康

「幸せの花を咲かせるBlog」ブルームダイニングサービス創業者 加藤弘康

経営観、人財育成、仕事とは?、人はどうあるべきか?、日々の気付きなどなど、経営の第一線で戦う社長の独り言。
主に社員さんへ語りかけています。
リアルを出来る限り赤裸々に。
真っ直ぐな僕の想いに触れてください!

Bloomの大好きな仲間たちへ



今月も本当にお疲れ様でした。11月は小田井●●名様、春日井●●名様、本店●●名様、楠店●●名様、合計●●名様にご来店頂きました。いつもお客様に元気や笑顔を届けてくれている仲間に本当に感謝しています。ありがとうございます!!

今年の7月からBloomにも不況の波が押し寄せ、10月よりも11月がかなり厳しい状況となってしまいました。アルバイトメンバーには早上がりなど満足のいかない勤務体制になってしまっていることを本当に申し訳なく思っています。この現状を打開できるように対策を打ち立てていきますので協力態勢で乗り越えていきましょう!!

『今までの当たり前は、これからの当たり前ではない』

今日はこのテーマで手紙を書きたいと思います。冒頭にも書きましたが、日本全体が経済危機に陥っているということは、テレビや新聞などで報道されている通りです。

これはかなり深刻な問題で、不況になればなるほど、負のスパイラルに陥ってしまします。

“物が売れない→売上ダウン→人件費の大幅カット→収入の減少→生活を切り詰める→更に物が売れない”という悪循環に入ってしまうのです。

これは僕たち飲食業界に限らず、すべての業界に言えることです。

そして更に不安なのが、来年以降この状況は更に悪化するということです。この状況が悪化すれば、倒産が相次ぎ、職を失う人が後を絶たない状態になります。

豊かな暮らしが当たり前だと思っていた日本も、想像もしなかった予期せぬ出来事が相次ぎ、それが当たり前になってきます。リアルに住宅ローンが支払えず家を失う人も少なくありません。生活もままならず幸せな家庭生活も送れなくなり、家族がバラバラになってしまうことすらあります。そんな悲惨な状況が僕たち一人ひとりに押し寄せてきていると言っても過言ではありません。

だからこそ、今一度メンバーとこの深刻な状況を共有し、足元を見つめ直す機会を作りたいと思い、今回のこのテーマにしました。そして、僕たちはこの現実を真剣に受け止めつつも、夢を忘れず、夢を追い続け、そしてこの現状を打ち勝っていかなければいけません。

「柔軟に対応する力」「原点に立ち返ること」

これが僕たち一人ひとりに問われているということです。

環境の変化、経済の変化に対応するだけの“変化”が問われる時代に入りました。恐竜も環境の変化に対応できなかったからこそ絶滅してしまったのだと思います。柔軟に対応する力、そして原点を忘れないという想いの強さが問われているのです。

【今まで当たり前のようにご来店して頂いたお客様もこれからは当たり前にご来店して頂けません。】

【今まで当たり前のように感動や満足して頂けていたサービス・料理もこれからは通用しなくなります。】

どれだけ気持ちの込もったサービスや商品を提供してもお客様の数は減っていく・・・

ではどうすればいいのか?

諦めるのか?立ち向かうのか?

【これからの時代は価格に対しよりシビアになってきます。飲食の回数も減っていきます。低価格でお腹一杯食べたいという需要が高まってくるでしょう。】

【安いだけでは物足りず、更にサービスを強化している店舗にお客様が集まってくるでしょう。】

【お客様の見えない所まで掃除が行き届いている、鮮度の保たれたお店にお客様は集まってくるでしょう。】

メンバー同士心が通い合い、心地よい空気感で、お客様を心からお出迎えできるお店が飲食店の当たり前になってくるのだと思います。

今こそ、環境の変化に対応できる力を身に付けよう。

今こそ、飲食店の原点に立ち返り、当たり前の徹底を心がけよう。

当たり前の水準を保ち、更に磨き続けていく、そんな本気集団を作っていこう。

それが、夢の絶えない楽しい会社になることを信じて・・・

ベトナム、タイ、中国あたりに出店か!?(笑)

株式会社ブルームダイニングサービス

代表取締役 加藤弘康