ある記事に云う。

・2050年には食料が2倍必要である。

・現在の耕作面積は8割が利用済みである。

・気候変動によって作物の生産量は今後数年に2割ほど減る。

 また或る記事に云う。

・温暖化がこのまま進むと人類は10億人が海岸線から内地へ移動せざるをえなくなる。

 各方面からの情景がある。

・格差により社会にひずみが出ている。持たない者は教養も無くさまようのみ。あるいはゲーム業者に脳内麻薬を打たれ続ける。アヘン戦争の前夜のように。

・社会が与える希望が少なくなり教育と道徳は廃退し、無軌道な人間が増える。あるいは病的な精神を持った者が増加する。あるいは生きる意味を求めて原理・教条・絆(盃兄弟・親分子分)主義に傾倒する。

・国家間の格差から生まれた生産を後進国に任せる方法は、結局は貧者からの搾取であるが、結局後進国の進化により搾取の居場所がなくなり、技術を輸出した国は空洞化・荒廃する。


 上記を鑑みると、利己的な人間が居る限り何が起こっても不思議はない。一握りの良心もどこまで対抗できるのか?


 もし10億の人間が行き場を失い、食料・住まいを失ったら・・・戦争しか思いつかない。


 ナチスが台頭した1次大戦後ドイツの状況にも匹敵する脅威を感じる。

 安倍政権下の自衛隊の派兵は反対派が思うほど日本帝国軍と似てはいない。反対に海外からの侵略に堪えられなければ、反対した人間は子孫に何を残したといえるだろう。


 SF映画を侮ってはいけない。なぜならば未来の描写が似通ってきているからだ。人間の悪夢だ。「マッドマックス」以来、同じ様な荒廃した未来社会が幾度となく描かれている。


 例を挙げよう。SFを語るなら観た方が良いでしょう。

「ガタカ」、「アイランド」、「THX1138」、「華氏451」、「ハンガーゲーム」、「ダイバージェント」、「イン・タイム」:人間の生存を管理する社会

「マトリックス」:人間が発電機として養殖される。

「ブレードランナー」、「ロボコップ」:大企業の支配

「未来惑星ザルドス」:選民思想。最後のシーンが名作。

「タイムマシン」:ウエルズの名作。技術者が人食いになっている未来が悲しい。


 温暖化は本当に再生可能エネルギーでストップ出来るのか?今は良いかもしれないが、100年後の子孫に保証できる確証があるのか?すでに温暖化は進んでいる。発展途上国がCO2削減をやり出すのは当分無理だ。良い生活をする希望を捨てろと彼らに言うのか。


次は「ホーキンス、AIに警告を発する」について語ろう。

http://eiga.com/movie/78250/


 アメリカの証人保護制度に見られる「密告」による減罪制度を批判した映画、と他の人の評にあった。正しいと思うが、首をかしげる制度だ。

 さらに、麻薬所持の初犯は、強盗などよりも罪が重いとナレーションにあったのでネット検索したが、そういう記事は引っかからなかった。映画の設定かもしれないが、その前提で友達に嵌められて(英語でセットアップ)逮捕された主人公の息子の役柄が快い。映画中で毅然とした態度の息子にロックが「おまえを尊敬する」。ここがこの映画の真のテーマだろうか。組織犯罪は痲薬以上に恐ろしいことを再認識した。これから抜け出すには全員殺してしまう必要があるだろう。

 アメリカでは政治家は「soft on crime」(犯罪に甘い)という割れることを恐れているそうだ。それで密告制度などを作ったのだろうが、この映画はその矛盾を警告している。よきアメリカの批判能力といえる。ただ、どのような映画を見ても「right to crime」(私の思いついた造語だが、犯罪に右傾していること)の兆候が続いている。「目には目を」が常識となっている。私は賛成だけど。

 自分も技術者のはずだが、悪魔の発明とはくみたくはない。インターネットや無線技術は全人類を繋ぐ夢の技術だと信じられてきた。ところがそれを利用した拝金主義の利用技術のためにいじめや欺瞞、堕落の輩がどの時代よりも多く露見してきた。

 LINEや携帯、スマホなどの開発者全員に犠牲者が出るたびに重いペナルティを科したらどうだろう?

 かつて原子爆弾を製造した多くの科学者は贖罪と後悔の人生を歩んだ。現在の歴史書は彼らを偉大とは書いていない。少しはましな開発をするようになるだろうか?

 利益主義の論理に「心ならずも」従った前述の技術者は少なくとも私からは全く賞賛を得られないだろう。私もインターネットが始まった当初はああ、便利な世の中になったと思った。しかし今は違う。

 ゲームをやれば没社会になり、同じようなレベルの人間としかつきあえない。理想もなく一瞬の悦楽のためにしか行動しない。自分の子供達にそんなふうに鳴らないでほしいと思う。