マーベルコミック史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールの活躍を描く痛快アクションエンタテインメント『デッドプール』シリーズ最新作にして、ついに俺ちゃんがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に殴り込みをかける最新作『Deadpool & Wolverine』が、邦題そのまま『デッドプール&ウルヴァリン』として2024年7月26日に日米同時公開となることが決定した。ティザー予告編とティザーポスターも届けられている。 

人体実験で驚異的な治癒能力と不死の肉体を得たのと引き換えに、醜い身体に変えられてしまった元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)。

自作の赤いコスチュームと二振りの刀、二丁拳銃を身にまとい、“クソ無責任ヒーロー”デッドプールとして戦う彼の活躍を描く「デッドプール」シリーズは、ヒーローらしからぬ言動の数々や、過激でド派手なバトルシーン、突然観客に向かって話しかけてくる型破りな演出が相まって、世界中で絶大な支持を集めてきた。 

人気キャラクター・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)もシリーズ初登場。

これまでデッドプールが何度もいじり倒してきた、“爪野郎”こと孤高のヒーロー・ウルヴァリンはどんな活躍を見せてくれるのか、プライベートでも親交の深いライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの2大スター夢の競演に注目だ。 

旧20世紀フォックス『X-MEN』ユニバースの大人気シリーズ『デッドプール』が初めてマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に合流を果たす注目作『デッドプール3』の正式タイトルは『デッドプール&ウルヴァリン(原題:Deadpool & Wolverine)』となり、待望のUS版予告編映像が初公開となった。

 仲間たちと共に、誕生日ケーキでバースデーを祝っていたウェイド・ウィルソン。

ウェイドは『デッドプール2』(2018)のラストでタイムマシンを使用し、恋人ヴァネッサなど死んだ人々を蘇らせていた。 

 「この数年は大変だったね」と、いろいろな意味で現実を反映したようなセリフに、「でも幸せだよ。みんなのおかげだ。僕は世界一幸運な男だよ」と充足したウェイドだが、ケーキの火を消したところに訪問客が登場。

ドラマ「ロキ」に登場した、タイムラインを管理する組織TVA(時間変異取締局)だ。 

 TVAは、神聖時間軸を守るため、本来のタイムラインから逸脱した者を“剪定”、つまり抹消する任務を帯びている。

ウェイドの元に現れたのは、ここがマーベル・シネマティック・ユニバースの神聖時間軸ではないからだろう。

タイムスティックを取り出して(剪定)も辞さない構えを見せるTVAに、ウェイドは「おいおいおい、それは怖いのか?」「ペギングには慣れてるけど、これはディズニーだぞ」。

ペギングとは、いわゆるペニパンを使って男性のア◯ルを責めるプレイのことだ。これはディズニーだぞ! 

 チラっとカメラ目線を見せ、相変わらずのメタ路線を突き進むことを示唆したウェイドだが、カツラを剥ぎ取られ、タイムパッドを通じて連行されてしまう。 

 目覚めた先にいたのは、パラドックスなる謎の男。「ウィルソンさん。意識を失っている間、おもらしをしたようですね」。

「意識を失ってなんてない。あんたは誰だ?なぜここにいる?」

「散歩をしよう」。 

 ドラマ「ロキ」でお馴染みのTVA内を歩くウェイド。

謎のロッカーの中には、デッドプールのコスチュームがハンガーに吊るされている。

「ウェイド、君は特別なんだ。ヒーローの中のヒーローになれるチャンスだ」とパラドックス。

TVAのモニタには、MCUで繰り広げられたアベンジャーズたちの戦いが映し出されている。 

 敬礼ポーズをとりながら、「そういうことかよ、センセイ」とウェイド。

「このシネマティック・ユニバースは永遠に変わろうとしている。俺は救世主だ。俺は……、マーベル・ジーザスだ」。

カジノらしき空間の奥にはウルヴァリンの後ろ姿も映る。 

 お馴染みデッドプールのコスチュームに身を包み、雪地帯(もしかして、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』冒頭のソコヴィアだろうか?)やディズニーに買収されたことで消滅された「20世紀フォックス」映画オープニング・ファンファーレを背景にした空間(「ロキ」の虚無か?)で、TVAと戦っている。

 「ここ、最高だぜ!(God, I love this part!)」と唸っている男はパイロ/ジョン・アラダイス。炎を操るミュータントで、アイスマンと対立していた。

『X-メン』(2000)ではアレックス・バートンが、『X-MEN2』(2003)『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)ではアーロン・スタフォードが演じた。今回はスタフォードが再演しているようだ。 

 映像の最後にデッドプールは吹き飛ばされるが、そこにとある影が近づく。ウルヴァリンだ。

ウェイドは「突っ立ってないで手を貸してくれよ、猿。起こしてくれ」と声をかけるが、お馴染みの爪が伸びるのを見ると「いや、大丈夫です!どうもありがとうございます!」

ウルヴァリンはお馴染みのスーツ姿で、デッドプールを襲う……。 

 映像に添えられたキャプションは「誰にでもハッピーエンドはある」というもの。

ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンもSNSでユーモアを交えて告知している。

 レイノルズは予告編映像に「マーベル・フェーズの水星逆行にようこそ」、ティザーポスターに「デッドプールのポップコーンバケツをお楽しみに」、そして予告編映像と共に映る自身の写真には「みんなデッドプールの予告編見た?あと、誰か僕の奥さん見なかった?」とコメント。 

 一方のジャックマンは、予告編映像に「全くオリジン・ストーリーではない」、“BEST FRIENDS”と刻まれたティザーポスターに「“BEST”は言い過ぎ。“FRIENDS”もそう」、さらに『Deadpool & Wolverine』を『Wolverine & Asshole(ウルヴァリンとクソ野郎)』に改造したロゴを掲載している。 

 併せて解禁されたのはデッドプールとウルヴァリンのペアネックレスでハートを表現したティザーポスター。

「BEST FRIENDS」「COME TOGETHER」というコピーが象徴するように、本作では、デッドプールとウルヴァリン、まったく違う強烈な個性を放つ2人が強力なタッグを組み、前作をも超える壮大且つ衝撃的なストーリーが展開されていく予感。 

 本作を手掛けたのは、『フリー・ガイ』『ナイト・ミュージアム』シリーズのショーン・レヴィ。

近年では、製作総指揮・監督として、Netflixのドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」にも携わった。

独創的な世界観で知られる彼が、デッドプールとウルヴァリンの間に、どのような化学反応を起こすのか。

マーベル・スタジオがこの夏世界に放つ、クソ無責任ヒーロー、デッドプールの新たな戦いに乞うご期待。

「デッドプール2」のラストでケーブルから預かったタイムリープ出来る腕時計を使って、ライアン・レイノルズの黒歴史である口を縫われたデッドプールを消したりしていたデッドプールことウェイド・ウィルソンだが、敵に殺された恋人のヴァネッサを救うなど神聖時間軸をいじる行為をしまくり、TVAに囚われるところから始まるようだ。

TVAに連行されたウェイド・ウィルソンは、TVAのパラドックスなる男に、「ヒーローの中のヒーローになるチャンスだ」と言われ、お馴染みのデッドプールのコスチュームを身につけたウェイドは高らかに名乗る。

「オレは、マーベル・ジーザスだ!」

「俺ちゃんが、シネマティックユニバースを変えちゃうよ!」

デッドプールが、興行的にもドラマとのクロスオーバーなどのフランチャイズ化に迷走しているMCUを救う為に、戦うのがアベンジャーズかX-MENなのかTVAなのか、自分が変えた時間軸を削除するのか、デッドプールとウルヴァリンがどう絡むか、まだこのティーザー予告編でははっきりしないけど、本格的な予告編そして7月26日の公開が楽しみ。

https://theriver.jp/dpaw-jp-teaser/