三世代が同居する平田家。主婦の史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親と暮らしている。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、家に泥棒が入り、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれてしまう。「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか」と夫から嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまで溜まっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱。身体の具合の悪い幸之助の母・富子(吉行和子)に代わり、夫の周造(橋爪功)が掃除や洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するが、長くは続かない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するも、史枝が戻ってくる気配は一向になく、緊急の家族会議が始まるが……。
山田洋次監督の「家族はつらいよ」シリーズ第3作。
発端は、幸之助の奥さん史枝のへそくりが見つかったこと。妻史枝の1年365日家事を切り盛りする努力、妻のささやかな願いをないがしろにする夫幸之助の無神経な態度に、堪忍袋の尾をついに史枝は切る。
慣れない家事に、ボヤ騒ぎを起こしたり、大奥さん富子が腰痛で動けなくなったり、四苦八苦する幸之助や周造ら夫たちの奮闘が、笑える。
「妻が家事を切り盛りするおかげで、夫は外で思い切り働ける。妻の努力がどれだけ価値があるか分かっているのか?」というセリフは、奥さんの努力を当たり前のことと奥さんへ感謝を忘れがちな夫への痛烈なメッセージ。
ダメ夫を持つ女性への応援歌という感じの家族映画。


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ヤングセレブのリチャード(ケヴィン・ヤンセンス)と不倫関係にあるジェニファー(マチルダ・ルッツ)は、砂漠地帯に建つ彼の豪華な別荘を訪れる。ふたりだけの甘い休日のはずだったが、リチャードの狩猟仲間のスタン(ヴァンサン・コロンブ)とディミトリ(ギョーム・ブシェド)が現れ、不穏な空気が漂いはじめる。セクシーなジェニファーの体に、舐めるような視線を這わせるスタン。やがてその欲情は暴走し、ついにジェニファーに襲い掛かる。汚れた体を震わせ助けを求めるジェニファーだったが、男たちは口封じのために彼女を崖から突き落とすのだった。ジェニファーは崖下の木に串刺しになるが、瀕死の重傷を負いながらも死んではいなかった。そんななか、獲物の息の根を止めるため“人間狩り”をはじめる野獣と化した男たち。だが一方で、地獄の底から蘇ったジェニファーの心は復讐に燃え滾っていた……。
こうしてジェニファーVSリチャードたちの壮絶なバトルが、始まった。
欲望のままに女性を蹂躙する男に蹂躙された女性が復讐する「リベンジムービー」。
今回のリベンジムービーは、痛覚に訴える痛さが伝わるバイオレンスシーンが見所。
崖下に墜ちた女の体が木に突き刺さり、指が吹っ飛び、ガラス片が裸足に突き刺さるなどの、見ているこっちが痛がるようなバイオレンスシーンの連続。
ヒロインを蹂躙したスタンたちがハンティングを趣味にしていることもあり、負傷し血を流しながら相手の後ろに回り込み隙を突く狡猾な攻撃をしてくる。そんな狡猾な奴らに、ヒロインがどう立ち向かうかという、サバイバルバトルの駆け引きもスリリング。
残酷なだけではなく乾いた映像美の中に、テーブルに置かれた虫がたかるりんご、サイケデリックな幻覚シーンなど異様な映像をワンシーン入れるのが上手いアクセントになっている。
ヒロインを蹂躙した奴らが、不倫を清算する男、パーティーを盛り上げるためにヒロインが寄り添いセクシーなダンスをしたくらいで「俺に気があるんじゃないか?」と勘違いする男など、男性から見てもゲスで「殺れい!ぶち殺せ!」とヒロインを応援したくなる。
ヒロインを演じたマチルダ・ルッソ・ケヴィン・ヤンセンスのエロキュートなビキニ姿、リベンジする時の完全武装とお腹に焼きついたアメリカンイーグルも凛々しく、飽きられかけたリベンジムービーに新風を吹き込んだ痛快バイオレンス映画。


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『刃牙』シリーズを描き終えた作者板垣恵介が初めて語る、その生き様とは?
「俺自身が刃牙と勇次郎が結着をつけないことに辟易としていた。」 
「先生と出逢い、少林寺拳法を始めていなければ、絶対に自衛隊に入っていない。自衛隊に入っていなければ、空挺に進むことがなかった。空挺に行ってないということは漫画家にもなっていない。」 
「刃牙は俺にしか描けなかった物語。」 
「刃牙は俺の人生が反映されていると、言われる。俺が歩んできた人生は、変えることができないし、否定もできない。」 
「どうしても、勝てないんだって想いを息子が持つ、そんな父親に俺はなりたかった。」 
「『矢沢永吉激論集―成りあがり』 
一瞬にして、ハマった。」 
「強さとは「我儘を通す力」という考えが、勇次郎が生まれて10年ぐらい経ってから現れるようになった。」 
最強の格闘漫画を描いた板垣恵介の半生を檄白した自伝。
板垣恵介は、小さい子どもの頃から高校で寮生活に入るまで、兄貴に暴力を振るわれていた。パシリにされ、プロレスごっこに付き合わされ、虫の居所が悪いと半殺しの目にあった。父親は、そんな自分と兄貴の主従関係に見て見ぬふりをした。父親には、理屈抜きにかなわない圧倒的な存在であって欲しいという思いを、範馬勇次郎に込めた。
「刃牙シリーズ」の「強さとは、我が儘を通す力」という考えには、武術の先生が武術を追求していくと最終的に精神的な領域に入り人や世界との調和を修練の理由にすることへの板垣恵介が感じた違和感がある。「喧嘩だけは負けたくねぇんだよという人間が続けるのが武術なのに、その主張を武術家が抑えるのはおかしい」という違和感が、「強さとは、我が儘を通す力」という考えに到達した。
板垣恵介が、少林寺拳法を学んだのは「空手バカ一代」にはまったから。高校の少林寺拳法部の顧問・横尾栄二先生にマンツーマンで少林寺拳法を教わった板垣恵介は、高校2年の体力テストで腕立て伏せと腹筋で校内トップになった。横尾先生とは、師弟を越えて親しい関係になり、板垣恵介にとって恩師となった。少林寺拳法の柔法を使った板垣恵介の武勇伝に、道路に出て立ち塞がるおばちゃんを板垣恵介が道路の端っこに連れていって手首を極めて転がして動けなくしたというエピソードがある。
高校卒業後配送の仕事をしていた板垣恵介だが、休憩時間に拳立てをしていた時に注意され、「休憩時間に腕立て伏せして褒められる仕事は、何か?」と考え、自衛隊に入ることにした。空挺部隊に所属となった板垣恵介は、ボクシングを始めた。ライト級で板垣恵介は、最強だった。プロボクサーを目指し、自衛隊体育学校入学を控えていた板垣恵介は、血液検査でB型肝炎になっていることが分かり、ボクシングを断念した。
板垣恵介は、もう1つの夢、漫画家を目指した。妻には内職を許さず借金させ、「漫画で一家を食わせる」一心で板垣恵介はデビューを目指した。「メイキャッパー」の原稿料は、娘の幼稚園入学金になった。他人の評価が、自信に繋がった。自己信頼を失わないために漫画を続けた。
板垣恵介の作品の根源の秘密、人間力を知ることが出来る自伝。

檄!檄!
32,042円
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