知人が購入を検討している都内の中古一軒家。開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。 

知り合いの設計士の栗原さんにその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。 

間取りの謎をたどった先に見たものとは……。 

不可解な間取りの真相は!?突如消えた「元住人」は一体何者!? 

本書で全ての謎が解き明かされる! 

YouTubeで1400万回以上再生のバズ動画あの「【不動産ミステリー】変な家」にはさらなる続きがあった!! 

謎の覆面作家・雨穴のデビュー作。 











 一見すると普通の家の間取り図に見えたが、よく見たらそこかしこに違和感を感じる。 

そんな「変な家」の間取り図に隠された忌まわしい秘密を、ウェブライター雨穴とミステリーマニアの建築士の栗原さんが解き明かしていくサスペンスミステリーは、奇妙な間取り図の意図を住宅建築士ならではの奇妙な違和感を頼りに関係者から聞き取り調査していくオーソドックスな展開だけど、「変な家」の周辺で発見された「左手のない死体」や「変な家」の以前の住民の過去に起こった謎の事故や不審死など横溝正史的な土着ミステリーホラー要素を絡ませ、実際の事件を元にした実話ホラーのような語り口もあって、「変な家」の間取り図に隠された人の怨念や保身や執念が込められた真相にゾワゾワするサスペンスミステリー小説。 

「あなたには、この家の異常さが分かりましたか?」