物語の舞台は、巨万の富と政治力、そして軍事力を持つ巨大帝国“マザー・ワールド”が支配する銀河。コラ(ソフィア・ブテラ)が住む衛星“ヴェルト”は、そんなマザー・ワールドの支配を受けない平和なコロニーだったが、ある日突然、彼らからの侵略を受ける。

マザーワールドの軍隊インペリウムのアティカス・ノーブル提督(エド・スクライン)は反乱者の姉弟デヴラ・ブラッドアックス(クレオパトラ・コールマン)およびダリアン・ブラッドアックス(レイ・フィッシャー)を捜索する途中、衛星ヴェルトで食料を求める。

村長のシンドリ(コリー・ストール)は断るも、監督者のガンナー(ミキール・バースマン)は多少の余裕はあると答える。

ノーブルはシンドリを殺し、10週間後に、村が飢えるほどの量の食料を取りに戻ると宣言し、部隊を残して去る。

兵が村娘を犯そうとしたために、コラは立ち向かって兵のほとんどを殺し、インペリウムのメカニカル・ナイトであるジミー(アンソニー・ホプキンス)が裏切ってコラを助ける。

コラはインペリウムが村人を皆殺しにすると恐れ、反逆するための味方を求めてガンナーと共に村を旅立つ。 

コラはヴェルトの人々を守るためマザー・ワールドに挑むことを決意し、共に戦う有能な戦士を探し始める。

そして、タイタス将軍(ジャイモン・フンスー)や密輸業者カイ(チャーリー・ハナム)や動物と話し絆を結ぶ能力がある鍛冶屋タラク(スタズ・ネアー)やサイボーグ兵士ネメシス(ぺ・ドゥナ)、それぞれが異なる世界から来た、はみ出し者、反乱分子、農民、孤児らを集め、小さな戦士団「レベルズ」を結成。

ヴェルトに帝国の脅威が迫るなか、銀河の運命を懸けた戦いの火蓋が切られる…。 

本作は、スナイダーが黒澤明の『七人の侍』(54)からインスパイアを受け、20年以上にわたって構想を練り上げてきたスペクタクル巨編。

主人公のコラが、人々を解放するために生まれも育ちも異なる7人の戦士を探しだし、人々の“自由”と“未来”を懸けた大反乱を巻き起こす姿を迫力の映像で描いていくスペースオペラ第1章。

























ザック・スナイダーが幼い頃に映画館で見て胸ときめかせた「スターウォーズ」「七人の侍」のオマージュ満載で、ザック・スナイダーお得意のド派手なアクションシーンをモリモリに、カット割りやビジュアルをキレッキレに、勧善懲悪な世界観にスネに傷持つアウトローたちが立ち上がり悪に立ち向かう胸熱なドラマも組み合わさり、ソフィア・プテラやぺ・ドゥナのスーパーヒロインぶりも良く、子ども心に帰ってただカッコいいビジュアルとキャラクターに酔いしれるが勝ちなスペースオペラ第1章。

個人的には、沢城みゆきや立木文彦や杉田智和や神谷浩史などスター声優勢揃いの日本語吹き替え版がおススメ。

第2章の配信が、待ち遠しい。

Netflixで、独占配信中。