1990年から4年間、週刊少年ジャンプ（集英社）で連載された冨樫義博による伝説的大ヒット漫画「幽☆遊☆白書」(ジャンプ・コミックス刊)。
第1話で主人公が死亡するという衝撃的な展開で連載がスタート。
人間界、魔界、霊界という三つが交錯する壮大な世界観の中で、それぞれに強い信念をもって戦う魅力的なキャラクターたちのバトルを誰もが手に汗握り見守ってきた。
伝説の始まりから30年。世界中に多くのファンを生み出した「幽☆遊☆白書」が、北村匠海（浦飯幽助）、志尊淳（蔵馬）、本郷奏多（飛影）、上杉柊平（桑原和真）、滝藤賢一（戸愚呂兄）、稲垣吾郎（左京）、綾野剛（戸愚呂弟）ら豪華キャストを迎え、かつてないスケールで贈る世界初の実写ドラマとなって誕生。
コミックの実写化で付き纏う「原作に衣装などを寄せると、3次元化した時にファンタジーっぽい違和感が拭えない」という問題を、制作陣がこだわって選んだロケーションや役者陣の鍛え上げた体技とクオリティー高いワイヤーワークとCGの合わせ技による「るろうに剣心」を成功させた大内貴仁アクション指導による迫力満点のアクションシーンの数々、セリフまわしなどの演技でキャラクターのイメージを北村拓海や志尊淳や本郷奏多や綾野剛などのキャスト陣がリアルに落とし込む巧みな演技により力技で乗り切るというドラマ版「ワンピース」と同じメソッドで、原作コミックやアニメのファンが満足する仕上がりになっている。
特に、幽助が霊界探偵を引き受け桑原や蔵馬や飛影と仲間になり戸愚呂兄弟などの強敵と戦う中で本当の強さの意味を知るストーリーの軸をしっかりさせながら、原作コミックの名場面を抜け目なく散りばめているのでダイジェスト感を感じない脚本もしっかりしているし、ぜひ「仙水忍編」を同じ布陣でシーズン２で見たくなるアクションドラマ。
Netflixで独占配信中。
