月曜日の朝。大手広告代理店へのプレゼン資料の準備で忙しい中、吉川朱海(円井わん)が後輩2人組から「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!」と告げられる。

「このタイムループを、夢の出来事だと思って忘れないために、合図を覚えてください。鳩です……」。 

そして訪れた、新しい月曜日。

鳩が窓にぶつかる大きな音を聞き、吉川はハッとした。 

これは……先週と同じ? 

 社員の1人、また1人と、「鳩」の合図に導かれ、タイムループの中に閉じ込められているのを確信する。

 だが、脱出の鍵を握る永久部長(マキタスポーツ)は、いつまで経ってもタイムループに気づいてくれない。

 社員たちの様々な思惑が交錯する、“社員全員タイムループ”。

そしてまたやってくる、同じ月曜日……。 

絶望の月曜日を迎える彼らは、チームプレイで無事脱出できるのか。 























 大手広告代理店から受けた味噌汁タブレットの広告案のダメ出しと修正、繰り返されるタイムループから抜け出す為に、タイムループしてることを信じてもらう為に仕事が出来る人から順番に説得したり、ダメ出しされる項目をあらかじめ仕上げる為に新しいスキルをそれぞれの社員が身につけて逆に仕事が以前よりはかどったり、あらかじめ起こるアクシデントに備えて準備しておいたり、日本でタイムループものをやるとしたらこうだなぁというリアル感があって、優秀で1人で仕事している気になっている吉川が他の社員と協力して仕事していくことの大切さを学ぶようになるなど社会人の青春ものの要素もあり、マキタスポーツ演じる永久部長が一見すると呑気な上司に見えて実はというのが大人のヒューマンドラマとして面白みがあり、みんなが仕事の精度を上げていく展開や上司へのプレゼンするシーンなど笑えるし、忙しい中で仕事の箸休めで見ると響くタイムループ・サスペンスコメディ映画。