5,000年の眠りから覚めた破壊神ブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)。

かつてのカーンダックを支配していた暴虐の王アン=コックからカーンダックを救うため、シャザムたち魔術師協会は勇気あるテス・アダムの息子フルートに無敵のパワーを授ける。

だが、アン=コック王は、テス・アダムと妻を人質にフルートを殺害する。

今際の際にフルートは、自らの命を犠牲にして父テス・アダムを守り、その無敵の力を父テス・アダムに託した。息子の命と引き換えに手に入れた“呪われた力”。

テス・アダムは、破壊神となりアン=コック王を殺害し部下を根絶やしにした。

シャザムたちは、危険なテス・アダムから無敵のパワーを奪って封印した。

それから現代、カーンダックを支配しているインターギャングが狙ってる悪魔の力を秘めたサバックの王冠を封印すべく元大学教授のアドリアナ(サラ・シャヒ)は、カーンダックの遺跡に仲間たちとサバックの王冠を見つける。

だが、サバックの王冠を封印しようとした時、インターギャングに仲間たちが殺されてしまいそうになり、アドリアナはテス・アダムの封印を解く。

ブラックアダムは苦悩と悔恨に苛まれながらも、息子を奪われた復讐心から、その強大な力を使い、現代の地球で破壊の限りを尽くす。

そんな彼を人類の敵とみなして立ち向かうのは、スーパーヒーローチーム“JSA”。

果たしてブラックアダムは人類の敵なのか。

彼が現代に蘇った本当の理由とは? 

ドウェイン・ジョンソン主演でDCコミックのアンチヒーローを映画化したアクション大作。















ドウェイン・ジョンソンが、長年演じたがっていたキャラクターだけに、俊敏なスピードで移動して怪力で圧倒するブラック・アダムが、どハマりしてる。

ジャスティス・ソサエティとブラックアダムの対立と共闘、テス・アダムとアドリアナの息子アモンとの「ターミネーター2」を彷彿とさせる擬似親子的なバディ関係も、ブラックアダムのカッコいいアンチヒーローぶりを引き立たせる為のポージングオイルまたは刺身のツマでしかない。

ただブラックアダムとアモンたちのユーモラスな掛け合い、自国の都合で他国に介入するアメリカを風刺したジャスティス・ソサエティの上っ面だけの正義、大衆が求めるアンチヒーローの存在という新しいタイプのヒーローの魅力、ユニークなアメコミヒーロー映画。

続編でのスーパーマンとの絡みが、楽しみです。