~牡丹坊の戦い~。 

中国・唐の時代。国政は腐敗し、反政府組織が乱立していた。中でも朝廷をおびやかす存在であったのが、最大勢力・飛刀門。

その重要人物が牡丹坊に踊り子として潜入しているとの情報を、捕吏の劉(アンディ・ラウ)がつかむ。

踊り子の名は小妹(チャン・ツィイー)。生まれつき目の見えない娘であった。

客になりすました捕吏の金(金城武)が騒ぎを起こし、機をみて乗り込んだ劉は、小妹の非をとがめて逮捕を言いわたす。

女将(ソン・タンタン)の必死のとりなしで、小妹が上手に舞うことができれば許すことにした劉は、鼓打ちの舞を命じる。

小妹は動じることなく、絶技をつくして華麗な舞を繰り広げるが…。

その後、突如として小妹が取った行動は、誰もが目を疑うものだった! あでやかに飾りたてられた牡丹坊が、今、修羅場と化す!  


~原野の戦い~。 

金と劉が酒を酌み交わし、小妹は獄につながれている。牡丹坊での彼女の振る舞いに、彼らは小妹を捕らえるだけの理由を得たのだった。

その晩、金が牢に忍び込み小妹を救い出す。実は、小妹と共に逃走し、劉と示し合わせて飛刀門の本拠地をつきとめる策略だったのだ。

彼は随風と名乗り、飛刀門の味方であることを小妹に告げる。劉の放った朝廷からの追っ手が、二人のすぐ後ろに迫りつつあった。辿り着いた花の咲き乱れる草原で、二人は窮地に追い込まれる! 

~竹林の戦い~。

二人は、霧におおわれた竹林の中にいた。

どこまでも深い竹林を進む。次第におそろしい気配があたり一面を包み込んでくる。

突然、鷹が獲物を狙うように攻撃が開始された。手に手をとって疾駆する二人。上空から次々と襲いかかる無数の追っ手。虚空を切り裂きながら竹槍が雨あられと降り注ぎ、金と小妹は絶体絶命の危機に陥る。 








チャン・ツイイーの妖艶な魅力や遊郭での踊りながら戦う優美なソードアクションや投げナイフをブーメランのように使ったアクションや竹林でのワイヤーワークを多用した奇想天外でありながら華麗でリアルなソードバトルが満載で、アンディ・ラウ、金城武、チャン・ツイイーの三者三様の愛と切ない三角関係の駆け引きとラブストーリーが楽しめる1作となっています。

「なぜ戻ったの?」「戻るさ。君のためなら」