1995年、ロサンゼルス。空からブロックバスター・ビデオに降ってきた謎の女性、ヴァース(ブリー・ラーソン)は驚異的なチカラを持ち、身に覚えのない記憶のフラッシュバックに悩まされていた。その過去に隠された「エネルギー・コア」の秘密を狙い、自在に姿を変える正体不明の敵スラクル人が彼女を狙う。
ヴァースは、後に最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”を結成することとなる若き日のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とともに自分の過去を探り、自らの記憶に秘められた秘密をめぐる戦いに立ち向かう。
彼女の記憶に隠された秘密が明らかになるとき、衝撃の真実が現れる……。
「アベンジャーズ」を結成するきっかけであり、「アベンジャーズ・エンドゲーム」の鍵を握るキャプテン・マーベルのオリジンを描く映画。















クリー人とスラクル人の戦争を終わらせるライトスピード・エンジンの原動力エネルギー・コアの秘密とヴァースの過去の関係、そして過去の記憶を失くしたヴァースが若きニック・フューリーと自分の過去を探りながら、ヴァースが本当の自分「キャプテン・マーベル」に目覚めていく展開は、姿を変えられるスラクル人やヴァースの過去を知りながら隠しているクリー人がヴァースの前に立ちはだかるだけにマーベルコミックの映画の中では「キャプテン・アメリカ・ウィンターソルジャー」と並ぶサスペンス風味な展開でスリリングだし、今までクリー人の嘘などに縛られジェンダーの壁の前で真の力を出せず何度も挫折してきたヴァースが本当の自分「キャロル・ダンヴァース」に目覚め真の力を発揮するクライマックスは「ワンダーウーマン」のダイアナがノーマンズ・ランド突破するシーンと同じように男女問わず心熱くさせるし、どんな時もユーモラスでタフなヴァースことキャロル・ダンヴァースの頼りになる同僚や同級生のような魅力、ヴァースと空軍時代の親友マリア・ランボーの女同士の友情、ヴァースと若きニック・フューリーとの友情を絡めて描かれていて、男女問わず楽しめるアメコミ映画。
ニック・フューリーが片目になった理由、「アベンジャーズ」の由来、インフニティ・ストーンとニック・フューリーの最初の関わりが分かる点でも必見。
「私はキャロル・ダンヴァース」


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