いま、日本映画はアクション監督が作っている!

『るろうに剣心』『HiGH&LOW』『アイアムアヒーロー』…… 
日本のヒット作を支え、観客を興奮させる 
アクション監督・スタントマンたちの仕事とは? 
アクション映画の最前線を知れば、いまの日本映画がわかる!

「るろうに剣心」シリーズ(12年~) 
谷垣健治 
「アクション映画というものは、進化し続けなくちゃいけないんですよ」 

「仮面ライダー」「ウルトラマン」シリーズ 
坂本浩一 
「基本、僕の原点はカンフー映画とモデルガン、そしてアニメなんです」 

「GANTZ」シリーズ(11年~) 
下村勇二 
「編集まで立ち会って、責任をもってアクションシーンを作るのが、 
アクション監督だと思っているんです」 

「HiGH&LOW」シリーズ(15年~) 
大内貴仁 
「アクションは、現場のエネルギーで撮りたいんです」 

日本アクション 今、この俳優を観ろ!
佐藤健/綾野剛/福士蒼汰/松山ケンイチ/岡田准一/
LDH/土屋太鳳/窪田正孝/清野菜名/二宮和也&松本潤/ 
さらに注目の日本のアクション俳優!

スタントウーマン・日野由佳 

スタントマン座談会 関田安明×雲雀大輔×高嶋宏一郎×渡辺諒 

コラム 日本アクション新時代に影響を与えた人々 
倉田保昭/ジャッキー・チェン/ドニー・イェン/ 
現代日本のアクションチームの流れとユニオンの形成 
アクション監督とは/本書に登場するアクション用語集
谷垣健治が、「カムイ外伝」でやろうとしたアクションは、突き蹴りをやる距離感で刀のアクションをやること。
「るろうに剣心」では、突き蹴りをやる近距離で刀のアクションをやるところから発展させ、鍔ぜり合いでの崩しなど体術を組み合わせたアクションにバージョンアップした。
格闘アクションのトレンドがガチ当てを求められているので、「るろうに剣心」では「GANZ」で使われたラバー刀を使ってガチ当てのリアル感を出した。
ビデオコンテを作る目的は、役者にはどういったレベルのどういったアクションを求めているか、監督にはどういうカメラワークやアクションの流れかを理解してもらうため。
二宮和也はアクションの流れを一度見ただけで覚えたり、松本潤は納得いくまでアクションを作り込んだり、ジャニーズ系のアクションの覚えの速さやストイックさは、アクション監督から定評があるなどなど、佐藤健や土屋太鳳や武田梨奈や清野菜名や岡田准一や綾野剛など邦画のアクションのレベルを引き上げる俳優陣の紹介。
下村勇二などアクション監督がスタントマンに求めるのは、アクション監督と一緒にアクションのアイデアや構成を考えてくれること、現場のスタッフワークが出来ること、芝居が出来ること。
下村勇二が、ドニー・イェンの下で働いた時のエピソード、女性スタントマン日野由佳が語る女性スタントマンに求められるアクション、日本のアクション映画を支える俳優の解説、日本のアクション映画を製作する時のプロデューサーの無理解にも踏み込んでいて、日本のアクション映画の裏側を知ることが出来るアクション映画好きには必読の映画本。
追加記述。
土屋太鳳は、「るろうに剣心」と平行してNetflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」でフリークライマーのウサギを演じフリークライムをベースにしたアクションを披露。
山本千尋は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で女アサシン・トウ役で華麗なソードアクションを披露。
清野菜名は、「キングダム2」で羌カイ役でスタントコーディネーターの坂口芙琴と考案した「巫舞」アクションを披露。
邦画で盛り上がる女性アクションの決定打となった映画「ベイビーわるきゅーれ」では、「キングダム」で長澤まさみのスタントを手掛けた伊澤彩織がさらに激しい近接格闘とガンアクションを披露し、「ジョン・ウィック4」でリナ・サワヤマのスタントを手掛けた。
最近ではスタントコーディネーターも手掛ける岡田准一は、「ファブル」「ファブル2」での近接格闘ガンアクションを披露した。


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