ついに国会でも本格的な追及がはじまった、元TBS記者で安倍政権の御用ジャーナリスト・山口敬之氏のレイプもみ消し疑惑問題。だが、そんななかで、本日こんなニュースが飛び込んできた。

 なんと、山口氏の“スポンサー”と言われる人物が詐欺容疑で逮捕されたのだ。

そして、この齊藤社長こそ、山口氏と親密な関係が取り沙汰されてきた人物なのだ。

 その関係について報じたのは、伊藤詩織さんへのレイプ疑惑を最初に報じた「週刊新潮」(新潮社)。同誌は、山口氏が生活の拠点としてきた永田町のザ・キャピトルホテル東急にある賃貸フロアの一室がこの齊藤社長から提供されているものだという疑惑を報道。その部屋は〈月額賃料にして68万〜240万円で平均130万円〉というのだから、もしこれがほんとうならば事実上、山口氏の「スポンサー」と言えるが、同誌では永田町関係者が山口氏と齊藤社長の関係について、このように述べている。

「山口さんはTBSにいるころから齊藤社長と知り合いで、去年5月に会社を辞める時に顧問のようなポジションを用意されたと聞いています」

 しかも、齊藤社長が講師として招かれたセミナーにも山口氏は参加。その席で「齊藤さんの技術は日本と世界を根本的に変えてしまう。彼が提唱するヴィジョンを皆が理解しなければならない。その発信などを手伝っているんです」などと語っていたのだという。

 つまり、今回の逮捕劇は、山口氏にとってはスポンサーの逮捕と同時に、自身が深くかかわる会社が詐欺を働いていたということになる。

 だが、ここで気になるのは、ペジー社が助成金を騙し取ったとされるNEDOが、経産省の所管であるということだ。

 経産省といえば、いまもっとも安倍官邸の息がかかっている省庁。官邸を牛耳る「影の総理」と呼ばれる今井尚哉・総理首席秘書官をはじめ官邸幹部には経産省出身が多数おり、一方の経産省も安倍首相の言いなりとなる忠犬的な官僚が幹部となっている。ようするに、官邸がいちばん強い影響力を行使できる省庁なのだ。
 
 そんなところからか、報道関係者の間では、今回の詐欺の発端になった経産省所管の国立研究開発法人からペジー社への巨額助成金にも、官邸の関与があったのではないか、という疑惑を指摘する声が上がり始めている。

 さらにもうひとつ不可解なのは、ペジー社の齊藤社長がなぜ、スパコンが専門でもなんでもない政治ジャーナリストの山口氏にここまで肩入れしていたのか、ということだ。山口氏が安倍官邸にもっとも深く食い込んでいる記者、ということと関係があるのか。

 いずれにしても、この事件にはまだまだ奥がありそうだ。今後の捜査の進展を見守りたい。

助成金詐欺で逮捕のスパコン業者は安倍首相御用記者山口敬之のスポンサーだった(リテラ)

助成金詐欺のスパコンベンチャー企業社長の黒い人脈と特捜総長の評判(日刊ゲンダイ)

 ついに、国会の法務委員会で柚木議員による伊藤詩織さんの準強姦被害事件もみ消し問題の追及が始まり、警察庁の審議官が正式に中村格元警察庁本部長が山口氏の逮捕中止命令を出したことを認めた。

また柚木議員の「逮捕状が出されたのに直前で逮捕中止になるのはどういう場合か?」という質問に対し、警察庁の審議官は「警察庁が組織的に逮捕すべきではないと判断した場合に逮捕状の執行停止はあり得る」と回答した。

12月5日から伊藤詩織さんが山口氏に準強姦被害の損害賠償を訴えた民事裁判が始まったが、山口氏側は本人も弁護士も出頭せず主張が記された書類が出されただけ。当の山口氏は、お友達のネット番組に出演して言いたい放題しているが、そんなに自身の潔白に確証があるのなら裁判に出て主張すれば良いのに、安倍友は内弁慶で卑怯者が多い。

そんな山口氏のスポンサーでスーパーコンピューターの開発を行うベンチャー企業ぺジーコンピューティングの社長齊藤元章氏が、2014年2月に経済産業省が所管する国立研究開発法人新エネルギー産業技術開発総合開発機構から技術開発を支援する助成金4億円を騙し盗った容疑で逮捕された。

この齊藤氏と山口氏は深い関係にあり、週刊新潮で山口氏が生活の拠点であるザ・キャピタルホテル東急の齊藤氏が借りている一室を提供されている疑惑を報道された。

山口氏は、齊藤氏とはTBSにいる時から親しくしており、TBSを退職する際に齊藤氏からぺジー社の顧問を用意された。山口氏は、齊藤氏のセミナーに講師として参加して、ぺジー社の技術の先駆的な面をアピールしていた。

ぺジー社が騙し盗ったとされる助成金を出した国立研究開発法人新エネルギー産業技術開発機構は、経済産業省の所管である。経済産業省は、安倍首相子飼いの官僚がたくさんおり、官邸を牛耳る影の総理と呼ばれる今井総理主席秘書官など官邸には経済産業省出身者がたくさんおり、安倍首相が大きな力を行使出来る省庁である。

そして山口氏は、齊藤氏と安倍首相両方とも深い関係にある。

 今回の捜査を指揮する森本特捜部長は9月の就任会見で「水面下に隠れた事件を手がけていきたい」と意気込みを口にしていた。岐阜県出身で名古屋大卒。東京地検特捜部副部長や法務省刑事局総務課長などを歴任し、内閣官房副長官秘書官として出向した経験もある。東京地検特捜部勤務はこれで5回目だ。
「村上ファンド事件で村上世彰氏の取り調べを担当し、福島県知事汚職事件では佐藤栄佐久知事(当時)の“裏仕事”を担っていた実弟に〈知事は日本にとってよろしくない、抹殺する〉と凄んだ剛腕です。副部長時代は医療法人の徳洲会グループの公職選挙法違反事件を手がけ、猪瀬直樹都知事(当時)を辞職に追い込んだ。法務官僚として重要ポストを歴任して特捜と法務行政を知る上、権力を忖度せず、上層部と戦ってきたことから現場派の信任も厚い。バッジを取らなければ特捜部の復権はあり得ないと考えるイケイケです。最近まで現職閣僚が捜査対象になっていた事案もあります」(司法担当記者)今回は伊藤詩織さんの準強姦被害事件もみ消し問題のような権力に忖度しない容赦のない捜査で、ぺジー社の助成金の取得の裏に山口氏がどのように関わったかなどが容赦なく暴かれるだろう。

もう1つのブラックボックスが表れた感じだが、これからの報道や捜査に注目したい。



 



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