空想と現実の狭間で思うことについて
ウィスキーを飲みながらずっと空想について考えている。
何の意味もなさない空想について考えている。
10畳近くある部屋の全ての蛍光灯を消して、間接照明だけにして、
僕が最も落ち着く空間の状態にして、何杯も飲んでいる。
彼女以外の誰とも話したくないし、同じ時間を共有したくもない。
何人かの誘いを断り、煙草を何本か吸いながら彼女との空想の世界について考えた。
彼女が僕に振り返ってくれたら今頃・・・、11月18日に婚姻届を出さなければ今頃・・・、と
無意味な、たら・ればを頭を巡らせた。
残ったものは、悲みしと、彼女を強く想う気持ちだけだ。
他には何も残らない。残ってない。
*
彼女を抱きしめたい。
強く抱きしめたい。
頭の中にある悲しみとか、いろんなうつろなことを消し去るくらい彼女を強く抱きしめたい。
彼女が明日、男の実家に行けないくらい強く抱きしめたい。
彼女が明後日、結婚式の打ち合わせに行けないくらい強く抱きしめたい。
* * *
わがまま過ぎるなんて言わないでくれ。
受け止めてくれ。
0.1%受け止めてくれ。
頭の片隅に0.1%だけでいい、置いていてくれ。
そうすれば、2人は、2人の周りは、世界はもっと素晴らしくなるから。