結論と絶望について | 彼女が結婚したとしても

結論と絶望について

「彼氏とあなたをどちらか選べって言われたら、私は彼氏を選ぶよ」
そう言うと思ってたよ、と僕は言った。

地球の端っこから宇宙空間に放り出されたような気分だった。
ポップに言うと、”お先真っ暗”。
シンプルに言うと、”へこんだ”。
本音を言うと、”ついに言われた”。

彼女はそういうタイプの人間だから仕方ないってわかってた。
僕は、彼女にとってそういう存在であることも自分自身でわかってた。
ただ、”わかっていた”=へこまない というわけでもない。
試合中に勝ち目がないとわかっていても、試合が終わって敗北が確定すれば
悔しいのと同じだ。

僕は、可能性で今の恋愛をしている。
しかもそれは圧倒的に低い可能性の中での恋愛だ。
その可能性を大きくするための最大限のことをするしかないなんだろうな、
と帰りの電車で考えた。

家について、マッカランをロックで飲みながら彼女について考えた。
彼女と家で2人でいる時間と空間について考えた。
彼女と2人でドライブに行くことについて考えた。
なぜ彼女といるとあれほど安らぐのかについて考えた。
そして、彼女は婚約していてもうすぐ結婚することについて考えた。

希望が絶たれる、と書いて”絶望”と言うんだなと考えた。

そして、10日の旅行について考えながら、ほんのわずかな可能性に期待しながら
この意味のない文章を書いている。