今作もザ・クロマニヨンズらしい独自路線が貫かれてるロックンロールであり、ブルースでもあり、歌謡的な雰囲気もより感じたり、あと、THE HIGH-LOWS時代の「21世紀音頭」にも通じる和の要素をふんだんに感じる、ズバリ「盆踊り」が印象的(コミカルな曲調で、歌詞の"もう死んでるよ"に思わず笑ってしまいそうにもなるが、実は幻想的な曲)だったり、それも「嗚呼! もう夏は!」という曲からの流れに、やはり"夏"だな!なんて思ったり(いつまでも、少年だったあの甘酸っぱい夏を胸に抱き続けることもロックンロールではないか、と僕はヒロト&マーシーから勝手にそう感じている)、お得意のダジャレ的にも引っ掛けたワードからの「ルンダナベイビー」とか「ワンゴー」だったりもあり、そして、なんかそんな子、似たような感じの体験あったなぁなんて思わされる「足のはやい無口な女子」なんて一風変わったタイトルの曲があったりと、とにかく1曲目の「デカしていこう」の入りから、(オッ!これは?!また今までの感じとも少し違うような渋さも感じるが、しかしこれぞクロマニヨンズだ!)なんてように思う全12曲39分のザ・クロマニヨンズのロックンロールワールドを存分に味わえる1枚ではないかと思います!
アルバム名の『ラッキー&ヘブン』、そして「ハッセンハッピャク」という曲のタイトルなどは果たしてどこから付けられたのか?!何か意味するものがあるのか??なんてあたりは不明も不明ですが、(ん?意味なんてないんだよ、なんとなく)とおそらく答えはることでしょう、あのお2人は。
そう、フィーリング、"考えるな感じろ"ってことですね、ロックンロールは!!
なので、どん底でもラッキーだし、ヘブンです、僕は!
なぜなら、先週はハイスタ、そして今週はクロマニヨンズの新たなロックに触れられるなんて、それだけでもう LUCKY & HEAVEN ってもんです、人生。