「高原からなんとか帰還!」の巻 | ブログ 走攻 (SoCo blog)

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ラジオDJ・TV音楽番組司会・イベントMC・ゲレンデDJ etc...をしている SoCo(ソーコー)と申します!

主に、音楽に纏わる事を綴るつもりです。
何を食べただ、景色が・・・とかなblogではありません。
(とかいって”お花がキレイ~!”とかUPしてたらゴメンナサイ)

2017.6.14~15 @

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少し前のことになりますが、姫路の奥あたりから大阪まで、バイクで深夜になんとか帰って来れた!というアクシデントがありました。

 
事の発端は、ここ何年か、年に数回友人と日帰りツーリングに出掛けていまして、それまで僕はどちらかといえば、テントで数泊するような遠出旅のツーリングに毎年出ていたんですが、その親友は関西近郊の名所や美味しいお店にも詳しく、日帰りで、気候の良い時分にふらっとバイクで出かけて美味いもの食べたりして楽しんでたりしまして、先日そんな友人に導かれ訪れたのが、高原でした。
 
友人曰く、関西には三大高原なるものがある、とのことで、そのうちの1つ、奈良の曽爾高原に行こうということになりました。
 
恥ずかしながら僕は、それまで曽爾高原などまったく聞いたこともなかったんですが、初めて見たその高原の風景にテンション上がりました! 
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ただ、完全なる自然だったらもっと良かったんですが、山焼きして、という人の手が入っての美しさということで、ちょっとまぁそこは個人的に物足りなさもあったりするんですが、逆に手付かずの自然なんて、ま、そうはお目にかかれない代物ですかね。
 
 
さて、少しばかり長くなりましたが、ここからが本題の高原からなんとか帰還の話なんですが、実はそれはまた別の高原の話でして。
 
何気なくテレビを見ていたとある夜、友人から教えてもらった関西三大高原のうちの1つ兵庫県の砥峰(峰山)高原から見る星空の美しさを紹介していまして、そして、その高原ではなにやらUFOも結構目撃談があるとかで、実は兼ねてから星空、宇宙に大変興味があるわたくしとしましては、大変興味深く、三大高原の2つめとして物凄く行ってみたくなりました。
 
翌日の天気予報は快晴、予定も空いている、よし、では早速テントを持って星空観察に出かけてみよう!と思い立ったが吉日スタイルで次の日の昼過ぎにバイクで出発し一路砥峰高原へ!
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夏至近くということもあり日が長く、まだまだお日さんの高いうちに到着でき、ロケ地としても有名な砥峰高原の景観を堪能し、
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TVでは隣り合わせになっている峰山高原の方を紹介していたのでそちらにも行ってみるも、
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この山道を夜、真っ暗な中走るのはちょっと不安だなというのと、砥峰高原の方が自然交流館という建物が建っていて、建物前にはテーブルとイスもあって観測待ちもしやすそうだなと思い、こちらで観測することを決め、夕方5時、暗くなるまではまだ2時間ぐらいはかかるだろうなということで、近くの温泉に行こうと思い、いったん山を下りました。
 
19時過ぎ再び高原に戻るもまだまわりは明るく、結果、小1時間ぐらい暗くなるのを待つことに。
 
次第にだだっ広い高原に夜のとばりがおりはじめ、1番星が輝き出し、そして徐々に暗闇が高原全体を覆っていき、1つまた1つと星が瞬きだす・・・と同時に不安さも頭をもたげだし始めました。
(このままこの高原で真っ暗な中、建物があるとはいえ、中までは入れず、ほぼ野ざらし状態で動物的(マムシに注意の看板あり)な恐怖も抱えながら1人で星空観察をできるだろうか。そして、もし万が一そこに未確認飛行物体が出現した場合、果たしてその驚き、いや、それはおそらく恐怖心となり・・・)
 
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(星空撮るもまったく写らず)

など不安にさいなまれてゆき、都会の街灯がある夜なんぞに慣れ切ってしまっていることもあり、結果、漆黒の闇まで待ちきれず(恐怖心に打ち勝てず)、降ってきそうなほどの満天の星空を見るまではいかなかったのですが、流れ星を1つ見れたこともあり、まぁよしとして引き上げることにしました。
(1つ思ったことは、星空観察にはバイクは適さない、車の車内で待機できるのがいいなと思いました。あとさらに言うならば誰かと一緒ならなお良しかな、とも。)
 
さて、この後どうするか、当初の予定通り近くの道の駅でテント泊しようか、それとも早めに切り上げたのでいっそこのまま帰ろうか・・・。
 
思えばこの判断が結果的に誤ることになるのですが、道の駅近くでも十分綺麗に星空が見えるかもしれない、などという淡い期待と走り疲れていたこともあり泊まることを選択し、高原からしばらく未舗装部分もある真っ暗な林道をゆっくり走り下ってきたところあたりで何やらバイクの挙動に異変を感じ、おいおいちょっとこんなところでまさか勘弁してくれよぉと祈るようにして確かめてみると、どうやら前のタイヤが若干柔らかくなってるように感じるも、ただ、今までの経験上パンクまではいってないという気がして、ちょっと山道の振動などで空気が抜けてしまったのかなと思い、とにかく道の駅まで5kmぐらいだったし走ることにしました。(家に帰る選択をしていれば、夜走りだが舗装された道だった。)
 
道の駅まで少しぐらつきながらも走って来れて、さてどうしたものか、疲れてもいたので、少し寝てから帰るか、ただ、起きた時に全て空気が抜けきっていたら、それはそれでまいったことになるな、と。
 
時刻はまだ22時台。よし、ここはなんとか踏ん張って帰れたら帰ろう、まずは空気が抜けただけなのかどうか、ガソリンスタンドを目指し、空気を入れてみよう、そう思い、再び走り出しました。
 
そして、空気を入れてみたところパンパンに入り、カチコチになってくれたので、お!これはやはり空気が抜けていただけかと安堵し、よし、もう頑張って夜走りで帰ろうと走っていると、また2~30分したところでぐらつきだし触ってみるとまたもや空気が抜けていて、再びスタンドを目指し空気を補充して走る、というのを30分間隔ぐらいで繰り返し、幸いなことに国道2号線だったこともあって、深夜も営業しているガソリンスタンドが多かったので、空気を補充しながら、そして、気休め?かもですが、なるだけ前輪への負担を減らすべく後ろに体重をかける、後ろ荷重なライディングスタイルを心掛け、およそ100kmちょっと3時間近くをどうにかこうにかして帰ってこれたのでありました。
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(真っ白に浮かび上がる姫路城)
 
後日バイク屋に持っていき見てもらうと、はじめ「これパンクしてないんじゃないか?」とバイク屋の店主も言っていたんですが、よく調べると、チューブに薄~い切れ目が入っていて、そこからゆっくりじわじわと空気が抜けていたということでした。
 
今まで10年ほどカブに乗っていますが、前輪のパンクの経験はなく、劣化によるものか、林道での衝撃からかは定かではありませんが、亀裂が入るも、とても浅めの傷だったということ、そして後輪であったらちょっと乗って帰って来るのは困難だったかもしれないな、と。
さらに非常に大きな国道1本でほぼ帰ってこれた、という不幸中の幸いなことが重なった結果、無事に帰ってこれたように思います。
 
あと、やはりなんといってもカブのタフさにつきますが!
また相棒の世話になりました。
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非常に長い文章、自分の記録用にもと思い書き記したのですが、最後まで読んで頂けた方、本当に感謝であります!ありがとうございます。