ブラジルという国の当時の実情、いや、今も根深く残っているのか、オリンピックが決まってから時折見るニュースに出てくるブラジルにはきっと残っていそうなそんな気配がある。
が、そんな貧困、スラムからサッカー界で王様とまで呼ばれるまでになった実在の、生きる伝説的人物、そう、それがペレ。
そのペレもあだ名、それも始めは小馬鹿にされた意味合いだったとは知らなかったし、とにかく王様と呼ばれるまでにこんな苦悩があったのか、そして、ブラジルという国の個人技、ジンガと呼ばれるサッカーのプレースタイルは、奴隷だった黒人か身につけた格闘のカポエイラからきている、そんな歴史があったのかと、改めてブラジルという国を、そしてサッカーという世界で人気のあるスポーツを、ペレという人物を通して、より知れる、そんな映画ではないかと思います。
そして、17歳のペレの活躍に胸躍り、痛快さを覚えます!
そういえば、2002年のW杯表彰式で、優勝したブラジルの選手たちを1人ずつ我が子のように抱きしめていたペレの姿を思い出しました。
それは、こんな経緯があったからこそ、より、だったんだろうなぁ、なんてことを思いもした、そんな映画です。
7/8(金)全国ロードショー