1番後ろからはとても小柄(148㎝)な彼女の姿はほとんど見えず、ニットキャップを被り、出していたおでこが時々見えるぐらい、時折MCの時に用意されていた台の上に乗ってその姿が確認できる、後ろからはそんな状況のLIVEだったんですが、だからなおかもしれませんが、見えない分よりその歌声が心に響く、というか、あの小さな体のどこからあれだけパワフルな歌声が出るのだろうかと思わされ、そして妙に生々しくリアルに感じました。
1曲毎に曲について、生まれた背景や思いなどを話し、そしてまた歌う、そこに彼女の音楽への真摯でひたむきな向き合い方、情熱、そして生き方というものがより伝わってきて、「使命」という曲が個人的に音源でもめちゃくちゃ突き刺さってたんですが、LIVEで聞いたらより迫力倍増で圧倒されました。
MCも飾らない自然体な感じで、人柄がとてもよく表れていて、朗らかな気持ちになったかも思えば、またひとたび歌えば胸を締め付けられたりもする歌の世界に引き込まれる、というこれがNakamuraEmiだというLIVEを堪能させてもらいました。
ただ、冒頭にも書いたように、その姿がほとんど見えなかったのが多少残念ではあったんですが、それもおそらく、そう遠くないうちに、みんなから見えるホールなど大きな会場で見れることになっていくであろう、そんな可能性も感じたLIVEでもありました。